昼寝不足
アメリカの研究者らが、少し寝ることで夢の中で学習が進めば、と期待している。
ハーバード大学医学部の研究者らが昼寝で夢を見ることで、脳内で記憶力が10倍もアップしていることを発見した。
夢を見ていても、学習しようとしている、ということだ。
研究者らは睡眠によって記憶が向上することを以前から証明してきた。
しかしながら昼寝にも同様の効果があることは知られていなかった。
このことを証明するため、エリン・ワムスレー博士は、仮想迷路について、99項目のテストを行うという実験を行った。
まず、すべての被験者らが迷路とナヴィゲーションに慣れ、その後、二つのグループに分けられた。
1グループは90分の仮眠を取った。
2グループはテレビを観るなどして、その間、起きていた。
研究者らは、被験者らに考えていたことや、夢について説明させた。
そして、迷路に接した5時間後、再び同じ実験を行った。
仮眠を取らなかったグループの結果は、少しも改善されず、もう一方のグループの結果と大きく異なった。
仮眠を取ったが夢を見なかった被験者はほとんど改善されていなかった。
しかし、夢を見た被験者らは迷路の夢を見なかった被験者の結果と比べて、10倍も高い点数を取ったのだ。
研究者らは、睡眠不足では情報の並べ替えが出来ないと考えている。
勉強したことについて夢を見ると、脳が様々なレベルの記憶を行ったり、作業完了を促進させるような働きを示したりするのだという。
この実験結果の詳細は、現代生物学誌に掲載される。(Radio-CANADAより)
>>勤務時間内に昼寝時間を取り入れるの、賛成です。
by sitejm | 2010-04-26 22:48 | 科学