Under the Tuscan Sun
「フランシス・メイズは35歳。サンフランシスコ在住の小説家だ。彼女の完璧だった生活が、予期せず破綻した。離婚してから、小説はパッとしない。彼女はすっかり落ち込んでいた。
彼女の親友のパティは、フランシスは復帰できないのではないかと心配し、元気付けるため、トスカーナの10日間の旅をプレゼントする。
トスカーナを訪れると、フランシスはブラマソール・リトラリーと名づけられた邸宅を購入してしまう・・・」
アメリカ映画にしては、珍しくほっこりしたいい感じの映画。
イタリア映画っぽい。
すっかり落ち込んだ主人公を演じるダイアン・レインもはまり役だ。
かつてのダイアンの日本での人気は、今で言う・・今で言う・・・??・・今では、たとえるべき外国人俳優がいないほどのものだった(少なくとも、知名度で言えば、パリス・ヒルトンは超えてるくらいね。)。
子供の頃に、映画雑誌で20歳くらいの彼女の写真を見た記憶があるが、白いドレスに少しワイルドなふわふわの金髪。瞳はネコのように怪しく輝き、唇はつやつやのヌーディピンク。何もかもがピンピクリンにフレッシュでセクシー(←意味不明)。
こんな人には勝てんやろ~(何に?)と、子供心にため息をついたもの。
近年、再び映画界での活躍が見られるものの、「パーフェクト・ストーム」あたりで彼女を知った人は、地味な女優・・・というイメージしかないかも。
顔はやつれ、艶めかしさも欠いている。
そんな彼女が、再び、後悔はやめよう、恋をしよう、と一念発起するのが、哀しくも面白い。
べとべとしていなくって、ふんわりトスカーナの風のような映画でした。
by sitejm | 2008-04-29 21:02 | たまには映画を