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一年で買った野菜66.5kgは多いのか?

 カナダ人の2006年の野菜類の摂取量は前年度より減少していた。

 カナダ統計局による食事に関する調査で、こんな結果が得られた。

 果物は前年度とほぼ同じ摂取量だった。一年で買った野菜66.5kgは多いのか?_d0051212_2136998.jpg
 さらに、カナダ人は砂糖と油類の摂取を気に掛け、また、牛乳の摂取量は減少し、アルコールの摂取量は少し増加している。

 昨年は、一年当たり、一人当たりの野菜の購入量は66.5kgで、前年より1.3kgの減。
 2001年との比較では7.5kgの減となった。

 一方、果物については、変化なしで昨年と同じく、37.6kgである。

 一般的で人気のある食物も、2006年の摂取量は減っていた。
 たとえば、ジャガイモ、トマト、人参、キャベツ、そして玉ねぎである。
 りんごとブドウは、摂取量が減っていた。
 異なるのはイチゴとメロンで、摂取量は増加している。

 砂糖の一人当たりの年間摂取量は、前年の22.3kgより1kgの減となった。
 また、前年より、炭酸飲料の摂取量は減少し、一人当たり84.87リットル。1996年との比較では11リットルの減となった。
 油類の摂取量は10年間、減少し続けている。
 2006年の一人当たりの摂取量は18.6kgで、1998年より13.2%の減少となった。

一年で買った野菜66.5kgは多いのか?_d0051212_21355552.jpg ヨーグルトは常に人気のある食物だ。昨年の1人当たりの消費量は5リットルで、1996年の2倍である。チーズも依然として人気がある。しかし、チェダーチーズを好む人が増えており、モッツアレラやパルメザンチーズの消費量は減っている。
 ダイエットのため、牛乳の摂取も減少しており、1人当たりの消費量は、この二年で1.5リットルも減少した。

 赤肉の一人当たりの消費量は24.6kgで、前年より若干増えている。 鶏肉も同様に増えていて、13.4kgとなった。卵は12.3kg/人、魚介類は6.47kg/人となり、前年から変化はない。
 
 アルコールの消費量は10年前と比べて4リットルの増加となっている。
 ビールの一人当たりの消費量は76.8リットル、ワインは13.8リットルだった。
 コーヒーは2006年の一人当たり消費量が86リットルで、2004年の89リットルから若干減少している。

>>日本人の場合、2005年の野菜の一人当たり消費量は年間約95kg、果物は約40kgで、カナダ人より多いものの、摂取量は同じように野菜は減少、果物は横ばいのようで(参考:農林水産省 食糧需給表)。
 魚介類の年間消費量は日本人は購入量だけで12.8kg/人と、カナダ人のほぼ2倍。
 ちなみにビールの年間消費量は日本人は約50リットル/人で、カナダ人の7割程度。あれだけビールの宣伝やってても、それほど消費量が多いわけでもないのですな。

by sitejm | 2007-06-21 21:34 | ヘルス