Kidnapped
・・・と言いながら、はまったのはこれ、スティーブンソン作「さらわれたデービッド」。
児童文学ですがな。
しかし、福音館書店発刊の古典童話シリーズは、原文を名立たる翻訳家らが訳しているので、子供の頃に読んでいたとはとても思えないほどの立派な小説。
紀伊國屋BookWebの紹介によれば
「密貿易船に売られた青年デービッドは、ふとしたことから殺人事件にまきこまれ、政治犯とともに、スコットランドの荒野を追われる身となりました……。血わき肉おどる冒険物語です。」
まこと、そうです。血わき肉おどりますよ。(←血わき肉おどる、という表現も最近は聞きませんなあ)
子供の頃は、頼りなさそうなお兄さんに思えた主人公デービッドも、今のワテクシからすれば、若いのによく頑張る子だねえ、とか、デービッドを良い意味でも悪い意味でも巻き込んでしまう王家の血筋を引くアランに関しては、「あらくれだけど素敵なおじ様・・・」と思っていたのが、すっかり同世代ですがな、みたいな。
新鮮な感動を覚えました。
by sitejm | 2008-07-22 21:50 | 読書も好きです(いろいろ)