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犬が人間に近い存在になったわけ

 犬を飼っている人なら、その4つ足の仲間は、隙があればいつでもキッチンのゴミ箱をあさりに行くことをよく知っている。
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 ウプサラ大学のエリック・アクセルソンらは、この行動は非常に昔から行われていたものだと考えている。

 実際に、ヒトとイヌという二種類の生物が最初に接触したのは、ヒトがごみを排出し始めた時代にさかのぼる。 

 彼らによれが、農耕が始まると、廃棄物がでんぷん質に富むようになり、イヌがヒトに馴れるようになったという。
 ネイチャーに掲載された論文では、でんぷんの代謝に関わる特定の遺伝領域は、近代のイヌの先祖の間で選択的に鍛えられてきたとされている。

 事実、初期の農民たちが廃棄した食品廃棄物を消化する能力を発達させたオオカミから、イヌが派生してきた。
 イヌは人里近くに住むようになり、ヒトとイヌの二種は非常に近い存在となった。
 
 2010年には、ドイツの研究者らがイヌが飼いならされたのは少なくとも1万4千年前にさかのぼると推定している。彼らはスイスでイヌの頭蓋骨と歯の化石を発見している。(Radio-CANADAより)

>>ネイチャーで発表されなくても、多くのイヌ好きなら知っている事実ですけど。自分もイヌ好きなので。

by sitejm | 2013-01-27 15:26 | 科学