旨いメシには理由がある
で、作者は九州大学大学院の都甲 潔教授。
スシの話に始まって、いきなり刺身が一番おいしい時期の話へ。
そりゃあ、よくテレビで言っているように、さばいてから数時間後の方が・・・と頭の中で答えを思い巡らすも、そういえば、先日読んだ「三重の食文化」の本では、志摩の漁師はカツオは釣ってすぐさばいて喰うのが一番!と言っているしなあ・・・と実はよく分かっていなかったことに気づかされる。
そして、ダシの話。
干しシイタケからうま味成分の抽出に成功したある博士が、グアニル酸ナトリウムをなめてみて、その後昆布に含まれるグルタミン酸ナトリウムを舐め、ちょっと強いうま味を感じ、その後、グアニル酸ナトリウムを舐めたら激しく旨いと感じたというエピソードがある。
最近、日曜エセ・ビーガン(日曜大工っぽく)になって、出汁も鰹節は使わず昆布かシイタケしか使っていなかったワテクシは、昆布と鰹節で出汁をとるその意味を改めて思い出した。
こういう話を科学的に、かつおもしろ・分かりやすく解説されているところが素敵な本です。
さて、この本では「プリンに醤油をかけるとウニの味!」とか、「胡瓜に蜂蜜でメロン味!」という似た味をつくる組み合わせにも少し触れられています。
次の組み合わせはどんな味になるでしょう??
・焼き栗+醤油=?
・ヨーグルト+マヨネーズ=?
・バニラアイス+卵焼き=?
・梅干+牛乳=?
・納豆+チョコレート=?
・リンゴ+牛乳=??
答えにびっくり。でも、うまく使えば、奥さん、安上がりに高級品の味と香りを楽しめますよ~!?
by sitejm | 2009-03-06 16:26 | 読書も好きです(いろいろ)