500年前のミイラの検死
500年前のインカ帝国の3体のミイラのひとつは、肺の感染症に罹患していたと診断された。
これらのミイラは、1999年、アルゼンチンのアンデス山脈で発見されたものである。
高度6700m地帯で、ルラライコ・チルドレンと呼ばれるミイラは、凍った完璧な状態で保存されていたという。(jm注:写真はありますが、ちょっとアレなので、下の方~に置きます。ごらんになるときはご注意を。)
2人の少女と1人の少年の遺体には、すべての内臓が納まっていた。
心臓や肺内の血液はいずれも新しいままで、まるで最近、死んだかのようであった。
この調査は、ジョン・ジェイ刑事司法大学のアンジェリーク・コルサル研究員らが、ミイラの体内組織内のたんぱく質を分析して行われた。これらの人々が死んだときの免疫システムの状態を知るためである。
メイデン(少女)と名づけられたミイラは、マイコバクテリアに類似したバクテリアを担体していた。
マイコバクテリアは上気道の感染症や近年の結核などを引き起こす。
さらに胸部X線解析では、彼女は15歳で、肺の感染症のために死んだことがわかった。
他のミイラには感染の兆候は見られなかった。
古い組織内の病原体の発見は、新しいものではないが、感染する病原体が、担体が死んだときに潜在していたのか、もしくは活動していたのかの判断はできなかった。
研究者らによると、この技術を使えば、近年の調査で、100万人もの死人が出たとされる1918年の風邪の原因など、歴史的な謎を解明できるかもしれないという。
なお、今回の調査は、ナショナル・ジオグラフィック協会の支援によって行われた。
この調査結果は、PLos ONE誌に掲載されている。 (Radio-CANADAより)
>>では、写真、行きますよ。グロだめな方は、見ないでくださいね。
3
2
1
これらのミイラは、1999年、アルゼンチンのアンデス山脈で発見されたものである。
高度6700m地帯で、ルラライコ・チルドレンと呼ばれるミイラは、凍った完璧な状態で保存されていたという。(jm注:写真はありますが、ちょっとアレなので、下の方~に置きます。ごらんになるときはご注意を。)
2人の少女と1人の少年の遺体には、すべての内臓が納まっていた。
心臓や肺内の血液はいずれも新しいままで、まるで最近、死んだかのようであった。
この調査は、ジョン・ジェイ刑事司法大学のアンジェリーク・コルサル研究員らが、ミイラの体内組織内のたんぱく質を分析して行われた。これらの人々が死んだときの免疫システムの状態を知るためである。
メイデン(少女)と名づけられたミイラは、マイコバクテリアに類似したバクテリアを担体していた。
マイコバクテリアは上気道の感染症や近年の結核などを引き起こす。
さらに胸部X線解析では、彼女は15歳で、肺の感染症のために死んだことがわかった。
他のミイラには感染の兆候は見られなかった。
古い組織内の病原体の発見は、新しいものではないが、感染する病原体が、担体が死んだときに潜在していたのか、もしくは活動していたのかの判断はできなかった。
研究者らによると、この技術を使えば、近年の調査で、100万人もの死人が出たとされる1918年の風邪の原因など、歴史的な謎を解明できるかもしれないという。
なお、今回の調査は、ナショナル・ジオグラフィック協会の支援によって行われた。
この調査結果は、PLos ONE誌に掲載されている。 (Radio-CANADAより)
>>では、写真、行きますよ。グロだめな方は、見ないでくださいね。
3
2
1
by sitejm | 2012-07-29 13:04 | 科学