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おませの原因

おませの原因_d0051212_22473244.jpg 8月のPediatrics誌で公表された調査結果によれば、セクシーな内容の歌をよく聴くティーンズは、他のタイプの歌を聴く若者より年少で性行為を持つ傾向があることが分かった。

 調査者は、親は子供がラッパー リル・キムのようなアーティストの曲を聴くのを監視することで、性行為を遅らせることができるのだ、と紹介している。

 調査には12歳から17歳までの1,461人の若者が参加した。最初の電話アンケートが行われた2001年には、若者たちの多くがバージンだった。
 そして調査者らは、2002年及び2004年に、彼らの好む音楽が性行為に影響を及ぼしているかを再調査した。
 その結果、男性をセックス狂の種馬、女性をセックスの対象と歌うような曲を聴く子供たちは、他の子供たちより早々と性的な関係を持っていたことが分かった。

 この種の歌曲をよく聴く子供たちのうち、最初のアンケート後、2年以内に性行為を行ったのは51%であった。一方、そうした歌をまったく聴かないか、ほとんど聴かない子供たちは29%であった。

 他者を見ているうちに新たな行動を身に付ける、という認知行動理論の明白な事例である。
 歌手たちは10代の若者たちの憧れの対象となりやすく、その結果、彼らの言葉が子供たちの性行為に影響を及ぼすのだと研究者らは言う。

 子供たちは歌詞の真似をするようになり、それが習慣化する。性を卑劣に表現した歌では、男が女をセックスのおもちゃとして支配するようなシナリオが描かれている。

 この調査では、調査方法について詳しく述べられていることにも注目したい。
 調査者たちは、若者の間の性行為は合衆国の重大な問題だとしている。なぜなら、このことが性病や望まない妊娠につながっている事例が多いためだ。

 研究者らは、この調査によって大人たちが子供の性行為に警戒するようになることを期待している。また、彼らは、17歳の若者の60%が性行為を済ませてしまっているという事実が残念だという。
 
 この調査に取り組んだ性科学者Yvonne K. Fulbrightは、若者の性行為を解明するには、歌詞よりもっと重要なものがあると考えている。彼女によると、調査では自尊心や家庭環境が無視されているが、これらが重要なのではないかという。

 一方、ヒップ・ホップ及びラップ協会は、若者たちに与える歌の影響はほとんどないと考えており、若者の行為と歌詞の影響との関係は成り立たないとしている。特に若者のほとんどが歌詞の意味すら分かっていないためだという。(Radio-CANADAより)

>>「セックス狂の種馬」て、あんた・・・。元ネタはこちらから(pdf)。めちゃくちゃ真面目な内容です。

by sitejm | 2006-08-08 23:09 | 科学