【科学】記憶力は改善するか?

 ウェブサイトやソフトウェア、アプリケーションなど、脳を活性化させたり、IQを向上させたりするとうたっているものは、それほど効果がない、と米国の研究者たちは警告している。

 この研究論文の著者、ジョージア工科大学のランドール・アングルは、こうした宣伝文句は、作動記憶と流動的知性との間に関連性があるという研究結果に基づくものだという。

 作動記憶は覚えたり、思い出したりする動作を維持させ、流動的知性は複雑な問題を解決するのに作用する。
 いくつかの研究論文では、作動記憶を改善すれば流動的知性の改善につながると結論付けているが、アングル氏は実験によってこれを検証した。

 彼は大学生55人に20日間の認識テストを行った。
 それらは簡単なものと複雑なものを含んでいる。
 複雑な問題によってトレーニングを行った学生たちは作動記憶を向上させたが、どの生徒も流動的知性を向上させることができなかった。
 
 しかしながら、一部の学生は、あることがらからまったく別のことがらに変わるような情報について、思い出す能力を改善させることができたという。
 
 「マルチタスク」(jm注:同時に複数のタスクを実行できること)が一般的になっている今日、この能力は重要になってくる。

 アングル氏はウェブサイトやアプリケーションで作動記憶は少しばかり向上するが、これらは複雑な問題を解くのに必要な流動的知性を向上させることはできない、と結論付けている。

 この研究結果は医学誌「サイコロジカル・サイエンス」に掲載されている。(Radio-CANADAより翻訳)
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by sitejm | 2013-10-12 21:15 | 科学