カテゴリ:たまには映画を( 113 )

Love in the Afternoon~昼下がりの情事~

 d0051212_22272137.jpgヘプバーンの有名な映画の一つですが、こんなにきれいな映画だったとは!
***以下、あらすじはallcinemaより転載****
 私立探偵クロードの娘アリアーネは、父親のファイルから、アメリカの富豪フラナガンの資料を盗み読み、彼に恋をしてしまう。ある日、フラナガンに逢う機会を得たアリアーネは、恋愛に慣れたプレイガールのフリをして彼に近づくが……。B・ワイルダーによる、オシャレなラブ・ロマンス。
**************

 ハリウッド映画を見慣れた現代人にとって、古い映画はモノクロで、ちょっとスピードが緩い。

 だから、途中で少し、観ている気持ちがたるんでくるのです。
 
 登場人物も極めて少ないしね。
d0051212_22271260.jpg 激しいエッチシーンがあるわけでもないし(笑)

 でも、ゲーリー・クーパー演じるフラナガンが、アリアンヌ(と、字幕では書かれていました)に夢中になっていく辺りから、面白くなってきました。

 そのポイントは人によって違うかもしれませんね。

 人助けをしようとしたアリアンヌでしたが、なぜかプレイボーイのフラナガンに夢中になっていくのも、女心の描き方がうまい!

 アリアンヌのお父さんのクロードも、娘につかず、離れず、かつ仕事はできるし、素敵なおじさん。

 以下、少しネタバレになるのでこれから観る方は読まないでほしいです。
(↓意外なところで、日本ネタも出てくるんですよ)

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 お父さんが有能な探偵であったばかりに、思わぬ形で、フラナガンに関わることになります。
 でも、お父さんの最後の爽やかすぎるセリフに泣かされるのですよ。
 
 もっとも、あんなに可愛らしいヘプバーンに、あんな風に泣かれたら、ゲーリー・クーパーじゃなくても落ちるだろう、と泣きながらヘプバーンにキュンキュンしました(笑)。

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by sitejm | 2015-01-07 22:44 | たまには映画を

【映画】광해, 왕이 된 남자 -王になった男- 

 BSでやっていたので、見てみました。 
d0051212_14133559.jpg**以下、all cinemaより転載*****************
 朝鮮王朝の15代目の王・光海君は、かつては民を思う聖君と謳われたが、いつしか政敵の暗殺に怯えるあまり理想の政治からかけ離れ、暴君と恐れられる存在になっていた。そんな王のモノマネで腐敗した政治を風刺していた道化のハソンは、王の側近ホ・ギュンの目に止まり、影武者として雇われることに。
 折しも、光海が病に臥せり、それを隠すためにハソンはすぐさま光海に成り代わって、敵だらけの宮廷で王として振る舞うハメに。影武者の存在はハソンの世話係を務めるチョ内官以外には極秘とされ、王妃にさえも知られてはならなかった。
 そんな中、ホ・ギュンの言われるままに政務をこなしていたハソンの心に、次第にある思いが芽生えていく。
***********************************

 なんとなく見てみたら、とても面白かったです。

 真面目に観たら、韓国の歴史ドラマで、重い内容です。

 しかし、泣き所あり、しっかり笑いどころもあって、
良い映画だなあ、と素直に思えました。

 日本の時代物ではなぜか感じられない「ええ話」感が詰まっています。

 見終わった後、映画の中では誰もが、自分がハソンだったら、と思うのではないでしょうか。
 
 ただの道化で、決して立派な特別な人ではなかったハソンですが、

貧しい暮らしも知っていて、庶民の感覚も持ち合わせていてこそ、

まったく身分の違う王の地位について、民の心に沿った「王命」を下せたのだと思います。

 久々にいい映画だったなあ。


 ついでに、どうでええ話ですが、
私、中年女ですが、韓流ドラマとか、まったく興味がないクチです。

 中年女とみれば、韓流が好き、とかいう偏見はいい加減、やめましょう。

 でも、この映画は面白かったですよ。



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by sitejm | 2014-12-30 14:25 | たまには映画を

