カテゴリ:たまには映画を( 113 )

Sully~ハドソン川の奇跡~


 「ハドソン川の奇跡」、

ああ、あった、そういえば
とニュースを思い出せる。

 大河に浮かんだ飛行機の翼に人が大勢乗っている映像が印象に残っていた。
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  機長は英雄扱いで、称賛を浴びて過ごしていると思っていたのに、

容疑者扱い、さまざまな調査が行われていたとはね。


 あの機長の立場に立って、

どれだけの人が冷静に判断できるだろう。

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 パイロットという職業には、いつでも冷静でいられるような

その性格も重視されていると思うけれど、

それでも、高速で飛ぶ乗り物で、大勢の人命を預かりながら、

事故を起こさぬよう、数分、実のところ数十秒で

判断を下さないといけないと思うと、

機長とは大変な立場なのだと改めて思う。


 あこがれだけでなれる職業ではないのですね。


 日頃、普通に飛行機に乗って、自己なく目的地にたどり着いていることが

本当にありがたく感じました。

(以下、トリビア 参考:)

★撮影のために飛行機を一つダメにするって、
すごいなあ、と思っていたところ、

あのエアバスは、使用済みのA320だそう。

 当たり前か。

 また、レスキュー船が乗客を救い出すために、

河に浮かぶ飛行機を取り囲んでいるシーンでは、

最初にレスキュー船が、ハドソン川で何もない場所を取り囲むシーンを撮影し、

そこに、ユニバーサルスタジオ内の人造湖に浮かべた飛行機の映像を

組み合わせたものだそう。

 凄い技術!
 
★最初に、飛行機にたどり着いたレスキュー船の船長さんは、

実際に、事故時に最初にたどり着いた船の船長さんが演じていたそう。

↓多分、この船の運転席に乗っている人ですね。
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★トム・ハンクス演じる機長サリーの奥さんを演じたローラ・リニ―は、
実際は、電話で機長と話すシーンしかなかったので、
撮影中にトムに会う機会はなかったそう。

 最後のトリビアが結構「へえ」な感じ。
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by sitejm | 2016-09-25 18:09 | たまには映画を

超高速参勤交代~リターンズ~

 
 見てみると、
  
「参勤交代」というものが、

良く分かっていなかったことに気づきました。

 ↓こちらの、超高速参勤交代リターンズのサイトで
1分でわかるように解説されています。
 http://www.cho-sankin.jp/


 
 それにしても、

参勤交代の「交代」するだけなのに、

国元で一揆が起こって

行きの5倍のスピードで帰らなきゃならないし、

お金もないし、人もないし、、、

そういういろんな条件で

あれだけのストーリーができあがっているところが

ものすごく面白い。


 自分のサラリーウーマン生活にも、

つながるところがありますしね。


 お金も人ももらえない、

でも、早くやらなきゃならない、

みたいな。


 あり得ないシーンばかりだったけど。


 佐々木蔵之介さんって、

アップで見ると、面白い顔してるのですね。

 テレビ番組で素?で見ていると、

二枚目でセクシーな感じなのに、

映画だと完全に三枚目キャラ。

 
 あの顔で東北弁を喋るから、

ものすごく誠実な、

人柄の良いお殿様の雰囲気が出る。

 
 それにしても、参勤交代って、

本当に大変な制度だったんだな~

と思う。

 歴史を作るのに一役買っている

良くも悪くも、凄い制度。
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by sitejm | 2016-09-25 17:39 | たまには映画を

