ハリーの透明マントが実現できる!?

 J.K.ローリング作「ハリー・ポッター」の身体を見えなくするという夢は、いつか叶うのか?

 アメリカの科学者らが、光を反射させる2種類の新しい素材を使用して、物体を3次元的に見えなくすることに成功した。

 カリフォルニア・バークレー大学のアメリカの研究者らは、ナノテクノロジーに関する研究のなかで、この実験を成功させた。

 彼らは、同じ原理を用いれば、人や車、あるいは戦車の姿を消すことさえ、不可能ではないのだという。

 この成果は、2つの点において快挙であると言われている。

1.3方面から見えなくすることができた。

2.可視光を使用した。

 これまで、他の研究者らは、10センチメートルほどの銅製シリンダーを見えなくする実験を成功させているが、この実験では、平面的に見えなくすることしか出来なかった。
 
 バークレーでこの驚異的な実験成果が得られた背景には、新しい素材の存在がある。
 この素材を用いると、物体を見えなくするのに不可欠な「負の屈折率」が生じるのである。
 「負の屈折」を用いることで、通常では起こり得ない偏光が生じるのである。

 「メタマテリアル」は物体の周辺の光を屈折させることが出来る。このため、光は物体の周りを迂回し、その背後に同一の物体を形作る。

 研究者らはこの現象を、急流が岩に当たって生じた水の流れに置き換えて説明している。

 観察者には光の乱反射が見えず、その結果、物体が観察者の視界から消えるのだと言う。

 2種類のメタマテリアルはこの実験のために考案された。
 
 一つは金とフッ化マグネシウムを交互に配列させて得られた「層状」構造の素材。
 そして、その3面を、紙より10倍薄い多孔質のアルミナを、ナノメートルサイズの金の層で加工した素材で強化している。
 
 Xiang Zhang教授によれば、これら二つの素材を製造したことは、実用化に向けて大きく一歩踏み出したことを意味するのだと言う。

「とりわけ特別なことを成し遂げたというのは、あるスペクトルで波長を拡張させることができたという事実です」

 しかし、これらの実験結果が有望なものであっても、ハリー・ポッターのマントの製作は明日にでもできると言うものではない。
 というのは、これらの素材はとても壊れやすく、工業的に生産するのは現時点では、不可能だからだ。

 メタマテリアルを即座に応用できるのは、ウィルスやDNAの分子構造などを観るのに使われる特殊レンズの製造だと言われている。(Radio-CANADAより)。

>>生産ラインにのれば、大もうけ間違いなし、ですね。
 軍需も発生するだろうし、もちろん、ハリー・ポッターファンにも売りつけられるし。

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by sitejm | 2008-08-16 16:28 | 科学