乾いた水

 水曜、ボストンで開催された米国化学学会のシンポジウムで、英国の化学者らが水に関する研究結果を発表した。・・・それは乾いた水なのだそう。
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 研究者らが開発したのは、粉糖のような物質で、これらは95%の水分子からなるのだという。

 水の各粒子は、主に砂を加工したシリカ膜に覆われており、この結果、互いに粒子が結合したり、液状になったりしないのだそう。 

 乾いた水は1968年に開発され、主に化粧品業界で活用されていた。

 研究者らは4年ほど前からこの水に着目し始めた。
 
 リバプール大学のアンドリュー・クーパーと研究チームは、この研究は潜在的な重要度を秘めているという。
 彼らはこの乾いた水によって、温室効果ガスのCO2の吸着効果の開発を狙っている。
 彼らは乾いた水は、通常の水よりCO2の吸着率が3倍も高いことを発見している。
 
 乾いた水は、メタンの吸着や、天然ガスを燃料とする自動車用のメタンの輸送にも用いることができる。
 乾いた水とガスが水和物を形成し、ガスを固体として保持することが出来るのだ。

 薬品や食品の製造工程で触媒としての利用も可能だ。
 
 研究者らは、乾いた水の大量生産と工業利用ができるよう、製造工程の開発に取り組まなければならないと述べている。(Radio-CANADAより)

>>訳し方が分からなかったので、「乾いた水」とベタにやってしまいましたけど。
 モノは言いようで、ただの「水和物」なのに、「乾いた水」と言うだけで、ちょっと気になってしまうものですな。研究者らのプレゼン能力に拍手。

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by sitejm | 2010-08-29 23:02 | エコロジー

平城京プチプチ旅

 2週間前、奈良に行ってみた。
 
 前から噂に上っている平城遷都1300年祭ってどんなだろう、と思って。

 しかし、
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 思ったより地味なんですな。平城京跡って。。
 朱雀門から大極殿まで、整地された原っぱのような広場が広がっていて、近鉄電車で分断されていたりしている。
 写真を見て分かるように、お金を掛けたように見える一方、睡蓮の池でもこしらえればいいところを、水がめを並べて睡蓮がぽつぽつ生けてあったりして。
 なんだか残念な感じ。
 昔のことだから、実際は、こんな感じだったのかしら・・・。

 炎天下、ひたすら原っぱを歩くのは、大層疲れたことでした。

 内部はこんな感じ。天井の睡蓮模様はちょっと可愛かったです。
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 お次は唐招提寺へ。
 
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 はじめからお寺を巡ればよかったかな。
 唐招提寺には鑑真和尚のお墓があるのですが、お墓に続く苔の庭に囲まれた小道が素晴らしかったです。
 やっぱり、奈良はお寺を眺めると落ち着きますね。
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by sitejm | 2010-08-22 22:34 | たまには旅を

鯨取り絵物語

 内容は「歴史と文化探訪 日本人とくじら」とやや被る感じ。

 d0051212_2251279.jpgしかし、こちらはタイトルに「絵物語」とあるだけあって、兎に角、絵が素晴らしい。

 表紙の鯨漁の絵と言い、それを捌く図、そして中盤以降に、カラーで完全収録された「鯨魚らん(かねへんに覧)笑録」は、何度観ても面白い。

 浮世絵でもあり、現在のアニメーションを見るかのようでもある。

 捕鯨シーンから、取った鯨の頭に杭を通して浮かべた上体で船で運ぶ図、浜でさまざまな道具で大きく捌く図、唇から尾の先っぽまで、細かに捌かれた様子が解説されている。

 雌雄の鯨の大きな性器を運ぶ人の図は、滑稽でもあり、鯨が哀れであるとも感じた。
 一方で、自然の偉大さに、今更ながら感歎させられた。

 また、鯨料理を詳細に記した「鯨肉調味方」の解説もある。
 如何に日本人が鯨を大切に食べてきたのかを実感した。 
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by sitejm | 2010-08-21 22:05 | 読書も好きです(いろいろ)