招かれざる客


 「招かれざる客」

って、何かの比喩かと思っていました。

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 もう、文字通りのなんとなく辛い意味の

映画だったのですね。

 
 失礼承知で書くと、キャサリン・ヘプバーンの顔が骸骨に派手な口紅塗ったみたいで、

それが気になって仕方なかったですww。


 しかし、演技は素晴らしかった。

 登場人物も少なくて、シンプルな内容なのに

釘付けになって観てしまう、

とても興味深い映画でした。

 
 ものすごく出来過ぎな黒人の青年が、

町の名士の、素直で奔放な娘と愛し合っていて、

今日から、ジュネーブに発つとか言っちゃってるし、

なぜか黒人青年の両親が突然、名士の家にやってくるとか

言っちゃってるのですが、

そういう出来すぎなシチュエーションも

気にならないくらい。


 有色人種に関する人種差別がテーマの映画でしたが、

今の時代に、日本の様々な人種差別をテーマとして同じような

映画が作られても、きっと、登場人物たちの苦悩は同じだと思う。


 差別がある限り、いろんな人が苦悩しなければならないのですね。


 白人女性と息子との結婚を認めたくない父親に対して、

シドニー・ポワチェ演じる黒人の青年が怒るシーンが

胸を打ちました。

 
 郵便配達員だった父は、

「荷物を毎日配達して、お前を支えたのに、

 優秀なお前が、たった一つ過ちを犯した!」

と、白人女性と恋に落ちた息子をなじるのです。

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 しかし、息子は言い返します。

 きっと、優等生で、父には向かうことなどなかった息子だったのでしょう。

 でも彼は言い放つのです。

「父さんが荷物を配達したのは、

それが仕事だったからだ。

 僕は親の所有物ではない!」

「古びた信念を唯一最良と頑強に押し通す、

そんな世代が死に絶えるまで

僕たちは重荷を背負うんだ。

自由になれない。

僕は黒人としてでなく、人間として生きたいんだ」


 ついでに、白人女性の父親役のスペンサー・トレイシーは、

まるで、ダニエル・クレイグがおじいさんになったような顔で、

観ていてとても好ましい感じがしましたwww

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by sitejm | 2016-07-02 00:01 | たまには映画を

高慢と偏見と、ワンダーランド


 最近、英国映画好きの知人ができて、

昔、コリン・ファースのファンだったハート

と言ったところ、

「高慢と偏見」

のDVDを貸してくれました。

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 「高慢と偏見」は、

英国の田舎町を舞台として、

跡取りのない5人娘と両親の暮らす一家が、

遊びに来た資産家や士官らとの結婚を巡る

騒動を描いた物語です。


 最後まで観て驚いたことには、

一言で言えば、

「女子がハンサムな資産家と結婚するのに躍起になっている話」

でしたわ。

 

 まだご覧になっていない人には、



ネタバレ注意!!


ですが、



まるで



結婚だけがゴーーーーール!!!



みたいな、そういう物語に思われたからです。



 昨今、世間を騒がせている

英国の価値観って、

こんな感じなのか!


と、とても驚いたのです。


 物語の舞台は18世紀とはいえ、


「高慢と偏見」は何度も映画化されているから、


英国人、こういうネタが好きなのね、

と思って。

 

 でも、今日、TVで放映されていた

「アリス・イン・ワンダーランド」

を見たところ、様子が違っていました。
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 20歳で結婚しなければならないらしい、

アリスが、子供の頃に訪ねたワンダーランドで

アリスが本当に進みたい道を選ぶのです。

 その姿がとても力強くて、

すがすがしかったです。
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by sitejm | 2016-07-01 23:41 | たまには映画を

007 Spectre

 誰も読んでいないブログだけれど、

映画を観たら、自分用のログとして残しておこう。

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 TVのCMを観る限り、かなりの観客動員数のようですが、

自分としては、前作Skyfallほどには心が動かされませんでした。

・・・以下、概要・(007 com.より)・・・・

 少年時代を過ごした ”スカイフォール” で焼け残った写真を受け取ったボンド (ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M (レイフ・ファインズ) の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の元妻であるルチア・スキアラ (モニカ・ベルッチ) と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。

 その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ (アンドリュー・スコット) がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー (ナオミ・ハリス) やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明のてがかりとなるかもしれないボンドの旧敵、Mr. ホワイト (イェスパー・クリステンセン) の娘マドレーヌ・スワン (レア・セドゥ) を追う。

死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる-。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 映像的には、いつも見たことのない光景を見せてくれるという意味では、素晴らしかったです。
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 さらに、観たことのない光景であるのに、カジノ・ロワイヤルや、クァンタム、スカイフォールを観ていた人の方が、より楽しめるシーンがぎっしり入っているように思われました。

