ノロウィルスは離れていても感染する!?

 ノロウィルス(jm注:Norovirusなんですね、英語でも)は世界でも胃腸炎の50%以上を発症させている細菌だ。
 ラヴァル大学の研究によると、ノロウィルスは、数m離れているところでも空気感染する可能性があることが分かった。

 この研究結果によって、ノロウィルスは、胃腸炎の集団発生時のこれまでの対処手法では、不十分であることが示された。
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 胃腸炎は胃や腸の粘膜の炎症で、これによって下痢や嘔吐が引き起こされる。
 これらはバクテリアや寄生虫、また、ウィルスによって生じる。
 今日まで、衛生分野の専門家らは、手洗いなどの簡単な衛星措置で、伝染が防げると考えていた。

 キャロライン・デュケインらは、8つの病院や保健所において、胃腸炎に罹り、長期治療を受けている患者について、研究を行った。
 彼らは患者の入院室の入口とナースステーションの入り口において、1m3の空気をサンプリングした。

 調査の結果、ノロウィルスは、8院中、6院でノロウィルスの存在が確認された。

 これらのウィルスの存在は、胃腸炎患者の室内のうち54%、患者の部屋への廊下のうち38%、そしてナースステーションの50%において確認された。

 ウィルス濃度は13~2,350/m3であった。
 胃腸炎は、通常、20/m3で十分に発症する。

 デュケイン教授によると、こうした伝染過程から、なぜノロウィルスの集団感染を事前に防止することができなかったかが説明できるという。

「病院で採られている措置は、感染患者との接触を制限するだけであった。我々の研究結果から、ノロウィルスの空気感染を考慮し、対処手法を見直す必要があると考えられる。」とデュケイン教授。

 移動式の空気濾過設備の導入や、患者の周辺では呼吸器のプロテクターを付けるなどの方法があるという。
 
 今後、これらの効果が検証されるべきだ。

 この研究の詳細は「臨床感染症誌」に掲載されている(Radio-CANADAより翻訳)

>>家庭での感染防止は難しそうです。

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by sitejm | 2015-05-03 13:45 | ヘルス