歴史と文化探訪 日本人とくじら 他2冊

d0051212_21131194.jpg C.W.ニコルさんの「鯨捕りよ、語れ!」とあわせて読んだ鯨本です。

 自分の育った町(村?)でも、その隣の町でも、鯨のお祭りがありました。

 それに、三重県の伊勢湾~熊野灘周辺では今でもイルカがわんさかいて、漁師さんらを困らせていると聞いています。

 このため、三重県で鯨やイルカの漁が行われていたのは知っていましたが、縄文時代から漁が行われたとは、この本を読むまで知りませんでしたわ。

 また、鯨に関しては、古代には伊勢湾で取られた鯨は新巻鮭ならぬ「伊勢の新巻鯨」として、京の帝に献上されていたのだとか。

 兎に角、捕鯨は、愛知、三重、和歌山、四国、九州の辺りでも、古くからなされていたことを知りました。

 そういえば、長崎の人は、雑煮に鯨肉が入っているって言ってたものな。


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 作者の小松さんは、農水省の元キャリアで漁業に関する海外との折衝を中心に担当していた人。
 
捕鯨に関しては、「世界くじら戦争」という書籍も書かれていて、こちらを見ると「歴史と文化・・・」とは別世界。
 欧米諸国との激しい交渉の一切が書かれている。交渉の極意や、英語でびっちり交渉するという激務の中、通訳さんと大喧嘩したエピソードなどもあり、「世界くじら戦争」は、ある仕事人の物語としても読めました。

 小松さんは官僚ですが、衆議院議員の山際大志郎さんという人の「闘え!くじら人」という書籍も読んでみたところ、IWC が1982 年に商業捕鯨モラトリアムを採択した際、日本が米国の脅しに負けて(米は、米国200海里内の日本の漁獲割当てをゼロにすると脅してきたそう。)、商業捕鯨を諦めたら、その後、漁獲割当ても結局ゼロにされてしまった過去を批判している部分があります。
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 ここは「世界くじら戦争」の苦労話と合わせて読むと、人情としては批判しづらい気持ちになるところ。

 私は給食で鯨を食べた最終世代だと思いますが、あの良く分からない佃煮のようなケチャップ煮のような給食の鯨を、もっと味わっていただくべきでしたわ。

 
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by sitejm | 2010-08-21 21:53 | 読書も好きです(いろいろ)

温暖化が森を破壊する

 地球上の植物は、20世紀後半の温暖化によって成長が促進されてきた。

 しかし、合衆国の研究者らによって、これが衰退しつつあることが分かった。

 NASAの衛星によって得られたデータによると、2000年以降、気温上昇の結果、地球上の植物域が1%減少した。これらは、大量の炭素が固定されていた植物、あるいは、バイオマスとして見なされていたものである。
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 穀物生産は1982年から1999年にかけて6%増加した。
 これらは気温上昇と大気中の二酸化炭素濃度の増加によるものといわれている。

 南半球では干ばつが深刻になってきた。この結果、植物群が減少している。

 研究を行ったマオシェン・ツアオとスティーブン・ラニングらは、1880年に気温観測が開始されて以来、ここ10年来の地球の気温は最も高くなっているという。

 彼らによると、二酸化炭素を吸収する植物は非常に少なくなり、これによって温暖化はさらに深刻化するという。
 
 彼らは、今後数年間のうちに、今回観測された変化が農業生産高に影響を及ぼし、食糧の安全性を脅かすのではないかと考えている。

 この研究は、ジャーナル・サイエンスに掲載されている。(RADIO-CANADAより)

>>せめて家庭菜園をせっせと育てなきゃ。
焼け石に水っすか??

