記録の限界

 スポーツの成績は、議論のネタにもなり、また、国家のプライドにも関わってきた。

 しかし、そろそろ限界地点に到達しそうだ、とフランスの研究者がこのほど発表した論文で明示した。

 生物学及びスポーツ疫学研究所の研究チームが、オリンピック公認の3,263もの世界記録を調査した。

d0051212_1534163.jpg 対象は、陸上、水泳、自転車、スピードスケート、重量挙げの競技で、オリンピックが最初に行われた1896年から近年、開催された大会の記録にまで及ぶ。

 ジャン-フランソワ・トゥーサンらは、統計モデルを確立した。
 このモデルによって、ヒトが2027年までの一世代の間に肉体的限界に到達することがを明らかになった。

 「遠く、高く、より強く」
 
 五輪の夢は、これから二十年間は、まだ叶えられる。

 研究者らは、この調査結果は、スポーツ選手や競技関係機関の設定する練習条件に影響を及ぼすと考えている。

 この調査結果を用いれば、将来のスポーツ選手の能力を比較したり、アンチ・ドーピングの成果を明示したりすることもできるという。

 調査結果は、雑誌 PLoS Oneに掲載されている。(Radio-CANADAより)

>>「31世紀の人々」(過去の記事です)によると、未来のヒトの半分は体格が進化するようですが。
 しかし、この調査結果をドーピングの評価に使うのはなかなか面白いですな。過去の世界記録が、ドーピングの影響がないかどうか確かめるのにも使えそう。
 でも、今更メダルの剥奪もできないでしょうから、あんまり意味はないことですね。

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by sitejm | 2008-02-17 16:11 | スポーツ