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ヒトクローン

 国連は、人クローン個体産生禁止条約成立への同意が得られないため、将来的にヒトのクローンの権利を保護する準備を進めている。

 国連大学高等研究所から、こんなレポートが提出された。
 
 この報告書では、ヒトのクローン作成を罰することができない状態が続けば、何年か後には、クローン人間が登場するとされている。

 研究者らは、難病の治療のために、細胞のクローンを作ることは認められるべきだが、ヒトや動物のクローンは止めるべきだと言う。

 研究者らは、クローンやヒト胚の実験利用は、極めて厳しく規制されるべきだと主張している。

 現時点では、この問題に対する各国の同意は得られていない。

 包括的に、クローニングを禁止とする国もあれば、たとえば難病の治療のためのクローンは規制しないという国もある。(jm注:この条約は2002年度から継続して検討が進められているそうで。包括的に禁止、とするのは米、伊、スペイン等、治療のための研究はOKというのは英、中、加、そして日本)

 「ヒトクローンの作成は禁止し、難病治療のための研究目的のクローニングは除外されることが、最も望ましい」と、報告書の共著者ベンダム・トビンはいう。

ヒトクローン_d0051212_19143432.jpg 大多数の国では、ヒトのクローニングは生物学上の理由から、禁止している。

 50カ国以上が、「人クローン個体産生禁止条約」に賛成票を投じなかった。
 否定した国では規制がないため、研究者らはこれらの国で自由にヒトのクローニングの研究が出来ることになる。

 報告書では、各国はこの問題に対する責任を認識し、クローンで生まれた人にも他の人と同じ権利を保証すべきであると、指摘している。

 また、各国はクローンで生まれた人たちを、偏見や虐待、差別から保護する必要がある、としている。(Radio-CANADAより)

>>将来、知らない間に自分のクローン人間がその辺を歩いていたら、びっくりしますね。
 おお、わが子よ!と素直に思えるかどうか・・・。

by sitejm | 2007-11-25 19:16 | 科学