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血の変容

血の変容_d0051212_23112525.jpg 輸血用血液の不足問題をあっさり解決する手法が見つかったようだ。

 フランスの研究者らが、A型、B型、またはAB型の血液からO型の血液を作る方法を発見したのだ。

 ある糖分が血液型を決定するため、この糖分を分解する酵素を使って、血液型を変えられるのだという。

 ABO型の血液型は、1900年、オーストリアの生物学者Karl Landsteiner が発見した。

 O型の人は、A,B,AB型のいずれの血液型の人にも輸血できる。しかしながら、O型の人には、O型の血液しか輸血することができない。

 ABO型は、赤血球に対する抗原体の存在によって識別される。O型にはこの抗原体がない。

  研究によって発見された2種類の酵素群には、A,B,AB型を特定するガラクトースやNアセチルガラクトースアミン分子を除去する働きがあった。

  これら2種類の酵素群の特性と効果によって、A,BまたはAB型の血液をO型に変えるという大革命が可能になるのではないか。

 この革命は医学的な問題を解決し、また、経済的な課題も解決できる。
 現在、血液型の互換性がないばかりに、血液のミスラベルによる死亡事故が発生している。
 また、輸血センターでは常に4種類の血液を確保している必要があるため、輸入コストが嵩んでいるのだ。
 
 ちなみに、世界の血液型の分布は、下記のとおり。
O : 38,8 %
A : 31,4 %
B : 22,8 %
AB : 7 %
(Radio-CANADAより)

>>もう、どこかの日本語サイトで見たことのある記事ですが、血液型の話は自分の趣味なので。

by sitejm | 2007-04-04 23:08 | 科学