哀しい犬
つまり、楽観的な人は、曖昧な状況でも肯定的に受け止めやすい傾向にあるのだそう。
英国の獣医はこうした現実は、ヒトの最良の友「イヌ」にも適用できるのだという。
ブリストル大学獣医学部のマイク・メンデル教授らは、楽観的なイヌは、悲観的な捨てイヌよりより良い生活を送っているかどうか、実験を行った。
研究者らは、部屋の中のある位置に、餌が入った皿を置いて犬にそれを教え、その皿を違う場所に置くと、中が空っぽになっている、という実験を行った。
皿はいい加減な位置に置かれている。
いい加減な場所へ素早く移動する犬は楽観的と判断される。
この実験の結果、捨て犬の半数は、次のような否定的な行動をとった。
・吼える
・排尿する
・目的を失う
犬の飼い主には、こうした行動を止めるために専門家に依頼することもある。
そうでない人々は、自分の犬は幸せに違いないと信じ、これらの行動を無視する場合もある。
この最良の友を飼うのを諦める人も多い。
ケベックでは、毎年50万匹のネコやイヌが捨てられている。
RSPCA(国立動物虐待防止協会)のサマンサ・ゲインズ博士は、このような研究結果によって、捨てられた犬たちは否定的な感情に陥っていることが示されたという。
彼女は飼い主たちは、自分のペットの行動を改善するような方法を見つけ、捨てるのを止めるべきだと推奨している。
また、こうした行動がさらにひどくなる犬もおり、このような場合はその犬に相応しい飼い主を探すべきだと博士は言う。 (Radio-CANADAより)
>>ペットを捨てる人が多いのは日本独特の事象かと思っていました。
ちなみに日本では、毎年、7万頭の犬が捨てられているそうです。
by sitejm | 2010-10-23 23:19 | エコロジー