<   2008年 01月 ( 8 )   > この月の画像一覧

それでも肉はやめられない

d0051212_169673.jpg ヒトが動物の肉をたくさん食べるようになったことが、健康と環境に悪影響を及ぼしている。

 国際獣疫事務局(OIE)がこんな警告を出している。

 事務局の専門家は、インドや中国の急成長に伴い、動物を使用した製品の消費量は2020年以降、50%増加すると考えている。

 「商品が流通するスピードは、病気の治療法の開発よりずっと早いので、衛生的な問題が発生するのです」と、OIEのJean-Luc Angotは言う。

 専門家たちは、これに伴う新しい病気の蔓延や昔への後戻りを懸念している。d0051212_1691553.jpg
 
 生態系の変異や食習慣の変化は、地球温暖化にも影響しているのだと言う。

 食肉用の養鶏が増加すると、インフルエンザのウィルスが一日に発生する数も増加する。
 ウィルスはやがて遺伝子の突然変異を経て、ヒトに感染しやすくなる。現在問題となっているH5N1は例外ではない。

 ヒツジカタル熱(?)(獣疫学用語)は、これまで亜熱帯性地域の病気だと考えられていたが、今まで発症が認められなかったヨーロッパ北部でも発見されている。
生態系の乱れもまた、ヒトや動物を新たに接触させる機会が増える。

 マレーシアの森林破壊によって、ハダカネズミがマレーシアでは国民の食生活に欠かせない食肉用の豚を汚染した結果、300人が死亡した。  
d0051212_1694183.jpg

 アフリカの森林破壊では、サルとヒトが接触することが増え、エボラ熱が発生した。

 FAOは、2006年に畜産牛は、車より多量のグリーン効果ガスを発生していたと推定している。(Radio-CANADAより)
[PR]

by sitejm | 2008-01-26 16:09 | ヘルス

未来を映すレンズ

d0051212_18331272.jpg ナノテクノロジーの最高峰技術が、集積回路を内蔵したコンタクトレンズの開発を成功させた。
 
 このブレイクスルーによって、通常の視界を変えずに、内蔵されたデータを参照することができるのだという。

 「バイオニック・アイ」を開発したワシントン大学の研究チームは、レンズを装着すれば、速度を知ることもできるし、ゲームで遊んだり、ネットサーフィンまでできるという。

 この発明は視界の不十分さを補強することもできるのだそう。

 研究者Babak Parvizは、レンズは製作モデルの段階だが、コードレスコミュニケーションが可能であるという。
 
 レンズは視界を妨げない。
 というのも眼球の透き通った部分の外側に、情報を集積できるほどの領域があるためだ。d0051212_1834872.jpg

 発明者は周波やソーラーパワーでレンズの動力エネルギーを発生させたいと考えている。
 
 製作モデルは、ラビットに20分装着してテストされており、装着したことによる副作用は見られなかった。

 研究者たちは、理想として、このレンズの取り外しが通常のコンタクトレンズと同じくらい簡単にすることを目標としている。
 
 画像がもう少し豊富でなければ、市場で流通させるのは難しいだろう。 (Radio-CANADA)

>>恐ろしい~!ターミネーターの世界が現実化されるということですか(って、ターミネーター観たことないんですが)!?
 でも、これを人類につけさせれば、粗末な食事でもバーチャル世界で豪華フレンチを食べていれば、満足するかもしれないし、環境にも優しいかも。
 それにしてもテストされたウサギちゃんの目が赤いのは、元が赤いからなのか、ちょっと痛かったからなのか。元記事は
こちらでご覧になれます。
[PR]

by sitejm | 2008-01-19 18:48 | 科学

カウンセラー

d0051212_1732224.jpg バツイチ、二児の母、小学校の音楽教員の響野由香里は、ピアノに関しては類稀な才能を持つ。

 音楽を使って、子供たちの心を読み解き癒す彼女の教育方法が文部科学省に表彰されたその晩、彼女は両親と子供を何者かに惨殺されてしまう。殺したのは少年法の規制対象とならない13歳の少年A。

 孤独な遺族となった由香里に手を差し伸べるのが臨床心理士の嵯峨(この人が主人公なのか?)。二枚目で物静かで、若いが、心理士としての能力が高い。

 ある日、少年Aは自宅で銃殺された・・・


 ・・・というストーリーで著者は松岡圭祐。

 元タレント、元臨床心理士という異色の作家だそう。

 「カウンセラー」の臨床心理士・嵯峨の言動の描写は、臨床心理士であればこそのもの。

 若い人が書いた作品だなあ、という軽やかさながら、面白い。

 さて、ここからネタばれになりますが、「カウンセラー」を読んで、最も書きたかったことは以下に。














 松岡さん、絶対に映画「ブレイブワン」を観て、「俺のパクリかよ!」と思ったに違いない。
 
[PR]

by sitejm | 2008-01-19 17:21 | 読書も好きです(いろいろ)

