おこちゃまびいる
「コップに注ぐとそれはまるでビール!
飲めないアナタもその気になれる泡もブクブク。ひとくち飲むと爽やかに広がる炭酸風味。
昔なつかしい「ガラナ」って知っていますか?それとも「アップルタイザー」。
とにかく見かけはビール。お酒が飲めないアナタもコレを飲んでいるだけで楽しくなれちゃう!
「おいし~い」それが“こどもびいる”。」(←写真は「こどもびいる」と「”復刻版”スワンサイダー」サイダーもセンスいいね)
という謳い文句で情報誌「エルフ」が紹介。
購買層はこども~20代女性だそう(以上、㈱友枡飲料のサイトより)。
飲めない自分も「うィ~飲まなきゃやってらんねえよ」って時に使えるかも、と注目。
ところでこの「びいる」、もとは「ガラナ」の実のジュースなんだとか。
日本における通称「ガラナ」とは北海道では定番のソフトドリンクだそう。
ガラナ(guarana)は、学名Paulinia Cupanaのムクロジ科のつる植物で、原産地はアマゾン川流域である。
果実は小さく丸く、房状に生り、果皮は赤く、熟すると実が弾け、黒い種が現れるそうで、ガラナの種子にはカフェインやタンニンが豊富に含まれており、これからアルコール抽出したエキスは疲労回復や興奮剤、強壮剤として用いられる。
ガラナの名称はブラジルの「ガラニ族」に由来する。
ガラニ族にとってガラナは疲労回復に役立つ魔法の果実と信じられてきた。
彼らの間ではまた、ガラナは蛇に殺された子供の瞳から生まれたと伝えられてきた。
ガラニ族では、ガラナを乾燥させた種を煎り、水と混ぜてペースト状にし、そのペーストをチョコレートと同様の方法で、様々な食品や飲み物、薬品の原料として利用するのだそう。
彼らの間ではガラナは主に、興奮剤や鎮痛剤、慢性の下痢の治療などに用いられて来た。
科学的に見て、これらの効用はどうかといえば、ガラナの種には
・最大5%(25,000~75,000ppm)のカフェイン
・300~500ppmのテオフィリン(アルカロイドの一種)
・300~500ppmのテオブロミン(神経興奮剤などに用いる)
が含まれている。
カフェインやテオフィリンは筋弛緩剤、血管拡張剤等に用いる抽出成分であり、テオブロミンは神経興奮剤、動脈拡張剤、利尿剤等に用いる抽出成分である(以上、「アマゾンハーブ」より)。
したがって、ガラニ族の文化はきわめて正しかったといえる。
・・ところで、そんな飲み物をおこちゃまが飲んで良いのか?
by sitejm | 2005-08-06 00:26 | エセグルメ