寿司が旨い生物的な理由
フランスの研究者らが、日本人の腸内では、典型的な和食に使われる赤藻を消化しやすくする特殊な酵素を保護されていることを発見した。
一方、北米の人々の腸ではこのような現象は見られないという。
フランス科学研究センターのミルジャム・チェズウィックと彼の研究チームは、多糖類分解酵素が非常に特殊な分子、つまりポルフィリンに作用することを発見した。
この糖分子はポルフィラ(海藻)の一部を構成する分子の一つである。
生物学者らは、消化酵素とこの糖分子の反応がどのように生じるのかを調査した。
彼らは13人の日本人と18人の北米人の調査群を比較した。
すると、多糖類分解酵素は日本人の腸内細菌には見られたが、北米人のそれらには見受けられなかった。
研究者らは日本人の腸内の消化酵素がその食事形態と関連していると考えた。
なぜなら日本人は何世紀にも渡って、海藻を大量に摂取してきたからだ、
このため、彼らは多糖類分解酵素を含む、海洋性バクテリアを食事によって体内に取り入れてきたのだと考えられる。
腸内で、海洋性バクテリアは腸内バクテリアに変異し、海藻の糖分子を分解するのに必要な酵素として成長したのである。
研究の詳細は、ネイチャー誌に掲載される。(Radio-CANADAより)
>>日本人が寿司を美味しく食べられるのには、ワケがあったのですな。
通りでカリフォルニアロールとか、外側がメシになった海苔なしの海苔巻きが流行るわけですわ。
by sitejm | 2010-04-12 22:29 | エセグルメ