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カトリックと宇宙

 神への信仰と宇宙に地球外生物が存在するという概念は矛盾しない、とする論文を、バチカン市国の主任天文学者José Gabriel Funes神父が発表した。

カトリックと宇宙_d0051212_17252913.jpg バチカン天文台の責任者でもあるこのカトリックの神父は、原罪を負っていない生物が住む星すらあるかもしれない、と考えている。

「天文学者として、私は神が宇宙の創設者であると信じています」
と、José Gabriel Funes神父。

 生物のいる惑星を証明するすべがなかったとしても、仮設を否定することは出来ない、とガブリエル司教は述べている。

「さまざまな生物が地球上に存在するのと同様、神が創りたもうた知的生物が存在しうるのです」

 聖フランソワ(jm注:訳、合ってますか?)が、地球上の生物はみな「兄弟」と言ったように、神父は、地球外生物のことを「我々の地球外の兄弟」だとしている。
 
 神父も、ビッグバン理論が宇宙創造の仮説として最も合理的であると考えているのだそう。

「神が宇宙の創設者であり、人類がただ、運よく生まれたということではない、と考えます」と、José Gabriel Funesは言う。

 何世紀もの間、教会と科学者たちの間には確執があった。カトリックと宇宙_d0051212_17155936.jpg

 1633年6月、ガリレオ・ガリレイは地球が太陽の周りを廻っていると主張し、異端であるとして、死ぬまで刑務所に閉じ込められた。

 当時の教会の教えでは、地球が宇宙の中心であったのだ。

 この概念は、1992年、バチカン天文台によって、無効とされた。 

 バチカン天文台は、ローマ法王の避暑地ガンドルフォ城が置かれたカステル・ガンドルフォにある。
 1891年に設立され、以来、科学と宗教を両立させるため、最先端の研究を尽くしている。

>>それでも神が宇宙を創った、というところは曲げないところが、さすが。

by sitejm | 2008-05-18 17:25 | 科学