人気ブログランキング | 話題のタグを見る

はじめての農業

 11,400年前の干しイチジクがギルガル(古代パレスチナのJéricho北部)で発見された。
はじめての農業_d0051212_16125089.jpg
 食用にするために乾燥したものと見られており、これまでに発見された農業史上最古のものである。

 近年まで、人類が最初に栽培したのは小麦や大麦、そして野菜であるといわれており、栽培が始まったのは10,000年前とされていた。
 
 人類学者らは、野生のイチジクの品種は実は熟しても枝から落ちないため、ヒトが意図的に広めたことによる突然変異体であると考えている。

 また、その種のイチジクは種子を形成しないので、ヒトが挿し木などで育てなければ、別の木が育つことはあり得ない。

 調査を行った研究者によれば、いろいろな種類のイチジクの木を植えたのは、目的があるためであり、すなわち農業の始まりを意味するのだという。

 ギルガルで発見されたその他の植物には、ドングリ、カラスムギのほか、野生の大麦もあったが、栽培された形跡はなかったという。

>>やっぱり、アダムとイブのつけていた葉っぱは、イチジクのものだったのか!!はじめての農業_d0051212_1613105.jpg
どうでもいいけど、干しイチジクっておいしいね。

by sitejm | 2006-06-02 21:12 | 科学