氷とトナカイ

 ホッキョクグマは、崩壊していく氷の犠牲になっている。
 それだけでなく、グリーンランドでは、カリブーと呼ばれるトナカイたちも氷の溶解の犠牲になる可能性がある。
 この研究結果は、先週火曜日に発表された。
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 ペンシルベニア州立大学の生物学者ジェフリー・カービーとエリック・ポストらは、地域のトナカイの頭数が減少していることに気づいた。
 これは、出生数の減少と、トナカイが若いうちに死んでしまうことによることが分かった。
 
 研究者らはグリーンランド西部の山間のツンドラ地帯で、11年間の調査を行った。
 その結果、野菜が年々、早く熟すようになり、2011年の平均育成日数と、2002年のそれらを比較すると、16日も早くなっていることがわかった。

 早春の野菜の成長は、草食動物たちの生活を傷つけるおそれがある。
 というのも、彼らはここ数千年も続いてきた移動パターンをすぐさま変えることができないからだ。
 冬の長い月日をかけて、トナカイはツンドラが豊富に生えている地域を目指す。
 通常は春で、この時期は、メスのトナカイが出産する時期と一致する。

 しかし、歴史ある彼らの妊娠の時期は、このところ、遅れたことになっている。
 植物の育成と栄養のピークの時期が彼らの妊娠の時期には終わっているからだ。

 この研究は、英国のネイチャー・コミュニケーションズ誌に掲載されている。
 植物の成長が早まり、トナカイの頭数が減っている要因は、一般的に我々が考えるように、地球温暖化ではなく、夏季の氷の溶解であるという。
 
 2012年の大西洋での記録的な氷の溶解が、空前の二酸化炭素濃度の放出の要因となったのである。(Radio-CANADAより翻訳)

>>ワテクシたちヒトもそのうち、同じ目に遭いますね。もう遭ってるのかもしれませんが。
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by sitejm | 2013-10-05 20:08 | エコロジー