教室の中、うるさすぎ
カナダ言語療法士及び聴覚療法士協会(ACOA)が、そんなメッセージを投げかけている。
まず基礎研究として、教室の悪い音響状態の中で、過度の騒音が継続される場合の生徒への影響について、二つの研究が行われた。
非常に騒々しい状態は、子供の聴覚にも、学習力にも悪影響を与える。
そのような状態では、一年生の標準的な子供は、6語のうち1語も理解することができないでいるのだという。
教室内の反響騒音は、体育館や運動場などの外部の声も音源としている。
このほか、壁の硬い室内の音の反響、空調の音、車や飛行機の音も音源となるのだ。
この状況を改善するためには、子供たちの聴覚を治療するより、まず、警告を出すことで、今すぐにでも対策を講じることにつながるので、意味がある。
対策としては、
・教室の防音装置盤を分離すること
・低アレルギー性のカーペットやカーテンを設置すること
・テーブルと椅子の下部をテニスボールに穴を開けたものを取り付けること
などがある。
しかし、これらの対策だけでは十分ではない、とACOA代表のリンダ・ラマージュは言う。
彼女は、まず、学校の音響状態を把握し、将来の改築構想の中に取り入れることを勧めている。アメリカでは音響の基準が設けられているが、カナダではそうした基準を制定する法律がないため、適用されていない。
>>日本にもあるのかな?建築基準法とか労働安全衛生法とかで?
by sitejm | 2007-10-06 21:21 | ヘルス