【映画】眠狂四郎炎情剣

 大学生の頃、バイト先の女性の先輩が、
d0051212_21544483.jpg「市川雷蔵のファン」

というので、雷ちゃんがちょっと気になっていたことがありました。

 でも、結局のところ、眠狂四郎シリーズは一作も見たことがありませんでした。

 最近、BSでやっていたので、中村玉緒さんが出ているというのも気になって、

やっと観た次第。

 詳しいストーリーはMovieWalkerで読んでただくとして、

自分にとっては地元の、鳥羽水軍と藤堂家の戦いというストーリーに何かのご縁を感じました。

 初・眠狂四郎シリーズだったからね。

 それにしても、私は正義の味方の潔癖な眠さん、というイメージを

20年間、持ち続けていたのに、冒頭から裏切られました。

 いきなり、中村玉緒演じる桧垣ぬい女の助太刀の代償に

体をいただいちゃうし、

しかも、嫌がっているのにもらっちゃうし、

女と戦うときも、「おぬしの体をもらうぞ」とか言うし。

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 それ以外は特にいやらしい人ではありませんでしたが、

昔の映画の方が、今の映画より、濡れ場が多かったのですな。

 やたらと腰巻が見えるので、そっちにびっくりしましたわ。

 そのせいか、最初は、

「雷ちゃん、美形って聞いていたけど、それほどでも・・・・・・」

と、ふーんと観ていたのに、

最後は市川雷蔵がとてもエロく見えてきました。


 余談ですが、学生時代の先輩が市川雷蔵ファンという話を聞いたとき、 

当時、京都に住んでいたのですが、

何という映画館だったか、河原町三条辺りにある映画館で、

オールナイトで雷蔵の映画ばかり上映していた日があったそうです。

 その先輩が言うには、おばあちゃんのファンがいっぱいで、

皆さん、珍しく若い雷蔵ファンのその先輩に、

雷ちゃんの魅力を語ってくれたそう。

 あのエロさに当てられたんですかね。
  


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by sitejm | 2014-12-14 21:56 | たまには映画を

【映画】The Best Exotic Marigold Hotel

d0051212_21561110.jpg・・・・・以下、IMDbから翻訳・・・・・・・・・・・・・・・

 7人のイギリスの熟年者らが、さまざまな理由から、インターネットの広告で見たインドのジャイプールに旅をする。
 彼らがそこで目にしたのは、廃墟のようなホテルと、若く、情熱的で、かつ楽観的な支配人だった。
 最近、未亡人になったばかりのエヴリン(ジュディ・デンチ)は安く楽しい体験を求め、グレアムは昔の恋を訪ね、ダグラス(ビル・ナイ)とジャンは投資に彼らの年金を使い果たし、ミュリエル(マギー・スミス)は安価な股関節手術を求め、マッジは金持ちの夫を追い、ノーマンは女性を追う。
 彼らはそれぞれ、インドに影響される。ダグラスとエヴリンはインドに魅了される一方で、ジャンはだんだん、 苦痛になってくる。
 彼らのホスト、若きソニーは、夢を抱いているが、金もなく、手腕にも欠ける。彼には愛する恋人がいるが、彼の母親は彼女を受け入れない。
 物語は交錯し、誰もがやがて、何かに気づいていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ジュディ・デンチの007のM以外の姿が見たくて、観てみました。
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 この人が、普通のおばちゃん役をやっているなんて、信じたくないけれど、やはり大女優。
 映画を見てすぐに、Mのイメージは取り払われました。

 でも、高潔で思慮深いイメージはそのままでした。

 それにしても、良くここまで大物俳優ばかりを集めたという見事なキャスト。

 ビル・ナイって、変人役もできれば、ああいう、その辺にいそうな優柔不断男も似合うんですね。
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 登場人物は皆、年配者ですが、それぞれの気持ちが痛いほど分かった自分も、年取ったなあ、と感じます。
 若い人が見ても、あまり感情移入できないかもしれませんね。d0051212_21565645.jpg

