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アインシュタインは正しい

 昨年、ニュートリノは光速より速いとする研究結果が発表された。
 しかし、研究者らは、アインシュタインの相対性理論については否定できなかった。

 2011年9月、CERN(欧州合同原子核研究所)の研究チーム「OPERA」が、ニュートリノの速度は光速より速いという研究結果を発表した。

 この研究結果は、光速が最も速いとするアインシュタインの相対性理論と矛盾する。

 実験では真空管内730kmの距離を、ニュートリノは光速(300,000km/sec)を6km/sec上回る速度で進んだとされていた。
 
 しかしながら、2012年3月、ICARUSに新しい計測器が導入され、ニュートリノの速度は光速に及ばないことがわかった。
 研究チームは、以前の実験ではGPSと計測用コンピューターの接続が不十分だったため、計測結果に誤りがあったとしている。
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 研究チームは、日本の京都で開催されたニュートリノ・宇宙物理学国際会議において、2011年の研究結果を正式に撤回。

 「2011年に実施された最初の計測における、CERNから発射されたニュートリノをグランサッソで検出した結果については、測定機器の影響を除去し、見直しを行った。」(オペラ広報)

 チームオペラが行った検証では、機器の誤った接続によって、ニュートリノの速度が短く計測されたのだという。
 また、実験で使用された高精度時計にもわずかな誤差があったという。

 これらの二つの問題が修正された結果、ニュートリノの計測結果はアインシュタインの理論と合致することとなった。

 OPERAの責任者であったイタリアの研究者アントニオ・エルディタートは今年3月、今回の件で辞任している。(Radio-CANADAより)

>>私たちの生活にすぐさま影響があるものではないのですが、「あちゃ~」と目を覆ってしまうような。

by sitejm | 2012-06-10 12:26 | 科学