ペストの原因はアジアにあった!?

 ネズミは、中世でのペスト流行にはほとんど関与していなかったのだそう。
 近年の研究
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では、小型の齧歯類のスナネズミが原因であったことがわかってきた。

 米国科学アカデミーの研究によると、14世紀に欧州が経験したペスト大流行は、ネズミが流行させたといわれてきたが、実際は気候データと一致していないことがわかった。
 このデータは、ペストの流行は当時、欧州が中央アジアの春雨季の後、非常に暑い夏を迎えたことによることを示していた。

 この気象条件は、アジアのスナネズミの生息に適したものである。

 研究の結果、この小動物らは、シルクロードを通って欧州に移動したと考えられている。
 彼らは数千万人もの人間を殺すために、疫病を送り込んだチップのようなものだった。

 中央アジアの多くの地域で見られるスナネズミは、成長すると、15~20cmほどの大きさになる。(Radio-CANADAより翻訳)

>>微妙にアジアを非難しているような研究だと感じるのは、自分だけでしょうかね。

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# by sitejm | 2015-02-25 21:44 | 科学

【映画】Marcelino Pan y Vino ~汚れなき悪戯~

 ここのところ、以前より、映画を観ることが多い。
 
 セントラル・ステーションの後も、シャレードを見たり、映画館で96時間を観たり。

 いろいろ観たけど、ブログに書くほど感銘をうけたものがなかった。

d0051212_13500709.jpg 汚れなき悪戯は、古い映画で、モノクロで、刺激がないので、冒頭が面白くなく、実のところ、興味がなかった。

 ところが、3人の修道士が荒野に自力で修道院を建てようとするところから、

もう、どんどん引き込まれる。

 だから、面白くないと思って、敬遠している人がいたら、ちょっと最初を我慢するか、早送りで見ればいいと思う(笑)

 何より、主人公のマルセリーノの大きな瞳がとても魅力的。

 修道院の前に捨てられた赤ん坊を、12人の修道士たちが育てる。
 映画のほとんどで、マルセリーノは5歳の男の子として登場する。

 一見、おっさん顔なので、洋画の欧米の子供を見慣れていると、ちょっと違和感を感じる。

 でも、この子の大きな瞳は、いたずらっぽさと、生きる楽しみと、ワクワク感と、
そして、消えない悲しみをたたえていて、とても魅力的なのだ。
(って、ワテクシがそのように感じているだけですが)

 彼のいたずらは本当にかわいくて、また、修道士のおっさんらの反応もユーモラスで、

何度もくすっと笑ってしまう。

 
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(↑お祭りに連れて行ってもらったのに、いたずらして、帰ってくるところ。本人の罪悪感がゼロなところがよろしい。)


しかし、この映画はとても宗教的なものだ。

 最近の映画を見慣れていると、ラストをどのように感じればいいのかわからない。

 良くも悪くも、観た人の気持ち次第なのか。

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# by sitejm | 2015-02-21 14:02 | たまには映画を

Central do Brasil  ~セントラルステーション~

 d0051212_21062997.jpg 多分、初めて観たブラジル映画です。
*******あらすじ*************
 元教師のドーラは、リオの中央駅(セントラルステーション)で文字を書けない人のための代書人をして生活している。実は彼女は、友達のイレーネと、代書した手紙を勝手に読み、笑ったり破り捨てたりするばかりで、発送していなかったのだ。
 ある日、男の子ジョズエとその母親アンナがやってきた。アンナは大酒のみの夫から逃げて、リオで暮らしているようだ。しかし息子のジョズエが父に手紙を書けというので、ドーラに頼みに来たのだった。
 2度目の手紙を書いた直後、アンナは交通事故で無くなってしまう。身内のいないジョズエ。リオは危険な町だ。親のいない子の身は危険にさらされている。見かねたドーラは彼女を嫌がるジョズエを連れ、ジョズエの父に会いに行く。
**************************

 あらすじだけ読むと、ドーラは割といい人っぽい。
 実のところは酒のみで、かなり善悪の区別が危うい人。
 
 この人の、老いて美しくはない容姿と、薄茶けてごみごみしたセントラルステーションの様子から始まるこの映画は、美しくは見えません。

 しかし、ジョズエを連れて、長い旅に出て、いろんな町で、いろんなことが起こって、それらを観ているうちに、観るものすべてが美しく見えてきます。

d0051212_21295490.jpg 砂漠のような町の様子も美しいし、祭りのオレンジ色のランタンが画面いっぱいにひしめいている中をドーラが横切る様子などにも私は心を奪われました。

 意地っ張りのジョズエと口の悪いドーラの掛け合いもいいのです。
 
 ときどき、9歳のジョズエが見せる男らしさも光るのです。

 そして、なんといっても、「間」の素晴らしい映画だと思います。
 
 ジョズエが山を歩いたり、砂漠をとぼとぼ歩いたりする間で、彼の気持ちと観る人の気持ちを一体化させているように思いました。
 
 ラストは冷静に考えたらハッピーエンドなのですが、少し、もの悲しいです。



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# by sitejm | 2015-01-12 21:22 | たまには映画を

Love in the Afternoon~昼下がりの情事~

 d0051212_22272137.jpgヘプバーンの有名な映画の一つですが、こんなにきれいな映画だったとは!
***以下、あらすじはallcinemaより転載****
 私立探偵クロードの娘アリアーネは、父親のファイルから、アメリカの富豪フラナガンの資料を盗み読み、彼に恋をしてしまう。ある日、フラナガンに逢う機会を得たアリアーネは、恋愛に慣れたプレイガールのフリをして彼に近づくが……。B・ワイルダーによる、オシャレなラブ・ロマンス。
**************

 ハリウッド映画を見慣れた現代人にとって、古い映画はモノクロで、ちょっとスピードが緩い。

 だから、途中で少し、観ている気持ちがたるんでくるのです。
 
 登場人物も極めて少ないしね。
d0051212_22271260.jpg 激しいエッチシーンがあるわけでもないし(笑)

 でも、ゲーリー・クーパー演じるフラナガンが、アリアンヌ(と、字幕では書かれていました)に夢中になっていく辺りから、面白くなってきました。

 そのポイントは人によって違うかもしれませんね。

 人助けをしようとしたアリアンヌでしたが、なぜかプレイボーイのフラナガンに夢中になっていくのも、女心の描き方がうまい!