 歳を取っていくってちょっと怖いけれど、あんな風に生きられるのなら、きっと老後も楽しいに違いない!と思わせてくれるいい映画でした。
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 マリーゴールドホテル2も2015年に公開予定のようで、リチャード・ギアが出ているみたい。
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by sitejm | 2014-09-23 21:57 | たまには映画を

【映画】TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION

d0051212_22565957.jpg トランスフォーマー、子供っぽいかもしれないけれど、面白いので、結構、好きです。

 第1話しか見たことがありませんが、それでも第4話の今回も楽しめました。

 第4話では、発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォルバーグ)が主人公?(主人公はオプティマスなんですかね??)。彼は高校生の娘テッサ(ニコラ・ペルツ)と二人暮らしだが、金にならないおかしな発明ばかりで家賃も払えず、生活に苦労している。ある日、ケイドが手に入れた古いトラックは、なんとオプティマス・プライムであった。
 一方、元CIA幹部と秘密機関KSIが共謀し、オートボットをすべて破壊しようとしていた。
 ケイドはオプティマスを手に入れたため、娘とともに彼らに追われることに・・・。

 ストーリーが盛りだくさんで、かつ、本当によくできたCG。
 見たことのない画像が楽しめて、3時間があっという間に過ぎました。

 ついでに、サムライ風ロボットのドリフトの声は、どこかで聞いたことのある日本語なまりの英語だとおもったら、やっぱり、渡辺謙さんでした。途中でそう気づいたら、顔もなんとなく似ているように思えてきました。
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by sitejm | 2014-08-23 22:54 | たまには映画を

【映画】GODZILLA

 私はアラフォーですが、「ゴジラ」についてあまりよく知りません。
 Ken Watanabeが出ているから、ちょっと見てみたかったのです。

 昔、ハリウッド映画化されたジャン・レノのゴジラと違って、
このゴジラは、「ええ者」です。悪者じゃない。

 昔のゴジラを知らないから何とも言えないけれど、特撮技術がすごいですね。

 本当にでかい怪獣が闘っているみたい。

 できれば3Dでd0051212_1535444.jpg見たかったのですが、近所の映画館では3Dは吹き替え版しかなかったので、やめときました。

 ストーリーとしては、

フィリピン?かどこかで目覚めた怪獣ムートーが
日本の原子力発電所の地下で眠っていて、
発電所もそれはわかっていたんだけど、
ムートーは核燃料を餌とするので、やばくて触れなかったところ、
とうとうそいつは陸上に出てきてしまって、
地球を破壊しまくる(意図的ではなく)、
そこにゴジラも登場する、
ゴジラは味方なのか、敵なのか・・・?

という感じ。
 
 細かく書くと、どこかでストーリーの整合性が取れないような気もします(笑)

 渡辺謙さんはセリフが少なく、愕然、唖然、としたシーンばかりで、ちょっとがっかりでした。
 そういう役だったのだから、仕方ないのですけどね。
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by sitejm | 2014-08-10 15:04 | たまには映画を

【映画】The Secret Life of Walter Mitty

d0051212_20442590.jpg 1月ごろからずっと楽しみにしていた「LIFE」を観てきました。

 以下、あらすじ
*******************
 「LIFE」誌で写真のネガ管理室で働くウォルター(ベン・スティラー)。
 父を早くに亡くしており、年老いた母の扶養費や自由奔放な妹の生活費の負担まで余儀なくされている。
 41歳だが、さえない独身。婚活サイトに登録し、お薦めとして紹介されたシェリル・メリホフに「ウィンク」を送ろうとするが、システムエラーで受け付けてもらえない。
 がっかりしながら通勤すると、妄想癖のせいで、電車に乗り遅れて遅刻した挙句、その日、「LIFE」は最終号を発刊後、休刊する、と発表される。
 外部からやってきたリストラ担当が不要な職員のクビを切るのだという。
 最終号の表紙を飾る写真は、世界的な写真家ショーン(ショーン・ペン)が送ったという「25番目」のネガだ。しかし、ネガ管理室にはなぜか25番目だけ届いていない。
 リストラ担当者は、ウォルターに早くネガをよこせと迫る。
 ウォルターはこれまでネガを無くしたことは一度もなかった。25番目のネガは何かの手違いで届かなかったのか・・・?
 連絡を取ろうにも、写真家ショーンはいつも世界中を飛び回り、居所がつかめないのだ。電話でもメールでも連絡が取れない。ネガの在処を知るには、彼の居場所を見つけるほか、手段はない。
 写真部に属しているシェリルに頼ると、ショーンはグリーンランドにいるらしい。
 ウォルターは、意を決して、グリーンランドに飛び立った・・・
*************************************

