おサルの愛情

 スコットランドのセント・アンドリュース大学の心理学者Simon Townsendと Klaus Zuberbuhlerは、メスのチンパンジーの性生活について、論文をまとめた。

 二人の研究者は、ウガンダのブドンゴの森で、16ヶ月の間、チンパンジーが交尾時に発する叫び声を観察した。 

 彼らの予想に反して、サルたちは強そうなオスのもとへたどり着くことより、最も多くのオスと交わることに重きを置いて叫んでいるようであった。

 彼らは、また、メスたちは、なるべく他のメスとの競争を避けるようにオスと交尾をすることに気づいた。

d0051212_14524686.jpg このことから、メスザルは力の強いオスがいる場合は、交尾のために多くのオスを叫び声で呼び寄せる。
 しかし、力の強いメスが近くにいるときは、このようにオスを呼び寄せることはない。

 ある種のサルは、自分のライバルが自分が何をしているのか気づいていないときには、静かに交尾を行う。

 こうした行動によって、群れの中の攻撃的なサルとの争いを避けているのである。

「メス同士の競争は、自然界では非常に危険なのです。我々の観察によって、彼女らはこうした争いによるリスクを最小限に抑えるために、特別な手法を用いていることが分かりました。」
と、サイモン・タウンゼント。

 この観察では、メスのチンパンジーの呼び声には、過去に考えられていたように、群れの繁栄とは全く関係ないというところまでは明らかにならなかった。

 この研究結果は、PLoS ONEで発表されている。(RADIO-CANADAより)

>>如何に多くのオスとやるか交わるか、というところが、生き物的ですな。如何に、子孫を残すかって言う。
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by sitejm | 2008-06-22 14:57 | 科学