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ジャックフルーツが世界を救う!?

 ジャックフルーツは巨大でジューシーな果物であるが、ねばねばした果肉と吐き気をもよおすような臭いがする。
 しかし、この果物が小麦に代わって、何百万もの人々を飢えから救えるというのだ。 
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 ジャックフルーツは北米ではほとんど知られておらず、主に東南アジアに植生する。
 このフルーツは気候変動でその成長が脅かされる小麦やトウモロコシ、その他一般的な穀物の代替となる、と「The Guardian」が報じた。

 ジャックフルーツは木になる果物では最も大きいものだ。
 カナダではアジア食品のスーパーマーケットで見つけることができる。
 ジャックフルーツは重さ7ポンドに成長し、この果物に興味を持つ研究チームによると、これらが重要な栄養源となり得るのだという。

 「まさに奇跡である。このフルーツであらゆる栄養素と養分を補える」と、バンガロールの農業科学大学の生物化学研究者シャマラ・レディはいう。

 インド政府は来月、まだ収穫量の少ないジャックフルーツの有益性に焦点を当てた会議を開催する。

 巨大なこの果物は、表面が荒いため、皮をむいて食べる。
 その皮から取れる粉末は麺類を作るのにも使われるのだそう。
 ジャックフルーツはベトナムやスリランカで主に消費されているが、その他の国ではほとんど知られていない。

 研究結果では、トウモロコシや小麦は気候変動の被害を受けやすいとしている。
 世界銀行の代表ジム・ヨン・キムは今月の早期に干ばつ、洪水、その他の異常気象により、伝統的な農耕は一掃され、この結果、10年以内に戦争が起こる可能性があるという。

 ジャック・フルーツは悪天候にも強く、生育が容易である。
 しかし、この植物についてさらに知る必要がある。
 インドではジャックフルーツは貧しい人々のための果物としてよく知られている。
(Radio-CANADAより翻訳) 

>ジャックフルーツ、とても食べたくなってきました。
 子供のころ読んだアフリカの少年の小説に、「パンノキ」の実という魅力的な名前の木の実が出てきましたが、これだったようです。


by sitejm | 2014-04-26 23:29 | 科学