 ベン・スティラー、男前なのに、さえない男役が似合いますねえ。
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 コツコツまじめに働いてきたけれど、冒険も、創造もない人生。
 働く人々の多くが、同じ思いを持っているんではないでしょうか。
 
 ネガが届いていない、と言わないで、グリーンランドまで写真家を探しに行くのは荒唐無稽だけれど、その過程がとても笑えます。
 そんな目に遭う!?というくらいひどい。

 でも、凡庸な人生って、それくらいのことがないと、変わらないと思います。

 ヘリコプターに飛び乗って、海に落ち、サメに襲われ、スケボーで山を越え、谷を越え、火山の噴火から命からがら逃げ・・・・・・
d0051212_2111549.jpg 散々な目に遭ううちに、ウォルターの顔はどんどん精悍にしまっていくのです。

 ウォルターの目くるめく冒険の合間を縫う、シェリルとの関係や、婚活サイトの管理者とのほのぼのした関係が心を休めてくれます。

 グリーンランドやアイスランド、その他の舞台の光景にも心を奪われました。
 見たことがないものを観るのも映画の醍醐味。

 平凡で意気地のない人生を送っている自分にとって、ある意味すべてが見たことがない光景でした。



 
 さて、この物語、ウィキペディア(米国版)によると、1947年に一度、映画化されているそうです。
 原作は1939年に発表されたJames Thurberの短編だそう。
 1947年の映画ではダニー・ケイが主役を演じたそうですが、原作とかなり異なるストーリーだったのだとか。
 といっても、現在、上映中のLIFEもかなり違ったストーリーなんですと。
 
 私は映画が面白いと、原作も読みたくなる方ですが、この原作は微妙ですね。
 というか、和訳されたものがないかもしれませんね。
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by sitejm | 2014-03-23 21:16 | たまには映画を

【映画】永遠のゼロ

 邦画を劇場に観に行くことは、本当は少ないのです。
 しかし、今年度は「風立ちぬ」も見たし、2本も観ました。
 昔は「話題になってる」と言われても観なかった方ですが、年取ったのかなあ。。
 どーでもいいことですが。

 さて、映画はほぼ、原作に忠実に作られていると思います。
 「主人公の司法浪人のお姉さんの恋人」という立場の人が削られているだけです。
 
 就職浪人の主人公とフリーライターの姉が、本当の祖父の宮部久蔵についてインタビューしながら物語が進行するのですが、そのインタビューの対象となる戦争経験者たちを、橋爪功とか、平幹二郎など、名優たちが演じています。
 真の意味のカメオですね。
 それにしても、橋爪功の演技はうまいけど、入院患者という役柄なので、どうせならもっと痩せていてほしかったです(笑)。

 凄腕ゼロ戦操縦士の宮部に、なぜ岡田準一が選ばれたのだろう、と思っていました。
 しかし、NHKの大河ドラマを演じる時期といい、「宮部」も「官兵衛」も人の命を粗末にしなかった善き人である共通点と言い、番宣的にばっちりの選択肢なんですね。

 そして目力最強の岡田準一演じる祖父の娘=主人公の母親は風吹ジュン、孫=主人公を三浦春馬、姉を吹石一恵、と目力があるけど目が優しいタイプが選ばれているように思いました。
 気のせいかな?