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by sitejm | 2010-08-21 21:08 | エコロジー

プラスチックゴミの行方

 プラスチックの消費量が増えているが、北大西洋を漂うプラスチックゴミの量は、ここ数年、増加していないように見えることが、調査によって明らかになった。
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 海洋研究機関のアメリカの海洋学者らが1986年から2008年にかけ、フロリダから数千マイル東の海域を6100のエリアに分けて、64,000ものプラスチックゴミの破片を集めた。
 この調査内容は、木曜のジャーナル・サイエンスに掲載された。

 調査によると、プラスチックゴミの量は増加も減少もしていないのだという。

 研究者らによれば、プラスチックの世界生産は、1976年から2008年の間に5倍にも増えているのだという。特に合衆国のプラスチックゴミの発生量は、二十年前のそれらの4倍にも上るという。

 研究の共著者の海洋学者カラ・ラベンダー・ローは、
「プラスチックゴミの量が増えているのに、海洋でこれ以上見つからないということは考えられない」
という。

 研究者らは、プラスチックはさらに細かな破片へと崩壊し、調査網をすり抜けたのではないかと考えている。

 あるいは、プラスチックの破片上で生物が生長し、調査網の届かない海底に沈んだという可能性もあるのだという。

 彼らは、海洋でのゴミの投棄を規制することが必要であると問題提起をしている。
 大西洋の浮遊ゴミの漂流場は、正確に把握されていない。
 研究者らは、船外に捨てられたプラスチックゴミを、海流が散乱したためにプラスチックゴミの増加が見られないとは考えていない。

>>でなきゃ、かわいそうな海の生き物たちが食べちゃってるんでしょうね。
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by sitejm | 2010-08-21 20:43 | エコロジー

鯨捕りよ、語れ!

d0051212_20544518.jpg テレビでよく見かけるC.Wニコルさんがどういう人なのか、ようやく分かりました。

 映画「The COVE」はまだ観たことがありません。

 しかし、歴史ある鯨やイルカ漁をフィクションを繋ぎ合わせてノンフィクションに見せかけた映画であるらしいことに憤りを感じ、思わず図書館で鯨関係の書籍5冊借り(←買わないとこがね・・・)

 そのうちの一冊が、ニコルさんのこの作品。

 こんな本を書くくらいだから、もちろん、日本の捕鯨に対する反対者とは思わなかったけれど、元カナダの環境保護局の職員だったということに驚きました。

 捕鯨船での漁師たちの研ぎ澄まされた銛打ちの様子から、酒を呑み、さまざまな部位の鯨肉を味わいながら漁師たちと談笑する様子、さらに、捕鯨について書くために、三人の子供と妻を置いて太地に移り住んだことなどが、生き生きと描かれています(時間設定が短期間でよく変わるのでついていくのもやや大変ですが)。

 ただ、離婚していないのに新たな女性と出会ったことなど、いや、それは今だから書けるって言うもんでも・・・とこっちがたじろぐようなことも書かれていて、私小説のようにも楽しめましたわ。

 話を鯨に戻すと、彼は太地の人たちを愛しているし、捕鯨を否定する人々にも反論をするけれど、海の哺乳類たちに、さっさと止めを刺さない残酷な殺し方に関しては、真っ向から反対していることがよ~く分かりました。
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by sitejm | 2010-08-15 21:03 | 読書も好きです(いろいろ)

Deja Vu

・・・・以下、yahoo!CANADAよりベタな翻訳で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

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 誰もが経験したことのある「デジャヴュ(既視感)」。
 初めて会う人なのに、これまでどこかで会ったような気がするという感覚。
 しかし、それが過去から送られた警告、あるいは未来への鍵であったならば?
 
 ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の捜査官ダグ・カーリンは、ある爆発犯罪の捜査で、思いがけず、デジャヴを感じる。
 ニューオーリンズフェリー上で発生した爆発事故の検証のために呼ばれたカーリンは、最も有力な証拠である「誰かの心の中にあるもの」を見つけ出そうとしていた。
 何の罪もない人々の命を救うため、彼は犯人との激しい戦いに身を投じることになるのだった。

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 行きつけのレンタルビデオ屋さんで、面白い作品として紹介されていた。
 面白いの(DVD)を見たい、と、ビデオ屋に私を連れて行った酔っ払いのお連れ様は、酔っ払っているので、観たいものが決まらない。店内をいつまでもぐるぐる廻っている。