湿原

 「読み応えがあるよ」

 ある知人が「湿原」を教えてくれたが、かの知人は、レ・ミゼラブルが愛読書だと言う人物だ。

 するとこれは相当、手ごわい小説なんだろう。
d0051212_19352516.jpg
 図書館の閉架書庫から出してもらった加賀乙彦の「湿原」は上下巻。

 長い小説はとっかかりが面白くないことが多いのだ。

 しかし、「湿原」はのっけからスラスラ読めた。

 北海道育ちの主人公の雪森厚夫は、子供の頃から窃盗癖があり、社会に出てからも累犯者。何度もの監獄生活を経たが、最後の罪を犯してからは、改心したように自動車工場で勤め上げ、小学校卒ながら工場長にまでなる。

 こういう人が、美人でお父様がT大教授、でも思想がどうも過激な女子大生と、スケートリンクで知り合っている。


 これはいい感じ・・・と思って、枕元に前置いて2晩読んでみた。

 しかし、3晩目から、話が頭に入らなくなってきた(主人公雪森が工場長を務める会社の社長と、その秘書兼愛人と、雪森の義弟とで狩に出かける辺りから)。

 もう、図書館に返しちゃおうか、でも、もう少しだけ読んでみよう、、と週末、手にとって見たら、突然、スラスラのスラ。

 とんでもない出来事が起こる場面からが面白い。そこからは高速で読めます。

 数十人もの人物が登場するが、人格描写が精巧で、一人ひとりがまるで自分もどこかで出会ったかと思うほど印象に残る。

 最後まで最後が解らない。おちが想像できず、はらはらする。

 小説を読んで、こんな気持ちになったのは、久しぶりだ。
[PR]

by sitejm | 2008-01-14 16:49 | 読書も好きです(いろいろ)

償い

 d0051212_16562580.jpg新聞の誌面の下の書籍広告のところで「償い」のコピーを見て、直ぐ読んだ。

 「東京のベット・タウンで社会的弱者ばかりを狙った連続ナイフ殺人事件が発生した。その街で絶望しながら生きるホームレスは、15歳の少年が犯人ではないかと疑い、真相を探るうちに彼の心の深い闇に辿り着く。感動の長編ミステリ。著者は平成9年に「人形になる」で女流新人賞を受賞。」

 以上はAmazonに掲載されている紹介だが、朝日新聞の広告は、もっと、こう、ぐっと掴むようなコピーだったけど。

 主人公の日高は元脳外科医。とても優秀で、大学医学部教授の娘と結婚し、勢いもある。それがひょんなことからホームレスに成り下がっている。医師の日高でなく、既にホームレスになった日高が主人公だ。

 とっかかりはとても面白い。
 
 作者は主人公やその他の登場人物と同じように、「自分が救った子供が殺人鬼になったのか?」≒「自分のしたことは間違いだったのか」と悩んだことのある人かもしれない。

 書き下ろし小説で、途中で横道に逸れることなく、すらーっと読めます。
[PR]

by sitejm | 2008-01-14 16:38 | 読書も好きです(いろいろ)

I AM LEGEND

予告編を見たとき、スペクタクル系で愛と勇気の物語、というのを期待していたのですが、、、、
d0051212_9472411.jpg
  

 怖すぎ!!
 
 観ているうちに、えー、話が違うやん・・・と心細くなってくるくらい。

 今となっては、上の「The last man on earth is not alone」の意味が、そういう意味でしたか、ああ、そうでしたか、、、とよく分かります。

 でも、100分はあっという間でしたから、面白かったと言えば、面白かった! 


d0051212_1061388.jpg ストーリーは自分の期待を外れた展開ながら、荒廃した無人のニューヨークとか、壊れた鉄橋とか、無人の車が押し合いへし合いしたままの形でずらっと並んでいるのとか、そこを鹿が駆け回っているのとか、見たことのないリアルな光景を観られるという意味では、この映画はものすごい価値があると思いました。

 主人公ロバート・ネビルを演じるウィル・スミスも、ほとんど出演者一人状態で、よく、あそこまで緊迫感を出せたものだと思います。一部、リキ入りすぎ、と見受けられるところもありましたけど。

 惜しげもなく分厚いボデーを披露してくだすったので良しとしましょう。
 
 以下は、一部、映画の中身にちらっと触れているので、これからご覧になる人は読まないでください。







 





d0051212_9592034.jpg 全体的に怖い雰囲気に満ち溢れていて、このシーンなんか、思い出すだけで寒気がするほど恐ろしい。武闘派でならしているお連れ様ですら、隣で「うわっ」と小さく叫んだくらいで。