 戦闘シーンも日本の映画にしてはCGも割りと良くできていたし(時々、ゼロ戦の姿が透けてましたけど)、そういう部分を視覚化してもらったと思えば、面白い映画でした。

 ただ、「凄腕」という言葉が乱発されていたように思います。
 観客としては、宮部久蔵が神的操縦士である姿をもっと観たかったのではないかなあ。
 でも予算的に難しかったのかな、と納得したり。
 ハリウッド映画だったら、「凄腕」を強調するような映画になるんでしょうね。
 でも、この物語は、それが主題ではないですしね。

 また、原作そのものは戦争経験者の語りを中心に進められます。
 そのせいか、「凄腕」乱発と同じように、語りで表現されているシーンが多いです。
 たとえば、やくざの親分が過去に行った善行が、映画ではわざとなのか、語りで済んでいます。
 だから、もしかすると映画だけを観て、小説を読んでいない人には、ワケがわからなかったのでは、と勝手に心配します。
 


 以下は、ストーリーに関する部分なので、これから映画を観る人はすっとばしてください。








 戦闘シーンで印象的だったのは、後にやくざの親分となる景浦が、小隊長の宮部に模擬空戦を乞い、しぶしぶ宮部が応じるシーン。
 宮部は、景浦を試すかのように、わざと照準に入りますが、次の瞬間、景浦は、宮部のゼロが消え、後方から宮部に照準を当てられていることに気づくのです。
 宮部は撃つ気は皆無で、景浦をたしなめるつもりだったのでしょう。
 しかし、このシーンでの岡田準一の目力がすごい!
 その気迫にぞっとしました。
 この作品を演じ、NHKの大河ドラマでも官兵衛を演じて、この人は俳優としての格と言うか、品格が一段と上がったように思います。
 「独眼竜正宗」を演じていた頃の渡辺健を彷彿とさせるようです。


 戦争の真実に話を戻しますと、印象的だったのは、三浦春馬演じる主人公がコンパに出かけて、仲間から特攻隊を軽んじられて、怒るシーン。仲間は楽しいコンパでそんな話を熱く語る主人公にドン引き。
 特攻隊の人たちの本当の気持ちも知らないで!という主人公の怒りにも共感するし、そんなことは知らない仲間が、コンパなのに何怒ってんの??的にドン引きする気持ちもなんとなく分かる。

 戦争で闘った人たちの本当の気持ちを映画で知りつつある自分と、戦争を知らず、特攻隊の話も偏ってしか知らなかった自分の姿をそこに観るようでした。

 そして、将来の日本や、それを支える家族たちのために闘った人々の命と引き換えに、何事も無かったかのように平和に街を歩いていく人々の姿を観て、主人公が泣き叫ぶシーン(三浦春馬も演技を頑張ってた感じ。)。
 その光景にもはっとします。
 自分は、余りにも今、生きていることを当たり前に感じすぎていた。
 そういう気持ちでしょうか。
 この時代に生まれたから、しょうがない、という気持ちもどこかにあります。

 今、この物語を知っておいて、本当によかった。
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by sitejm | 2014-01-13 08:59 | たまには映画を

【映画】Enduring Love

 いやーーーーー!
d0051212_21175747.jpg ダニエル・クレイグが○○される~~!!!

・・・と、クレイグファンは絶叫するかもしれません。
 邦題は「Jの悲劇」。

 ダニエル演じる大学教授のジョーは、オックスフォードの草原で彫刻家の恋人クレア(サマンサ・モートン)と過ごしていると、少年を乗せたまま真っ赤な気球が飛ばされるのを見つけます。
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 その場に居合わせた人々が気球をつかまえるのですが、結局、このことが発端となって一人の見知らぬ男性が死んでしまうのです。

 ジョーは男性を助けられなかった、と自分を責め、トラウマに苦しみます。
 一方、その場に同じく居合わせたジェドという男がジョーにつきまとい始めます。
 彼の意味深な言葉は、ジョーが忘れようとしているトラウマを引きずり出すかのよう。
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 恋人のクレアに相談しても、真面目にとりあってはくれず、トラウマとストーカー行為に苦しむジョーは、やがて自分を見失い・・・。
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 なんと説明すべき映画なのか。

