楽観的な方がストレスがない!科学的に証明

 ケベックで行われた研究によって、楽観的な人々は、生来悲観的な人たちよりストレスを上手に扱っていることが分かった。
 明らかな事実であるのに、これまで科学的に立証されていなかったのだという。

 コンコルディア大学の研究者らは、楽観的な人とストレスに対する生物学的な反応との間の決定的な関係があることを確証した。

 実際にこの研究では、楽観的な人と悲観的な人はそれぞれどのようにストレスに対処するのか、比較的に論じられただけでなく、同じ人の場合での比較も行われている。

 心理学部のカーステン・ロッシュとジョエル・ジョバンは、一般的に「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾルは、前向きな人の場合、安定して分泌されるという結果を示した。

(参考)ストレス理論を世界で初めて医学界に紹介したのは、カナダ出身のハンス・セリエである。
(jm注:カナダのニュース記事なので、カナダ出身というのが強調されているんでしょうか。)


 この研究では60歳以上の成人135人に対して行われた。
 被験者からは1日5回、6年間に渡り唾液のサンプルを採取し、コルチゾルの分泌量を観察した。
 
 このグループは、ストレスが年齢に比例する因子であることから選出されたものである。
 年齢は被験者の共通の問題だからだ。
 彼らのコルチゾルレベルが年齢とともに増加していたことが確認された。

 被験者らは毎日、彼らの日常行動について感じるストレスの度合いについて報告を求められた。
 彼らはまた、自分が楽観的か悲観的か、その度合いを自分自身の中で認識する必要があった。
 
 そして、個人ごとのストレスレベルを、その同じ人の平均値と比較した。
 ここでは、被験者らは、ストレス管理のため、実際に絵を描いてもらう必要があるが、毎日描いているうちに現状のストレスに慣れてくる。(→カーステンとジョエル。楽観的な人たちっぽいかも。)
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「土曜の朝、食料を買いに出かけるのが大きなストレスになる人もいる。このため、我々は、被験者らに、1日に何度、ストレスや重圧感を感じるか質問した。
 そして彼らの回答と、彼ら個々人の平均値とを比較し、何日間もストレスレベルテストを実施してその反応を分析した。」とジョエル・ジョバンは述べている。
 
 博士課程の学生ジョエル・ジョバンは、悲観的な人は楽観的な人より高いストレスレベルを示し、特にストレスの多い環境になんとか馴染もうと苦闘していたことを強調している。

 実験結果は、これまで楽観とストレスとの関係について仮説を立てていた研究者らを少し驚かせるものだった。

 コンコルディア大学のデータでは楽観的な人は、起床したときのコルチゾル(コルチゾルはこの後、低下する)の分泌量が、短い間だが推定より高かったのだという。

 研究者らは、この研究結果はこの複雑なホルモンの分泌が体に良い影響を及ぼすか、または悪い影響を及ぼすのかを特定することの難しさを指摘している。
 さらに、ストレスホルモンのコルチゾルは、起きて移動するときにも分泌されるホルモンであるという。

 調査結果は、アメリカ心理学協会による「ジャーナル・ヘルス・サイコロジー」に掲載されている。
 
 2010年にモントリオール大学で行われた研究では、女性は男性よりストレスに耐性があるが、これは循環器系への大きなリスクを与えやすいということが分かっていた。
 また、2004年の研究では、ストレスは細胞を老化させることも分かっている。(Radio-canadaより)

>>当たり前のようなことを立証することになんの意味が・・・ああ、前向きに考えようっと。
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by sitejm | 2013-07-29 19:45 | 心理学

冷静なサイコ

 フィクションではよく、「ハンニバル」のレクターやデクスターなどの冷酷なサイコパスが登場する。
 通常、人が共感できないような存在であっても、我々は他人の感情としてその感情を想像できてしまう。
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 しかし、オランダの研究者らによると、この「共感スイッチ」のようなものは自分の意思で入れることもできれば切ることもできるのだそう。
 この事実によって、なぜサイコパスがこれほど理解しがたくかつ魅力的なのかが説明できるかもしれない。

 フローニンゲン大学のクリスチャン・ケイサーズ研究員は、この新しい知識によって人格障害に対する認識などを変革することができるのだという。
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 この研究では18人のサイコパス犯罪者とそうでない26人に対し、ある人物が他の人を傷つけているビデオを見せ、彼らの脳をMRIによって観察した。
 また、研究員らは、被験者に対し、傷つけられている人に同情するよう指示した。

 痛みを感じる脳の活性化領域は、サイコパスの場合、自発的には活動しなかった。

 しかし、研究員らが、被験者らに傷つけられている人(俳優)の皮膚の状態を感じるよう、特に被験者に指示した場合、両方のグループの差は最も小さくなった。

 この実験を行った研究者らは、ジャーナル・ブレインにおいて、サイコパスは単に感情を感じることができないのではなく、非常に冷静な人々であることを発見したと述べている。