 ただ、ストーリー内においては、あれはどうだったの?これはどうしてこうなっちゃったの??の部分が秘密になっているので、あー、観た観た、で終わってしまったのが、ちと残念でしょうか。

 それから、途中で何度となく「紙」、いや「髪」、いやいや、「(この漢字は普段、使わないのでなかなか出てきませんね)の存在を強調するようなシーンが出てくるのです。

 でも、どうも映画に馴染んでいなくて、とってつけたような、そりゃないだろう、みたいな印象しかありませんでした。 

 嫌いではないんですけど。

 それと、娘役の女の子がクレジットで真の娘のウィロウ・スミスと分かったのも、ちょっと面白かったです(公開された事実ですが、知らなかったので)。
[PR]

by sitejm | 2008-01-13 10:16 | たまには映画を

プリンス・エドワード島

d0051212_2233134.jpg カナダ・バイオエネルギー協会は、プリンス・エドワード・アイランド政府にバイオマス産業の開発政策を打ち出すよう、推奨している。

 というのも、プリンスエドワード島では再生可能なエネルギーが使われており、化石燃料の消費量を削減することが可能だからだ。

 そこで、リチャード・マクウィーンは、住居を暖めるためと、農地への硝酸塩の過剰流入対策の一環として、ある計画を実行した。
 彼は河川沿いの農地に300本のポプラを植樹したのだ。
 彼は、ポプラは環境に優しく、自然の燃料として使用できるから植えたのだと言う。

 農用地では過剰な化学肥料の使用によって、硝酸塩が土壌に流出している。ポプラの根は地中に存在する大量の硝酸塩を吸収するのである。

 また、ポプラは成長が早く、すぐに丸太や木材チップなどの燃料としても使用できる。

 プリンス・エドワード・アイランド政府は、ヤナギの利用も検討中だ。

 マクウィーンによれば、藁のような森林系あるいは農業系の廃棄物は、化石燃料を使用するより良いと考える理由は二つあるのだという。

 「一つには、プリンス島にある資源、これらを使えば(化石燃料を買うための)大金は島に残ることになる。そして、二つ目には、環境だ。二酸化炭素の排出に関しては、中立的になる」

 リチャードは「ここで重要なのは、政府が再生可能なエネルギーの開発政策にバイオマス産業を取り入れなければならないことだ」と付け加えた。

 政府の目標は、2015年度までに自治体の森林系バイオマスの使用率が20%まで増加させることだ。
 しかし、カナダ政府附属バイオエネルギー協会は、プリンス島は農業系のバイオマスとバイオガスの使用率をあわせて40%まで増加させられるはずと見込んでいる。(Radio-CANADAより)

d0051212_21594873.jpg
>>農地が多いから、もっと化石燃料を減らせなんていわれたら、赤毛のアンも怒ると思いますけど。ちなみにバイオエネルギー協会というのは通称CANBIOというNPO団体みたいです。
[PR]

by sitejm | 2008-01-10 22:13 | エコロジー

シロイルカ

d0051212_21172168.jpg セントローレンス川に生息するシロイルカの健康状態は、科学者たちの心配事である。
 水質規制が厳しくなったにもかかわらず、シロイルカのような哺乳類は、DDTやPCBのような汚染物質に脅かされているのだ。
 
 ある研究チームは、シロイルカの体表の脂肪を15年間分析している。
 その結果、海洋に住む哺乳類たちの健康状態は極めて不安定であることが分かった。

 モーリス・ラモンターニュ研究所の生物学者・Michel Lebeuf は、動物たちは長生きするようになっており、その結果、汚染物質が次世代の身体に蓄積されることとなっているのだという。

 規制がまだ出来ていない、新たな汚染物質も、シロイルカの健康を脅かしている。d0051212_21175736.jpg

 「現在、シロイルカたちは、汚染物質を最も多く蓄積していると考えられる」とMichel Lebeufは言う。

 セントローレンス川のシロイルカは、自然界の真の天敵というものを知らない。彼らは25年間もの間、捕獲されることもなかった。 
 にもかかわらず、シロイルカの頭数が増加しないため、研究者たちは悩んでいるのである。

 セントローレンス川のシロイルカの頭数は、1,000頭から1,200頭と推定されており、1980年代初頭から変動していないのだそう。(Radio-CANADAより)

d0051212_2119261.jpg >>新年早々、深刻なネタですみません。いい加減、仕事モードにならなくっちゃ、と思って。
 でも、シロイルカの形って、ちょっとヒワイですよね。あ、やっぱり仕事モードになっていませんでした。すみません。今年もよろしくお付き合いください。

 
[PR]

by sitejm | 2008-01-05 21:20 | エコロジー