 難解なようで、見終わると、言いたいことはそれほど難解でもないように思えます。

 どんな映画を見ても、大体、これはハッピーエンドだな、とか、この人が死ぬけど、こっちの人は立ち上がって終わりだな、とか、これは二人の別れで終わるな、とか大まかな予測はつくものです。
 その予測した結果を埋めるまでを楽しむのが、最近の映画の楽しみ方だと思っていました。

 しかしこの映画は、最後まで結末が読めませんでした。

 それでいて、最後まで見てからもう一度、見直してみると、ジョーと一緒に、見ていた自分も思い込みにとらわれていたことに気づくのです。
 ありえない映画、というより、むしろ、誰にでも起こりうる話かもしれません。
 トラウマに苦しむジョーに対するクレアの姿は、自分のかつての姿を思い出させ、少し苦しい気持ちがしました。

 キャストについて、ストーカー男のジェドを演じるのは「ノッティングヒル」でヒュー・グラントの変態ルームメイトを演じていたリース・エヴァンス。
 相変わらずつかみどころのない演技。ユーモラスな雰囲気がかえって不気味さをかもし出しています。
    (↓実際は仲良さそうよかった、よかった)
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 この映画の気の重さをちょっと軽くしてくれるのが、ジョーの友人ロビンを演じるビル・ナイ。まったりとした軽いしゃべりで気が抜けます。
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 また、スカイフォールでQを演じたベン・ウィショーが、教授のジョーの講義を受ける、ちょっとオタクな大学生を演じています。こんなところで競演しているとはね。

 さて、ダニエル・クレイグを007のボンドに推薦した映画プロデューサーのバーバラ・ブロッコリは、当初、「クレイグはインディーズ映画中心に出ていたから、オファーを断ると思った」そうです。
 「Jの悲劇」もインディーズ映画の一つだと思います。
 以前見た「レイヤー・ケーキ」もその類で、これらの映画ではじめてクレイグを見たら、この人が世界的なアクションスターになるとは誰も想像できないでしょう。

 しかし、007を見てしまった後で「Jの悲劇」を見れば、身のこなしも軽いし、身体もしまっているし、演技もすばらしいし、抜擢はムリもない、と思えます。
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 何がすごいって、バーバラ・ブロッコリの俳優を見る目がすごいですわ。
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by sitejm | 2014-01-06 23:12 | たまには映画を

The Karate Kid

 中学生くらいの頃、ジャッキー・チェンが好きでした。

d0051212_2021867.jpg 日本の俳優とか歌手に興味がなく、歌手はフィル・コリンズ、俳優はジャッキー・チェンという丸顔おじさん好みでしたわ。

 でも、高校生になると、映画はバック・トゥ・ザ・フューチャーやゴッド・ファーザー3のようなハリウッド映画全盛期で、好きな俳優はクリストファー・ロイド(ドクを演じた人)とアンディ・ガルシアでした。
 どーでもえーことですが。

 そんなわけで、ジャッキー・チェンの映画を真剣に見ることは、ここ20年くらい、なかったかもしれません。
 30代後半~40代の人の中には、そういう人も多いのではないかな??

 ベスト・キッドは予告編がなんとなく面白そうだったので、暇なときに見ようと思っていました。

 ドレ役の子がずーっと見ていても飽きない好い顔をしているんですな。
 ダンスもうまいし、動きもいいし。
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 ウィル・スミスに似ているな~と思っていたら、映画のクレジットでウィル・スミスのショットが現れて、ウィルの息子のジェイデンだとやっと気づきました。

 しかし、何と言ってもすばらしかったのがジャッキーでした。意外です。
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 ジャッキー・チェンの演じる役柄は、
・カンフーのうまい軽い男とか004.gif
・カンフーのうまい真面目で不器用な男とか015.gif
・優秀な刑事とか探偵だけどスケベな男とか010.gif
どちらかというと陽気さ全開のものが多かったから。

 哀愁漂う無口なカンフーの達人を演じる姿に、むしろ、ああ、この人はただのアクション俳優ではなかったのだと感じました。
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 60歳近いのに相変わらず分厚い胸板からも、目が離せませんでしたけどね。
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by sitejm | 2013-12-23 23:11 | たまには映画を