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テレビの中の不幸

 幸福な人々は読書好きで、社会的な活動に参加している。

テレビの中の不幸_d0051212_1693123.jpg このほど、アメリカの科学者らがこのような研究結果を発表した。
 彼らはまた、不幸な人ほどテレビを好く見る傾向がある、と述べている。

 メリーランド大のジョン・ロビンソン教授によれば、テレビから発信される情報を観ることは、受動的な楽しみに過ぎず、一時的な快楽であることを忘れさせる。
 読書や人とのコミュニケーションと異なり、テレビを見ても、人としての長期的な満足感を得ることはできないのだという、
 
 こうした研究結果を得るにあたり、研究者らは3万人のアメリカ人を対象に、30年間に渡って、社会的な行動に関するアンケート結果を分析した。

 その結果、余り幸せでない人々は、幸せな人々と比較すると、20%以上も多くの割合でテレビ観賞をしていることが分かった。一方、幸せな人々は、社会的な活動に比較的関心が高く、また、新聞をよく読んでいることが分かった。

 テレビは時間を潰すのに最も安易な方法だと考えられている。
 服を着なくてもよいし、予測する必要もないし、外出しなくてもよければ、お金も使わないからである。
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 研究者らは、テレビへの依存度とドラッグの影響とを比較している。
 どちらに依存しても、短期間の快楽を得られ、悔恨や哀しみを忘れて、すぐにリラックスできるのである。

 社会学者らは、多くの人が失業し、外出をあまりしなくなると、翌週にはテレビを観る人が増加すると予測する。

 科学者たちは、テレビの前で過ごしている人々に対し、問題を真剣に見つめ、解決するよう、忠告している。

 この研究結果は、Social Indicators Research誌で発表される。(Radio-CANADAより)

>>どきっっっ!ワテクシも最近、テレビを見ることが多くなりました。確かにお馬鹿なことばっかりで、真面目に考える必要がない上に、真面目な番組でも、本当は観る人が考えるべきことを全部、勝手に結論まで誘導してくれるもの。

by sitejm | 2008-11-22 15:55 | エコロジー