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時差ボケ死

 時差ボケ死_d0051212_1917991.jpgマウスによる実験で、自然な睡眠が何度も妨げられると、健康を害することが分かった。

 アメリカの研究者らは、高齢のマウスほど時差ぼけによって、死が早まるのだと報告している。

 彼らは、異なる年齢の約100匹のマウスに対してテストを行った。
 テストでは、マウスの生活環境で、夜と昼を週ごとに変更し、仕事や旅行で夜間に飛行機に乗って移動する際の時差ボケを再現した。
 
 ヴァージニア大学の研究者らは、8週間をかけて、若いマウスのグループと高齢マウスのグループに対して、6時間の2つの変化(日光の当たらない時間の延長と、日光を当てる時間の延長)の影響を一週間ごとに測定した。
 
 調査の結果、若いマウスでは変化による影響が見られなかった。

 しかしながら、年老いたマウスでは、時差ボケをしていないマウスの83%が生き残っていたにもかかわらず、6時間以内の時差を経験したマウスでは68%、6時間以上の時差の場合は47%しか生きていなかった。
 
 調査者Gene BlockとAlec Davidsonsは、調査結果によってマウスに関しては時差と死亡の関連性が導かれたと考えている。
 彼らは現在、ヒトに関して同様の調査を行い、確証を得たいという。
 
 報告書は現代生物学誌に掲載中(Radio-CANADAより)

>>なんだか、調査をしなくても、なんとなく結果を想像できる話ですが。

by sitejm | 2006-11-12 18:46 | 科学