 アリアンヌのお父さんのクロードも、娘につかず、離れず、かつ仕事はできるし、素敵なおじさん。

 以下、少しネタバレになるのでこれから観る方は読まないでほしいです。
(↓意外なところで、日本ネタも出てくるんですよ)

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 お父さんが有能な探偵であったばかりに、思わぬ形で、フラナガンに関わることになります。
 でも、お父さんの最後の爽やかすぎるセリフに泣かされるのですよ。
 
 もっとも、あんなに可愛らしいヘプバーンに、あんな風に泣かれたら、ゲーリー・クーパーじゃなくても落ちるだろう、と泣きながらヘプバーンにキュンキュンしました(笑)。

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# by sitejm | 2015-01-07 22:44 | たまには映画を

【翻訳記事】2014年の科学記事(RadioCANADAより)

 Radio CANADAの科学記事2014なので、我々日本人の感覚とちょっと違うかもしれませんが。
 以下、翻訳記事。

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 まぎれもなく、この一年では、ロゼッタミッションが科学界に最も影響を与えただろう。

 10年前に打ち上げられて以来、休眠状態に保持されていたがセンサーは1月には稼働し、tcouri彗星に接近した。この彗星にノーベンバー・フィラエ・ロボットを落とす。
 しかし、この星の地上に固定されることはない。
 フィラエロボットは、太陽系の形成を把握するため、2日間かけて一連の実験を行った。

 


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 サッカーは何千もの若いケベック人たちが情熱を傾けるスポーツだ。 また、ホッケーより脳震盪のリスクを高めるスポーツでもある。
 1月に明らかにされた調査結果では、ケベック学生スポーツ連盟(RSEQ)とサッカー・ケベック(いずれも青年選手の育成を行う)は、どれほどの選手が脳震盪に苦しんでいるのかすら把握していない。

 この調査結果では、また、学校でのデータをRSEQに報告することになっているが、RSEQは何の安全管理も行おうとしていないとしている。










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 地球周辺の惑星への人類の関心は尽きることがない。
 今年の初めには、毎年、火星へ4人の乗員を送るプロジェクトが発足した。
 最初のグループは2025年に到達する予定。
 4人のケベック人が参加し、実現化を心待ちにしている。
 実際に、12月には、NASAが2030年に火星に人類を送るための「オリオンカプセル」の最初のテストを行った。


  
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 2014年、電子タバコがケベックとカナダでヒットした。
 その人気の上昇とともに、タバコへの依存度を削減するための新しい手法として、その安全性と効果が議論となった。




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 3月、米国の物理学者らが、最初の原子重力波を検出したことを明らかにした。
 つまり、宇宙の誕生を示すビッグバンの正に最初の揺れが検出されたということである。
 この発見は、物理界での大きなブレークスルーと考えられている



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 5月、科学者らは若いマウスの血液や、GDF11として知られる血液因子は、年老いたマウスの筋肉や脳を若返らせることが分かった。
 この発見は、アルツハイマー症患者への若いドナーからの血漿の提供による治療の一助となるだろう。


 
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 8月、ハーバード大学ウィス研究所の米国の研究者らは、「キロボット」を開発したことを発表した。 これは、ミツバチやアリなどの共同体を作る生物にヒントを得た、ミニロボットだ。 
 この小さな装置は、互いにコミュニケーションをとり、集まってユニークな形を作る。
 その形状はヒトデのようだ。



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  8月、光遺伝学による、光線を用いてニューロンの活性を操作する技術を用いて、研究者らは、マウスの記憶を操作することができることを示した。彼らの実験においては、マウスが経験した記憶を消し、誤った記憶を植え付けた。その結果、マウスたちの記憶に伴う感情が、良かったものから悪いものへと真逆に変わった。



 65か国以上で発症しているライム病が、近年、ケベックでも見られるようになった。
 10月、ディスカバリーが示した図によると、この病気はダニやマウスを介して、引き続き拡大しているという。



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 マギル大学の研究チームがセントローレンス川の新たな汚染源を発見した。 それは、プラスチックのビーズだ。
 研究者らは、この河川の堆積物中に高濃度で存在することを発見した。
 The Les Années lumière(jm注:Radio-CANADAの一部) は、10月、この現実を集中して取り上げた。



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  まだ広くは知られていないが、エボラ出血熱が2014年の最大の健康問題となったのは、最近のことではない。 アフリカの外部にいると、パニックになることはないだろうが、1976年にコンゴでエボラ出血熱が発見されて以来、そこに封じ込まれていた。
 
 科学界ではZMappやワクチンなどの薬物臨床試験を試み、急いでいる。いくつかの薬剤はカナダで開発されている。




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 12月にペルーのリマで開催された、第20回国連気候変動枠組条約締約国会議は、将来の地球規模の気候に関する条約の骨子を策定し、2015年11月のパリ会議で確定する。

 米国と中国は温暖化ガス排出量の削減に向けて、共同により、前例のないプロジェクトを行うと発表した。

 


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# by sitejm | 2014-12-30 16:53 | 科学