ハイ・フィデリティ

d0051212_21255068.jpg 「無人島に持ってく5枚のレコードっていう感じ」で、35歳のおっさんが、別れのベストファイブを年代順にあげるところから始まる。

 おっさんは、儲からない中古レコード店を営むロブ。
 ロブは、出世街道まっしぐら中の女性弁護士ローラに捨てられたところ。

 そんなおっさんは、過去の彼女(高校生くらいから始まる)と何をして、どう感じてどう別れたか、そして自分がどれだけまぬけで最低だったかをぐだぐだ語る。

 人気歌手、懐かし歌手のさまざまな曲名を交えながら。

 もてそうにないおっさんのわりには、ロブが途中で自分でも言っていることには、いろんな女性と付き合って、それなりに楽しんできた模様。

 周りにもいそうな気がするし、自分にも重なる部分があるような気もするし。

 10年前、アラサー時代に読んだときは、英国人のぐだぐだって面白い、と思っただけだった。

 でも、アラフォーの今の自分にとって、ロブの「ぐだぐだ」は本当に自分が普段、心の中でつぶやいているようなことばかり。

 日本は意図しようがしまいが、欧米諸国を追うように前進してきてしまったけれど、90年代に発表されたこの作品の舞台英国に、今から5年位前から始まった日本の状態は似ているような気がする。・・・いや、そんな気がしたのは自分だけか。

 英国だけで100万部を突破したベストセラー。
 日本でのウケはどうだったんでしょうね。
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by sitejm | 2013-08-17 20:53 | 読書も好きです(いろいろ)