 もちろん、観ていなくても面白いと思います。

 ただ、007のファンは、自分が観た劇場でもそうでしたが、私(40代)でも、若年層か??と思うような年代の観客が多いようでした。

 こういう世代の楽しみ方って、

いわゆる、水戸黄門のような、遠山の金さんのような、

「よっ!待ってました!」

的なシーンが好きなんじゃないかと思います。
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 いつの時代にも。

 そういう意味ではファンへのプレゼント感満載で、感動しました。

 ただ、ストーリーとしては、

ボンド、そんなにいろんなものを壊さないとターゲットを捕まえられないって、

実はあんた、有能じゃないのでは・・・・・・?

と思うような場面もありました。

 「C」っていう新たな司令塔の存在もイマイチだし、

剛力の殺し屋みたいな人も、意外に簡単に死んじゃったし。

 拷問の仕方が、今風なのかどうかわかりませんが、

カジノ・ロワイヤルの、ロープでアソコをぶん殴る、

という方がよっぽどインパクトがありました。

 敵も髪を振り乱して、ハアハア言いながらやってたし、

ボンドも瀕死の痛手を負いながら、

なぜか二人ともとても魅力的に見えるシーンでした。


 Spectreでは、

そこまでやって、損傷ないんかい?!

と、観る側に恐怖を与えるだけの拷問シーンで終わったように思います。

 あと、ダニエル・クレイグvers.の007は

男性好みなのかもしれませんね。


 確かに、ダニエルは足が長くないし、

筋肉が発達しすぎて、

類人猿的な動きに見えることもあるし、

顔も、美形ではないし、

時々は悪役に見えるような人相だし、

ゴルゴ13に近いような007像。


 そのせいか、

ラストは、そういうことですか、

という終わり方でした。


 給料(報酬かな?)もらって働いている身で、

前の上司への忠義として、職務外のことに必死で身を削り、

最後は、まあそう来たら、楽しい老後ですね^^

って感じ。

 Spectreは、男の夢を描いた映画なのかもしれません。

 そういう意味で、あんまりおもしろくなかったのかも(笑)
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by sitejm | 2015-12-05 16:13 | たまには映画を

【映画】The Towering Inferno

d0051212_14363740.jpg 以前から何度も見ようとして、挫折してました。 昔の映画は冒頭が、のんびりして、入りにくいからです。

 でも、早送りで見てみたら、こんなドキドキする映画はありませんでした!
*******あらすじ(参考:映画.com)*******
 サンフランシスコの空にそびえ立つ138階建ての世界一高い超高層ビル“グラス・タワー”が落成の日を迎えた。
 設計者のダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)は、大きな仕事を終え、コンクリートの大都会からのがれ出て、大自然に移住しようと考えていた。
 ところが、突如、
グラス・タワーの地下の発電機が故障し、その結果、81階で火災が発生。
 グラス・タワーの配線工事がロバーツの設計通りに行われていなかったためだ。
 ロバーツはビルのオーナー・ジム・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)に落成パーティーの中止を申し入れたが、ジムの対応は遅い。通報を受けた消防隊の 隊長のマイケル・オハラハン(スティーヴ・マックィーン)は、ロバーツにタワーの設計を確認しながら、パーティの参加者の脱出方法を検討する。
 参加者たちは、135階からエレベーターを使って降りようとして大混乱。
 聾唖の居住者、情事にふけっていたカップルにも火災は忍び寄る。
 やがて、火災が広がり、エレベーターも人を乗せたまま燃えてしまう。屋上からの救出を試みるヘリコプターも・・・
********************************

 1975年の時代に、よく、こんなスケールの大きい映画が作れたなあ。
 火災の映像も、爆発して壊れた階段を降りるポール・ニューマンたちの動きも、真に迫っている。
 特撮だなあ、と感じるのは終りの方でヘリコプターが出てくる場面くらい。
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 どうやって高層ビルの火災を外側から撮ったのだろう、と不思議に思っていましたが、高さ20m以上にもなる模型を作って演出されたそうです。撮影スケールもでかい!
 
