OUT

d0051212_1917822.jpg 桐野夏生さんの作品は面白いとは聞いていたものの、これまで読む気がしなかった。

 というのは、あんな風にきりっとした方の作品が、自分などが読んで面白くなかったり、粗がたくさん見つかったりしたら、きっとがっかりし過ぎてしまうだろうから。

 彼女が恋愛モノを書く、むくんだような女流小説家だったら、それほどがっかりしないと思う。

 しかし、「OUT」は面白かった。

 緻密な森村誠一作品などと比較すれば、??と思うところはもちろん、ある。

 けれども森村誠一には、女というものをこれほど正確に、つまり強かさと弱さと可愛さと憎らしさを正確に書き分けることは多分、出来なかったろう。
 それは、女が読んで、という意味である。

 外国の作品を読んでいる様な、面白さがあった。
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by sitejm | 2007-05-20 19:17 | 読書も好きです(いろいろ)