働きアリの決死の戦い

 年をとった働きアリの一部は、侵入者が来たときは、自らの命を投げ出すミッションを背負っている。
 チェコの研究者らがこんなことを発見した。

 チェコ科学アカデミーの生物学者ジャン・ソボトニック氏らは、亜熱帯種のNeocapritermes taracua の働きアリの多くは、胸部と腹部の接合部に青い斑点があることに気づいた。
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 この斑点のサイズはアリによって異なり、まったく斑点のないものもあるという。

 研究者らはこれらの斑点は、銅を含むたんぱく質の結晶構造からなることを特定した。
 これらの2つの物質は、この昆虫の背部の腺から生成される。

 この袋状の構造には、1対の唾液腺も構成されている。

 青い斑点のある働きアリは敵に攻撃されると、肌を破って、敵にとっては毒性のあるねばねばした液体を放出する。
 この液体の放出で、結局は働きアリ自身も死ぬことになる。

 この毒性物質は、アリの表皮が破裂したときに、青い結晶部分と唾液とが化学反応して生成される。

 また、研究者らは、働きアリの口蓋部は、加齢とともに結晶が増加していくため、衰えていくのだという。
 そのため、栄養を摂取することをあきらめてでも、死の戦いに挑むかのように見えるのだという。
(Radio-CANADAより)

 研究結果の詳細は、サイエンス誌に掲載されている。(Radio-CANADAより)  
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by sitejm | 2012-07-29 15:07 | 科学

音楽の独創性は

 現代音楽は過去50年でだんだん均質化されている、とスペインの研究者らが発表した。
 彼らは1955年から2010年に発表された50万曲について調査を行った。

 スペイン研究機関のジョアン・セラらは、過去何年にもわたり、レコーディング時の音圧が徐々に増大していることを明らかにした。
 研究チームらによると、レコーディング時の音源音が大きくなっているのであって、聞き取る音の大きさではないのだという。 

 調査対象となった曲は、ミリオン・ソング・データセットというデータベースを活用している。
 このデータベースには、ロック、ポップ、ヒップ・ポップ、メタル、そしてテクノ系など、あらゆるジャンルの曲が保存されている。

「我々はレコーディング時の音量がどれほど増加してきたのかを示すことができた」
と、ジョアン・セラは言う。

 この調査では、和音や音律の種類がこの1世紀で徐々に衰退していることについても示している。
 また、ミュージシャンらが音楽に自分の色を出すのに重要な音色の幅が狭くなっていることも分かった。

 ジョアン・セラらは、古いクラシック音楽を現在でもよりよく効くために、編曲者らは、シンプルな和音を使い、
高い音質でレコーディングしているとまとめている。

 この研究結果は、サイエンティフィック・レポートに掲載されている。(Radio-CANADAより)
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by sitejm | 2012-07-29 14:40 | 科学

ハス~いずれにしても神秘的~

 ハスは神聖な植物と考えられ、永遠や神性の象徴とされてきた。

 しかし今日では、科学者らがハスに注目している。
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 この植物に夢中になっている研究者らのもっぱらの関心は、「その成長の仕方、呼吸、水との関連性」なのだという。

 この植物を模倣することができれば、我々の身の回りの物質を飛躍的に品質の高いものに再生することができるだろう。

 こうして、神聖なるハスは、「有形」のシンボルとなった。

 研究者らにとっての最大の関心は、ハスの水との関係である。
 ハスは疎水性のため、水をはじき、濡れることはない。

 ハスの疎水性はミクロレベルで解明される。
 ミクロ構造とナノ構造による表面の広大な組織が、水の分子と一体化することを防いでいるのだという。
 水滴が植物の表面に落ちると、地面に流れてしまうのだ。 

 研究者らは、現在、人類の発明した技術、たとえば撥水性素材などに応用するため、この植物の神秘的な科学を解明しようとしている。(Radio-CANADAより)

>>確かに不思議な植物です。根っこはうまいし。実も食べられますしね。
 あー、レンコン食べたくなってきた。

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by sitejm | 2012-07-29 14:11 | 科学