 この映画は、当初、別々の配給会社が予定していた映画を1本にまとめてできたそうで、出演者も当初案から変わったりしたそうです。

 スティーヴ・マックウィーンは当初案では建築家役だったそうですね。
 しかし、熱血の消防士役がとても合っていました。
 
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 007のダニエル・クレイグとマックィーンが似ているといわれていましたが、この映画を見ると、本当にそう思います。
 


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by sitejm | 2015-05-03 14:21 | たまには映画を

【映画】少林寺2

 
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少林寺って激しく真面目な映画かと思っていました。
 
 それがまた、観てみたら、本当に子供から大人まで楽しめる、いい感じの映画なんですよ。

***以下、あらすじ***************
 男だけの少林派一家と女だけの武当派・鳳一家。
 川を挟んで対岸のお隣さん同士のはずなのに、鳳一家は少林派を嫌っている。
 しかし、男手一つで、盗賊たちに親を殺された三龍(ジェット・リー)ら8人の子供たちを育ててくれた父・天龍のため、三龍らはなんとか武当派の娘たちと仲良くなろうと四苦八苦。しかし、持参金がないため、鳳家の鮑は、天龍と長女・大鳳との結婚を認めない。
 そうこうしているうちに、少林派にかつて撃退された盗賊たちが鳳一族の財産と娘たちに目をつけ、鳳村に忍び寄ってきた・・・
***************************

 昔の映画らしく、細かな笑いがちりばめられています。

 衣服のお尻のところがばっくり割れる、っていうべたなネタもありますが、全体の雰囲気として、かなり明るく笑えます。

 かつ、アクションが、今と違って、実録だから、見ごたえがある!
 女性の演技もアクションも素晴らしいです。
 中国だからこそできた映画だと思います。


 また、ジェット・リーの笑顔がさっぱりして、さわやかでいいんですよ。
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by sitejm | 2015-05-03 14:03 | たまには映画を

Melody ~小さな恋のメロディ~

 高校生くらいの時から、何度か見て、今回見たのが3度目くらい。それd0051212_21572753.jpgでも、大人になってから見る子どもの恋って、とても新鮮。
*****あらすじ****(参考:Movies.COM)******
 ダニエル(マーク・レスター)とメロディ(トレーシー・ハイド)は恋に落ちた。そして、両親に結婚する、と宣言した。
 遠い未来でなく、今すぐに結婚したい二人。彼らの願いはすぐに周囲に知られてしまう。ダニエルの親友オーンショー(ジャック・ワイルド)は、ダニエルがメロディに夢中になったことが面白くなかいが・・・・・・
******************************

 ダニエルを演じるマーク・レスターの女の子みたいな端正な顔立ちと弱弱しさが、子供なのにワイルドな、オーンショーを演じるジャック・ワイルドによって引き立つ。

 不良っぽい振る舞いのオーンショーだけど、友達になったダニエルのことを大切に思う気持ちが彼のいろんな言動に伺える。

 子供って、残酷な割には、好きな気持ちがストレートで可愛いね。

 メロディを演じるトレーシーは、小学生なのになぜか色っぽい。
 とびっきりの美人でないのに、大きくて透き通った瞳と唇が美しい。
 ダニエルより精神的には大人な感じ。
 
 ところが、最初、おどおどしていたダニエルなのに、メロディに恋した途端、自分の意見を主張して、彼女を雨から守ろうとする男らしさが見えてくるのだ。
 
 メロディとダニエルが学校をさぼって二人でデートしたので、メロディの家族が彼女を諭しているシーンが印象深かった。
 メロディのお父さんは、酒好きのおしゃべり好きで、人の好さそうな、どこか頼りなさそうなパパ。
 はげていて、太っている。

 その彼がメロディに、
「ダニエルはとてもいい子だと思うが、結婚するには、まだ若すぎるんだ」
「お前にはまだ教えなければいけないことがたくさんあるんだ」
等々、一生懸命説明する。

 メロディは、
「ただ、二人でいたいだけなの。幸せになりたいだけなのに、どうしてそれを願ってくれないの」
と返すのだ。

 そうなんだよ。
 ただ二人でいたいだけなのに、いろんなことがそれを邪魔するんだ。


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by sitejm | 2015-04-05 22:14 | たまには映画を