 そこで、自分が手に取ったのがこれ。

 スピード感あるし、デンゼル・ワシントンが出ているだけで緊張感があるし、久々にヴァル・キルマーという俳優が居たことを思い出したし、冒頭はそれなりに楽しめる。

 しかし、デンゼル・ワシントンにSFは似合わない。

 多分、製作者らもそれを知って、敢えて彼を使っている。

 似合わないのでぶっ飛び感があって、その瞬間、私も意識が遠のいて、しばし記憶がぶっ飛んでしまった。

 しかし、目覚めてから、早送りで観始めたら、途中から、面白くなってきた。
 なるほどねえ~、と。 

d0051212_18292617.jpg それにしても、デンゼル演じる捜査官がデジャヴュを感じる被害者女性役のポーラ・パットン。ハル・ベリーによく似ているので、yahoo!CANADAでチェックするまで別人と気づかなかった。
 →似てませんか??
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by sitejm | 2010-08-15 18:29 | たまには映画を

筋力アップは軽くていい

 重いものを持ち上げなくても、疲れるだけで筋力はアップする。

d0051212_19384698.jpg オンタリオのMcマスター大学の運動学科で、重いものを持ち上げるような筋力トレーニングをしなくても筋肉を発達させるのは実現可能であることを証明した。

 単にエクササイズをして疲れるだけでいいと言うのだ。

 「重いバーベルを持ち上げる代わりに、もっと軽いものを持ち上げればよい。
 ただ、持ち上げることが出来なくなるまで持ち上げ続けることが必要である」

と、スチュワート・フィリップ教授は言う。

 「多くの人は、筋肉を発達させるには新しくタンパク質を合成させるために、刺激を与えなければならないと信じている。」と教授。

 彼の研究によって、筋力アップの秘訣は重さでなく、筋肉を疲れさせることにあることが分かった。
 
 研究者らは、スポーツジムで若年者に2種類の方法で筋トレをさせる実験を行った。

 一方は、被験者の体力の90%に相当するトレーニングを、もう一方にはその体力の30%に相当するトレーニングを行わせた。

 自分の最大の体力の80~90%に相当するトレーニングを行った被験者は、せいぜい、5回から10回しか繰り返せなかった。
 しかし、30%の方は疲れを感じるまで24回も繰り返すことが出来た。

  この新しいデータは、フィットネス愛好家のトレーニング手法を変えるには至らない、とフィリップ教授は言う。
 しかしながら、「このような傾向は虚弱者、つまり高齢者や何らかの病状から回復しつつあるような人では顕著である」のだという。
 彼らはよりターゲットを絞って研究を行うという。
 
 調査の詳細は、オンライン誌「Plos One」に掲載されている。(Radio-CANAADより)

>>軽いものを何度も持ち上げられるのは当たり前なので、筋力アップの量を示して欲しいところですが、元記事を読むと、筋肉を構成するタンパク質の合成量が体力の30%の運動量でも増加した、というようなことが書かれていました。 
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by sitejm | 2010-08-14 17:19 | ヘルス

ミツバチのように世界を見る

 まるで、ミツバチの小さな脳をもったかのようだ。
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 彼らは抜群の視力と方向感覚で知られている。

 ドイツの研究者らが、ミラーレンズによるカメラを製作した。
 彼らによれば、このカメラでは、昆虫のように世界を見ることが出来るのだという。

 ビールフェルト大学の研究チームは、280度の視野を持つ人工の眼を製作した。
 この眼によってミツバチのように世界を認識できるのだそう。

 この研究はナビゲーションシステムや飛行機などの操縦システムを革新的に変えるかもしれないのだという。

 この研究結果は、「生体系パラダイム&バイオミメティックス レビュー」に掲載される。(Radio-CANADAより)

>>短い大したことのない記事なんですが、写真が面白かったので、掲載しました。こんな風に見える世界が本当の世界の姿だとしたら・・・もう、わけ分からなくなってきた。
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by sitejm | 2010-08-07 18:51 | 科学