グリーンランドの氷はもはや・・・

 この夏、グリーンランドの氷が過去30年間で例のないレベルで溶けてしまっている。
 このことは、NASAの衛星による観測によって分かった。

 NASAの集積したデータによると、7月中旬で表面の氷の97%が融けているという。
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「前例のないことでした。
 私は最初、結果を見て『これは事実なのか。それともデータが誤っているのか?』と問いました」
と、NASAのヒス・ニエムは言う。

 最初の衛星から得られたデータを解析しているとき、専門家らは、グリーンランドの氷が7月12日にはほとんど消えてなくなっていることに気づいたという。

 この結果は、他の2機の衛星のデータからも正しいことが確認された。
 氷床は7月8日に全体の40%、そして4日後には97%が融けてしまっていたのだ。   

 NASAがこれらを確認した1週間後には、グリーンランド北西部のピーターマン氷河から、マンハッタン島の二倍の大きさの氷山が割れたことが確認された。
 
「この事象は他の自然現象に伴った、先週のピーターマン氷河の歴史的規模の崩壊のような非常に稀なもので、複雑な現象の発生を予告するものだ」とNASA関係者トム・ワグナー氏は言う。
 
 例年、夏には、グリーンランドの氷山から、何千もの氷塊が自然崩壊する。
 その量は表面の氷の半分ほどをしめるという。

 通常は、溶解した氷のほとんどは、ある緯度に到達すると再度、凍結したり、沿岸部の氷と一体となって凍る。残りの部分が海洋に漂う。
 
 NASAによると、
「しかし今年は、表面や表面付近の溶解が急激に進んでいる」
という。
 
 海抜3kmの高さに位置する氷冠の最も高い部分でさえ、融ける兆候を見せているのだという。
 こうした現象は150年に一度程度しか起きない。

 「最後に氷冠がとけたのは1889年でした。同じことがまた起きようとしているのです。
 しかし、今後数年間、この溶解鉄をみるかのような現象を観察することは、恐ろしいことです」
 と、氷河学者ローラ・ケーニッヒは言う。(Radio-CANADAより)

>>かなりやばいです、とか言っている場合ではもはや・・・。 
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by sitejm | 2012-07-29 13:50 | エコロジー

500年前のミイラの検死

 500年前のインカ帝国の3体のミイラのひとつは、肺の感染症に罹患していたと診断された。
 これらのミイラは、1999年、アルゼンチンのアンデス山脈で発見されたものである。

 高度6700m地帯で、ルラライコ・チルドレンと呼ばれるミイラは、凍った完璧な状態で保存されていたという。(jm注:写真はありますが、ちょっとアレなので、下の方~に置きます。ごらんになるときはご注意を。)

 2人の少女と1人の少年の遺体には、すべての内臓が納まっていた。
 心臓や肺内の血液はいずれも新しいままで、まるで最近、死んだかのようであった。
 
 この調査は、ジョン・ジェイ刑事司法大学のアンジェリーク・コルサル研究員らが、ミイラの体内組織内のたんぱく質を分析して行われた。これらの人々が死んだときの免疫システムの状態を知るためである。

 メイデン(少女)と名づけられたミイラは、マイコバクテリアに類似したバクテリアを担体していた。
 マイコバクテリアは上気道の感染症や近年の結核などを引き起こす。

 さらに胸部X線解析では、彼女は15歳で、肺の感染症のために死んだことがわかった。

 他のミイラには感染の兆候は見られなかった。 
 古い組織内の病原体の発見は、新しいものではないが、感染する病原体が、担体が死んだときに潜在していたのか、もしくは活動していたのかの判断はできなかった。

 研究者らによると、この技術を使えば、近年の調査で、100万人もの死人が出たとされる1918年の風邪の原因など、歴史的な謎を解明できるかもしれないという。
 なお、今回の調査は、ナショナル・ジオグラフィック協会の支援によって行われた。

 この調査結果は、PLos ONE誌に掲載されている。 (Radio-CANADAより)

>>では、写真、行きますよ。グロだめな方は、見ないでくださいね。

  
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by sitejm | 2012-07-29 13:04 | 科学