【映画】Marcelino Pan y Vino ~汚れなき悪戯~

 ここのところ、以前より、映画を観ることが多い。
 
 セントラル・ステーションの後も、シャレードを見たり、映画館で96時間を観たり。

 いろいろ観たけど、ブログに書くほど感銘をうけたものがなかった。

d0051212_13500709.jpg 汚れなき悪戯は、古い映画で、モノクロで、刺激がないので、冒頭が面白くなく、実のところ、興味がなかった。

 ところが、3人の修道士が荒野に自力で修道院を建てようとするところから、

もう、どんどん引き込まれる。

 だから、面白くないと思って、敬遠している人がいたら、ちょっと最初を我慢するか、早送りで見ればいいと思う(笑)

 何より、主人公のマルセリーノの大きな瞳がとても魅力的。

 修道院の前に捨てられた赤ん坊を、12人の修道士たちが育てる。
 映画のほとんどで、マルセリーノは5歳の男の子として登場する。

 一見、おっさん顔なので、洋画の欧米の子供を見慣れていると、ちょっと違和感を感じる。

 でも、この子の大きな瞳は、いたずらっぽさと、生きる楽しみと、ワクワク感と、
そして、消えない悲しみをたたえていて、とても魅力的なのだ。
(って、ワテクシがそのように感じているだけですが)

 彼のいたずらは本当にかわいくて、また、修道士のおっさんらの反応もユーモラスで、

何度もくすっと笑ってしまう。

 
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(↑お祭りに連れて行ってもらったのに、いたずらして、帰ってくるところ。本人の罪悪感がゼロなところがよろしい。)


しかし、この映画はとても宗教的なものだ。

 最近の映画を見慣れていると、ラストをどのように感じればいいのかわからない。

 良くも悪くも、観た人の気持ち次第なのか。

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by sitejm | 2015-02-21 14:02 | たまには映画を

Central do Brasil  ~セントラルステーション~

 d0051212_21062997.jpg 多分、初めて観たブラジル映画です。
*******あらすじ*************
 元教師のドーラは、リオの中央駅(セントラルステーション)で文字を書けない人のための代書人をして生活している。実は彼女は、友達のイレーネと、代書した手紙を勝手に読み、笑ったり破り捨てたりするばかりで、発送していなかったのだ。
 ある日、男の子ジョズエとその母親アンナがやってきた。アンナは大酒のみの夫から逃げて、リオで暮らしているようだ。しかし息子のジョズエが父に手紙を書けというので、ドーラに頼みに来たのだった。
 2度目の手紙を書いた直後、アンナは交通事故で無くなってしまう。身内のいないジョズエ。リオは危険な町だ。親のいない子の身は危険にさらされている。見かねたドーラは彼女を嫌がるジョズエを連れ、ジョズエの父に会いに行く。
**************************

 あらすじだけ読むと、ドーラは割といい人っぽい。
 実のところは酒のみで、かなり善悪の区別が危うい人。
 
 この人の、老いて美しくはない容姿と、薄茶けてごみごみしたセントラルステーションの様子から始まるこの映画は、美しくは見えません。

 しかし、ジョズエを連れて、長い旅に出て、いろんな町で、いろんなことが起こって、それらを観ているうちに、観るものすべてが美しく見えてきます。

d0051212_21295490.jpg 砂漠のような町の様子も美しいし、祭りのオレンジ色のランタンが画面いっぱいにひしめいている中をドーラが横切る様子などにも私は心を奪われました。

 意地っ張りのジョズエと口の悪いドーラの掛け合いもいいのです。
 
 ときどき、9歳のジョズエが見せる男らしさも光るのです。

 そして、なんといっても、「間」の素晴らしい映画だと思います。
 
 ジョズエが山を歩いたり、砂漠をとぼとぼ歩いたりする間で、彼の気持ちと観る人の気持ちを一体化させているように思いました。
 
 ラストは冷静に考えたらハッピーエンドなのですが、少し、もの悲しいです。



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by sitejm | 2015-01-12 21:22 | たまには映画を