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献身と脳

 あなたは利己的だろうか?それとも、献身的な性格だろうか?
 アメリカDuke大学医学部の研究者は、利己的な人や、寛大な人物を作り出す脳のある部分を突き止めた。
 
 つまり、利他主義・・・他人に関心をもち、献身的な性格、それらは全て脳の特定のエリア「後上側頭外皮」と呼ばれる部分に支配されているのだ。

 「脳のこの部分の役割が分かったからといって、マザー・テレサのような人々がなぜ献身的でいられるのかが理解できるわけではない。しかし、利他主義のような社会的な行動の起源となるものが何なのか、手がかりが得られるかもしれない」と、Scott Huettel 博士は言う。

 このことを突き止めるまでに、研究チームは45人の参加者に特別なビデオゲームで遊ばせ、(jm注:成功すると、その人の希望にあった慈善活動のための資金となるようなゲームだったそうで)その間に脳をスキャナで観察した。
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 科学者たちは、さらに、脳のこの領域が人の幼少期にどのように発達するのか、研究したいと考えている。この研究によって、献身のもとには何があるのか、より多くの情報が得られることが期待される。(Radio-CANADA) 

>>もっと言うと、献身的な人というのは、「他人の意図と行動」を理解しようするときに後上側頭外皮が活発に活動する人、なんだそう。
 「愛の反対は憎しみではなく、無関心。」とはマザー・テレサの言葉ですが、脳の研究以前に、ずばり云い得ています。

 ついでに、左上の写真はマザー・テレサ11歳ですが、12歳の時には修道女としてインドで働くという意志を持っていたそう。わてくしはとても恥ずかしいですわ。12歳の頃なんて、自分が電車でいける範囲のことにしか、興味なかったし。

by sitejm | 2007-01-24 22:54 | 心理学