 現実的には、もっと複雑で、サイコパスはその「共感スイッチ」を「オン」にも「オフ」にもすることができ、つまり、共感能力があるにもかかわらず、基本的に「オフ」仕様になっているのだという。

 彼らが、ある状況ではスイッチを「オン」にすることができるのであれば、こうした症状の治療に希望があるのだという。
 適切な治療後には、スイッチは「オン」に戻り、相手を許容するということに気づくことができるだろう。

(参考)サイコパスとは衝動的な反社会的行動を起こすなど、感情が剥離し、罪悪感が欠如している人格障害をいう。
 この障害によって、心理的または物理的な破壊的行動を起こすことがある。

(以上、Radio-CANADAより)

>>サイコパスって冷徹な人々だったのですね。
 わたしは映画を観ても、痛そうだったり、哀しそうだったり、苦しそうだったりすると、とても観てられなくなるタイプなので、うらやましいです。

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by sitejm | 2013-07-29 19:30 | 心理学

風立ちぬ

 宮崎駿さんの映画を劇場で初めて観ました。

 中学の頃には、ナウシカやラピュタ全盛期だった。

 でも、映画館で観たことはなかったな。
 わたしんち、貧乏だったのかも。

 さて、風立ちぬ、ひと月前に予告編を観て以来、観たくて仕方ありませんでした。

 昨晩も帰宅して、TVをつけたら風立ちぬの予告をしていたし、今朝の朝日新聞のオピニオンも宮崎駿さんだったし。

 わたしの住んでいる田舎のシネコンも、結構、いっぱいになってましたよ。
 普段は話題作の初日でも観客10数人とかなのに。

 ときは大正時代。
 今の日本を生きているヒトのほとんどが、もう、知らない時代ですね。

 あんなに美しかったのかな。

 その描く光景は、今の自分たちの生活が恥ずかしくなるほど豊かで美しかった。

 人々の生活は貧しかったかもしれないけれど。

 この物語は、同名の小説「風立ちぬ」を映画化したものではありませんでした。

 堀辰雄の小説をいろいろ加工した感じ。

 主人公の堀越二郎は、誠実を絵に描いたような人。
 しかも、育ちも良いし、正義感に篤く、東大卒の優秀な航空技術者。
 
 二郎さんは、美しい航空機を作る夢を少年時代から胸に抱き、優れた飛行機を作った人。

 ただ、優秀な人がその夢を形にしても、背景は大震災、世界恐慌、戦争、そして婚約者の病、と非常に哀しい。
 成功のストーリーはなく、その人生は地味だ。

 宮崎駿さんが何を伝えたかったのか。

 Il faut tenter de vivre?
 
 観終わった直後、何の感想もなかったけれど、

 数時間後の今、なんだかじわっと来た。
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by sitejm | 2013-07-20 18:54 | たまには映画を

念願の天橋立と

 学生の頃は、国内一人旅もおぼつかなかった。

 京都市内に住んでいたのに、天橋立一人旅は計画倒れ。。

 東福寺も行ってみたいと思いつつ、なんとなく行きそびれ・・・。

 あれから20年。

 やっと念願叶いました。
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 その他の旅行写真はこちらからどうぞ↓ 
PC:4travel「京都~天橋立~東福寺
スマホ:4travel「京都~天橋立~東福寺

 タイトル、思いつかなくて、まんまですけどね。

 東福寺、市内から車で20分くらいでした。
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 とても遠いところだって気がしていたのだけどなあ。
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by sitejm | 2013-07-14 14:11 | たまには旅を

鍵の閉じ込みはオウムにおまかせ!

  オウムは報酬をもらうために、鍵をいくつも開けるという複雑な機械構造を解明することができる。
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 オックスフォード大学のアレックス・ケーセルニック教授とウィーン大学の研究者らは、彼らの研究は鳥の認知能力について、新たな光を見出したと考えている。

 この欧州の研究チームは10羽のオウムに対し、カシューナッツの入った箱を与えた。
 オウムは5つの異なる装備を解除すればカシューナッツにありつける。

 まずオウムはピンをはずし、ねじをはずし、ボルトをはずして、ホイールをまわすと、横の掛け金を持った(咥えた)。
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 オウムは何のヒントも与えられずに、2時間以内で箱を開けた。
 ほかの鳥の中にも、他の鳥の成功例を観察すると、機械のパズルを解き明かすことができたものがあった。

「鳥の目標への前進には、最終目標がどれくらい遠くにあるかどうかは、関係ありません。ヒトが物理的な構造を解明するように鳥たちが行ったかどうかは解明できませんでしたが、物体が相互に作用していることを彼らが理解したということは、彼らの示した行動から推察することができます。」
とアレックス教授。
 この観察では、このテストに合格した鳥はその方法を良く覚えていて、同じテストで決して間違えないのだという。

