ワグナーとジミヘン

 クラッシック音楽愛好家とヘビメタファンに類似性はあるのか?
 二つの音楽は全く異質なものなので、類似性などあるわけがない。
 
 しかし、英国で行われたある研究結果は、この考え方に矛盾しているようだ。

 研究者は、クラシック狂とヘビメタ信者の間には、類似性が多々あるのだと指摘している。

 エイドリアン・ノース教授(エリオット・ワットエジンバラ大学心理学部)の研究によると、クラシック愛好家と同じように、ヘビメタファンたちは概して創造的であり、また、ゆったりした心の持ち主だという。
d0051212_21562941.jpg 彼らはクラッシック愛好家とも「壮大な愛」を共有しているため、クラシック音楽を評価したりすることもある。
(←ドイツの誇る音楽家リヒャエル・ワグナー)  

「ある程度は年齢にもよるが、彼らは基本的には同種の人間だ。(中略)ヘビメタファンの多くは、ワグナーも愛している。なぜなら、彼の音楽は壮大で声高であり、かつゴージャスだからである」とノース教授は説明している。

 この調査によって、もう一つ、固定観念が覆されている。

 ヘビメタファンは、外観や服装の醸し出す雰囲気に反して、穏やかな性質であることが多いのだという。

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「一般に、ヘビメタファンは抑圧され、破滅的であるため、社会にとっても彼らに自身にとっても非常に危険な存在であるという固定観念が常にあった。しかし、彼らは非常に優雅な人々なのだ」と、ノース教授は記している。
(→ジミー・ヘンドリクスの銅像)

 しかしながら、調査結果によると、見識あるクラシック音楽ファンとヘビメタファンの違うところは、ヘビメタファンらが余り勤勉ではないために、信頼を失っている点なのだという。
 
 エイドリアン・ノース教授の研究によって、音楽に関する嗜好と性質の間には何らかのつながりがあることが分かった。

 たとえば、愛国心は、社交的なラップとして表現され、革新的な精神はジャズとして表現され、強い自己愛によって活気付けられることが分かる。
 
d0051212_229540.jpg「我々は音楽の嗜好とパーソナリティの間に何らかのつながりがあることを把握している。このような詳細な調査が行われたのは、我々の研究がはじめてである。これまで誰もここまで詳しい調査は行っていない」とエイドリアン・ノースは述べている。
(←ソウルの神様マーヴィン・ゲイ)

 この調査は、世界各国の36,000人以上の人に対してアンケート方式で行われ、3年間の歳月を要した。
 アンケート対象者らは、104種の音楽について、彼らの意見を述べ、さらに自身のパーソナリティに関する質問を受けた。

 その結果、各ジャンルの音楽に関するパーソナリティの特徴は次のようであった。

ブルース   :自己愛、創造的、社交的、優しい、ゆとりd0051212_2281473.jpg
ジャズ     :自己愛、創造的、社交的、ゆとり
クラシック音楽:自己愛、創造的、内向的、ゆとり
ラップ     :自己愛、社交的
オペラ     :自己愛、創造的、優しい
カントリー音楽:勤勉、社交的
レゲエ     :自己愛、創造的、勤勉性の欠如、社交的、優しい、ゆとり
(→レゲエの神ボブ・マーリー)
ダンス音楽  :創造的、社交的、優しさの欠如
インディーズ :自己愛の欠如、創造的、勤勉性の欠如、優しさの欠如
インド映画音楽:創造的、社交的
ロック/ヘビメタ:自己愛の欠如、創造的、勤勉性の欠如、非社交的、優しい、ゆとり
ポップス    :自己愛、非創造的、勤勉、社交的、優しい、ゆとりに欠ける
ソウル     :自己愛、創造的、社交的、優しい、ゆとり
(Radio-CANADAより)

>>最後の調査のまとめを見ると、結局、どれも変わりないやん、みたいな。
 「ジャズが好きな人は映画が好き」って言うのはあると思うんですけどね(sitejm独自調べ1991~2008)。
 ワテクシはちなみに、音楽では、長唄とか浄瑠璃系の三味線がバラーンと鳴るのに痺れる方です。
 上記の中から選ぶなら、ジャズ、オペラ、ソウルかなあ。本人の性格は、ロック/ヘビメタが一番近いですけどね。どうでもええんですが。

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by sitejm | 2008-09-10 21:52 | 科学