環境と健康

d0051212_13134547.jpg 病気の原因が環境の悪化による患者数が、世界の病人数の1/4に達しそうだ。
 金曜に発表されたWHOの報告による。

 WHOの統計によると、下痢や呼吸器系疾患、マラリア、疾病、さらに地震や洪水などの災害による疾病まで含めると、世界中で毎年1,300万人の人が亡くなっているのだ。

 子供は環境汚染の影響を特に受けやすい。小児患者の1/3が環境問題によるのだという。
 下痢で死にいたる患者数のうち、94%以上が子供である。
 その原因は、水質の悪化だ。これは、乳児の死因の第一を占める問題でもある。
 また、マラリアによる死者数のうち、子供は40%を占めるという。 

 WHOの報告書は以下のようにまとめている。

・途上国での死因の25%は環境問題によるものである。これに対し、先進国では17%である。
・病気の種類は国によって異なっており、たとえば貧困国でのマラリア患者数は、先進諸国の患者数の15倍にも上る。
・逆に、循環器系の患者数は、運動不足から発症する場合が多く、先進諸国では途上国の7倍にもなる。
 
 報告書では、水質を保証するためには、水源を管理すること、たとえば飲料水を確保することなどが必要だとされている。

 また、マラリア対策として、マラリア原菌の媒介となる蚊の発生地から離れた地域に井戸を作ることなども提案されている。

 感染性の肺病に注意するには、交通や炭鉱による外部の大気汚染、タバコの煙による室内のの空気の汚染対策が必要だとしている。
 呼吸器系疾患は、環境汚染に関連した病気としては、2番目に取り上げられている。

 WHOの定義する環境汚染によるリスクの定義は、広範囲に及ぶ。

 貧しい国々の不衛生な環境、住居や職場での有害物質の使用なども病気のリスク因子とされている。
 また、スラム街で絶望した人々の自殺や設計の悪い道路で発生する事故なども含まれている。

 国連の報告によると、貧民街の人口は毎年2.2%ずつ増加しており、特にブラック・アフリカ(jm注:サハラ砂漠より南の地域)ではその傾向が顕著である。2020年までには1億4千万人に達するという。
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by sitejm | 2006-06-18 12:15 | エコロジー