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オタマジャクシも歳をとる

オタマジャクシも歳をとる_d0051212_10432661.jpg アメリカで行われた研究によって、精子の質は男性の年齢と共に劣化することが分かった。
 男性の高齢化が進むほど、生まれてくる子供が先天的小人症に苦しむリスクが高まるのだという。
 
 国立ローレンス・リヴァモア研究所の研究チームは、22歳から80歳の男性約100人の精液中のDNAを分析した。調査対象には、タバコを吸わない、かつ生殖能力に問題のない男性らが選ばれた。
 
 研究者らは、DNAの損傷と染色体異常は年齢と共に増加することに注目した。
 遺伝子の突然変異による小人症、すなわち「軟骨形成不全症」の発症率は、男性が1年歳をとるごとに2%ずつ増加するのだという。

 一方、女性の場合とは異なり、男性の年齢とトリソミー異常(jm注:染色体異常でダウン症や小人症などの原因となる)の増加との間には、関与が認められなかった。

 「私たちの研究では、男性にも生態時計はあるが、女性のそれとは異なり、受精能が(急激ではなく)徐々に変化する傾向があることが分かりました。」とBrenda Eskenaziはいう。

 彼女は、年鑑米国科学アカデミー誌(PNAS)で発表されたこの研究に関わった研究者だ。

 高齢で子供を作る男性が増えている近年、年齢が男性の再生機能に及ぼす影響が解明されることが望まれる。(Radio-CANADA)

>>記事の元ネタによれば、高齢の人の精子ほど、真っ直ぐ泳げなくなって運動能力も衰えていくのだそう。
 結婚・子作り年齢が高齢化している日本でも、重要な課題になりそう。

by sitejm | 2006-06-14 20:46 | ヘルス