 一連の鍵はオウムの認知能力をテストするために、さらに変更された。

 研究者らは鳥たちは、学んだことではなく、すばやく行動を変え、箱を開けるために必要な次の手段に集中することを発見した。

「彼らは報酬を得るために、学んだ行為を繰り返すだけでなく、練習もなしに新たな一連の行動を自ら行うことができる」とアレックス教授は言う。

 この研究結果は、「Plos One」に掲載されている。

(下記URLからRadio-CANADAのオウムが鍵を開ける画像を見られます。1分後くらいのところで2つ目のテストが見られますが、オウムは手で(足?)でねじを回してましたわ。)
http://www.radio-canada.ca/nouvelles/science/2013/07/04/003-cacatoes-resolution-probleme.shtml

追記:なお、昨年、同じ研究チームがオウムが、手の届かないところにある食べ物を得るために、自発的に道具を作って、それを使ったことを観察している。(Radio-CANADAより)
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>>オウムが知的なのは知っていたけれど、これほどまでとは!
 写真の鍵を見る限り、そんなにちゃっちいものとは思えません。人間の自分だって、すぐには開けられなかったりして。。
 オウムのすごいのは、誰かに教えられて学ぶ学習能力もある上に、自分で方法を見つける能力もあるところ。何でもっと進化しなかったのでしょうね??

 何より感動したのは、アレックス教授の言葉にある、
「鳥の目標への前進には、最終目標がどれくらい遠くにあるかどうかは、関係ありません。」
 オウムさま、師匠と呼ばせていただきます!

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by sitejm | 2013-07-07 12:42 | 科学

読書で秀才に!?

 幼い子供と家族が読書を一緒に楽しむことは、その後の彼らの学習能力の向上に影響があるのだそう。
 2歳から6歳の子供に読書を教えると、彼らの成長と就学準備に大きな影響を及ぼすのだという。
 これはトロア・リビエールにあるケベック大学のジル・プロノボスト名誉教授の研究によって分かった。
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 読書や学習の習慣は就学前の準備に影響を及ぼすようだ。

 研究結果によると、入学時に十分、就学準備ができていた児童の82%がが、その後の6年生の読解力テストで合格したのだという。
 この確率は、幼稚園で十分就学準備できていなかった場合は、63%まで低下した。

 母親が読書が好きな子供は、成長してから読書が好きになる傾向がある。
 8歳の子供の場合、52%の女子が、そして33%の男子が読書が好きだという。

 両親がどれくらい子供の読書に理解を示したかどうかも、このような差が生じた要因の一つである。
 女子は一般的に4歳から6歳にかけて日常的に、両親から本を読み聞かせてもらえることが多い。

 6年生の書き方テストでも、十分に準備した状態で入学した児童の合格率は90%、そうでない子供の場合73%となった。

 他の社会経済的事情も影響を及ぼす。

 無職の両親を持つ子供たちは、母親が十分な教育を受けていなかったり、低所得家庭で育ったりしていて、十分に就学準備ができない傾向にある。

 しかしながら、子供たちが家族から十分なサポートを得られれば、他の児童と同じように学校で成功するチャンスがある。

 その年齢に適した健康状態でなくても、母親がうつ病状態であったとしてでもだ。

 この研究は、ケベックで1997年から1998年に生まれた子供たちについて、ケベック統計局で集められた統計データを利用して行われた。(Radio-CANADAより)


>>学校での成功がすべてではないけれど、お勉強のできる子供に育てたい場合は、やってみるといいのかもしれませんね。
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by sitejm | 2013-07-07 12:25 | 科学

ペギー・スー~魔法の瞳をもつ少女~

d0051212_2291815.jpg わたしは、ペギーという女の子のリアルな生活の物語かと思いこんでいました。
 赤毛のアン的な。

 しかし、・・・何じゃこれ?
 
 最初からお化けがバンバン出てくるし。
 しかもおばQみたいな可愛いタイプじゃないし。

 意地悪で憎たらしく、おぞましい。
 かわいいところが1ミリもない!

 それに、お化けと14歳のペギーとの戦いは生々しいのです。

 血を流させ、人の気を狂わせ、挙句の果てに人間の共食いまで・・・。

 これ、本当に子供向けの物語なのか?
 12PGとちゃうの??

 ペギーの姉や学校の先生も、ドン引きするほど性悪なのです。
 
 ペギー・スーの物語の誕生は、「ハリー・ポッターの妹の登場!」と謳われたそうですが、ハリー・ポッターに登場する意地悪な小僧も邪悪な敵も、こんなに残忍ではないでしょ。

 こんな児童書を読んで、児童がすくすく育つのかな??

 読むにつれ、不安な感情があふれました。

 それでも、全部、電車通勤×2回で読みきりました。
 それだけの魅力があります。

 驚いたのが、作者、フランス人だったのですな。
 
 登場人物の名前や、トレーラーハウスや保安官が出てくるところから、米国作家による物語と思い込んでいました。

 米国の児童書は、内容がもっと管理されていそうだから(法的にもモラル的にも)、こんな風にはならないのかもしれません。

 1/4くらい読んだところで、こんなひどい物語、二度と読みたくない!と思いました。
 でも、また読むかもしれないな。

 でも、当分は嫌かな。
 夢に出そうだし。
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by sitejm | 2013-07-04 22:08 | 読書も好きです(いろいろ)