虐待と自殺

 自殺する人々の脳は、若干、特殊であるという研究成果をマギル大学の研究者らが発表した。

 雑誌PLoS ONEで発表された論文の作者は、幼少期の虐待が、ヒトの感情やストレスを司る脳の領域内の遺伝子に影響を及ぼすと述べている。

 この実験では、自殺した13人のケベック市民の脳において、DNAに異常がないかどうか観察がなされた。

 その結果、遺伝子配列には異常はなかったが、むしろ、後発的に、環境因子による化学変化が生じていることが分かった。

 研究者らは13人全員の脳内で化学的な反応が生じていることに注目した。
 彼らのいずれもが、幼少期にひどい虐待を受けていたのである。

「自殺者とそうでない人のDNAの違いを調べるという研究は、これが初めてです」
と、マギル大学のMoshe Szyf教授は言う。

 Moshe Szyf教授によれば、幼少期の虐待が、脳内で連続した生物化学的反応を引き起こすのだと言う。

 つまり、幼児期に虐待を体験した人は、脳内の一部の遺伝子が傷つけられているのである。

 研究者らは、血中DNAにも同様の変化が見られるかどうか、確かめている。
 これが明らかになれば、後天的な影響によって生じる差をなくすために何が必要か、調べるための試験を行うことになる。 (Radio-CANADAより)

>>今回、訳はかなりあやふやなんですが、自殺者の多くは、小さい頃に虐待とか、いじめとか、心をひどく傷つけられているということのようで。
[PR]

by sitejm | 2008-05-17 23:46 | 科学