息子に対するパパの存在

 父親と息子が生後3ヶ月までに良い関係を築くことで、1歳以降の子供の問題行動が生じにくくなる。

 米国で行われた研究で、こんなことがわかった。

 オックスフォード大学のポール・ラムチャンダニ博士らは、子供がこれほど幼い頃の影響について調べたのは今回がはじめての調査であるという。
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 「我々は、子供と父親が接触すればするほどよい結果となり、その結果、問題行動が少なくなることに気づいた」
 とポール・ラムチャンダニ博士。
 
 研究者らは一方で、父親が子供と疎遠であったり、子供と接触しなかったりすると、問題行動が起こりやすくなると述べている。
  
 この調査では、産婦人科2箇所で、192の家族を募集した。

 子供には2度面会し、最初は赤ん坊が生後3ヶ月時、2回目は1歳時とした。

 研究者らは調査対象家族を問題行動によって、3つのグループに区分した。

・反抗的
・攻撃的
・多動 

 この研究では、父親は、娘より息子にとって重要であることも示している。
 つまり、少年たちは小さい頃から父親からの影響を受けていると考えられる。
 
 このような効果のメカニズムは不明なままだ。

 子供が問題児であったため、母親と離婚した父親もあるだろう。
 あるいは、子供の問題行動は、単に親の管理監督や養育が欠落していることを示しているのかもしれない。

 今日まで、多くの研究では、幼少期に与える母親の役割が主に調査されてきた。
  
「我々の研究によって、初期の両親の早期介入が子供に良い影響を及ぼすことを示す新たな一石が投じられた」
とポール・ラムチャンダニ博士らはいう。
 
 この研究の詳細は、「Child Psychology and Psychiatry」(児童心理学と精神医学)に掲載されている。(Radio-CANADAより)


>>最近、イクメンも増えているから、問題行動のある子供がいなくなって、将来、平和な世の中になるといいです。ワテクシはこの世にいなくても。
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by sitejm | 2012-07-21 21:24 | 心理学

Man On A Ledge 崖っぷちの男

 邦題は直訳だし。
 
d0051212_19393018.jpg 雰囲気、コメディなのかな??
 CMも見た記憶がなくて、地味な映画かも・・・・・・
と、観にいったところ、これ、ワテクシ的には大当たり!

 以下、Yahoo!USAのyahoo!movieを参考にした訳。
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 ダイヤを盗んだとして投獄されたニック・キャシディは、無実の罪を晴らすため、捨て鉢な行動に出た。
 脱獄したニックは行く当てもなく、摩天楼の縁に上ったのだ。
 一歩間違えば死を招くこの男の行動は、ニューヨーク市民の視線を釘付けにする。 

 しかし、一人の交渉人はやがて、ニックの死のスタントに裏があることに気づく。
 ニックは弟の手を借り、彼の危険な計画を完璧に進めるが・・・。
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 全部訳すと面白くなくなっちゃうので、一部略。

 元警官で脱獄囚ニック・キャシディを演じるサム・ワシントンって、知りませんでした。
 
 でも、ガタイの割には動きがものすごく軽やかで、摩天楼の崖っぷちを飛び回る様子にハラハラさせられるやら、胸がすくやら!
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 弟ジョーイを演じるのは、映画好きな人なら、顔を見ただけで誰かすぐに分かったかも。

 「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル。
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 一瞬だけ、おふざけダンスを見せてくれたのは、ファンへのサービスなのか?

 ダンサーだから線が細くて、リトル・ダンサー以降、いい役が見つからなさそうな彼ですが、
この映画での役は、なかなかはまっているように思いました。

 この映画を楽しむには、ストーリーの細部にこだわらないこと。

 お金はかかっていないけれど、芸の細かい工夫のあるシーン作りと、
観客がだらーっとしてきたところで突然アドレナリンをどっと出させてくれるストーリー展開を1時間42分、たっぷり楽しめましたわ。

 それにしても、こんなに面白いのに評判にもなっていないって、やっぱり、映画の観客動員数は、広告費用にかかっているのですね・・・・・・。
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by sitejm | 2012-07-14 19:49 | たまには映画を