2001年のゴールデンウィークの旅ログです。
(2001.5.3~2001.5.7)
1日目は名古屋から鹿児島まで新幹線で移動。あ~、しんど・・
2日目は鹿児島発フェリーで屋久島へ。
鹿児島から屋久島まで、フェリーで4時間弱。
風が強くて少し寒い船の上。
屋久島到着後、港の前のちょっとした公園でお昼ごはん。公園のすぐ前にスーパーがあります。せっかく島に来たので、お刺身を買いました。飛魚や鰹がたくさん並んでいたのが印象的。
その日停まったのは、港からバスで40分くらいのところ、コテージ風ホテル「のりのりの森の小さな美術館ホテル」。
あるミュージシャンの恋人をたたえて作られたホテルで、ホテルの従業員もそのミュージシャンのファンで素人ばかり。コテージが13戸あり、1日13組しか泊れません。
ホテルの敷地内にアヒルもウサギもネコも犬も、馬も牛もいます。
手作りのプールやジャグジーもありました。
禁煙・禁酒、テレビもなしで、ちょっと変わったホテルでした。
3日目 いざ、たびのターゲット、縄文杉へ。
朝、4時起き、4時半出発。
荒川登山口までは車で、そこからは、どんなお偉いさんだって歩く。
やっと空も明るくなってきたけれど、外は寒い。
長袖のフード付きトレーナーの上に春秋用の上着を羽織っていても、体がぶるぶる震える。
余りにも寒いので、フードをかぶって、その上にウールの帽子も被って歩いていた。
(写真、モザイクかけたら、めっちゃ怖いんですけど・・・)
昔、通っていたというトロッコ列車の線路に沿って歩く。
やがて線路も途切れ、3時間ほど歩いたところで、ウィルソン株に出会う。
大正3年にアーネスト・ウィルソン氏が見つけたもので、1586年に切り倒されたと言われる。 今から400年以上も前の人々が、トロッコもないのにどうやって大木を運んだのか。
切り株の中は神棚があり、自然の水が流れている。
縄文杉まであと1時間。
バス停から歩いて4時間、縄文杉前に到着!!
でも、世界最古の杉と言われるその姿になぜか感動はない。
彼は周りを丁重に囲まれ、なんとか立っているように見えた。
痛ましく、もうそっとしておきたい気がする。
何より感激したのは、軟弱ものの自分が、4時間も歩けたことかな。
帰り道は意気揚揚。重力に任せて階段を駆け下りて行く。
歩いたり走ったり、途中でお尻に白い斑のある小鹿や大きな緑色の蛇(アオダイショウ??)や真っ黒の虻に出くわしたり、最後は汗を掻きながら荒川登山口にたどり着いた時は、うれしや、というより、なんだかほっとした。
4日目の朝は、ホテルをチェックアウト。
ホテルのスタッフから、このG.Wに天候に恵まれるなんて、幸運ですね、いつもはこの時期、大雨ですから、と言われた。ここに来てから、ずっと晴天だ。
貸し自転車屋さんで自転車を借りたが、自転車で走るには屋久島は少し広い。
自転車でレンタカー屋に行き、車を借りた。店の人は、見所まで教えてくれた。
屋久島では、すべてが活き活きして見えた。ガジュマルが力強く根を張り枝を張っていた。 途中、海がきれいに見えるところで車を止めた。
海はクリアだが控えめなライトブルー。そっと足先を入れて見ると、まだ水は冷たかった。
後からやってきた大学生達がトランクスで泳いでいた。
生まれて初めて8時間も山を歩いて、体中がぎしぎし言いました。
でも、縄文杉の姿や屋久島の力強いガジュマルの姿、きらめく海浜・・・すべてが脳裏に焼き付いて離れません。