カテゴリ:読書も好きです(いろいろ)( 135 )

【読書】自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニング

d0051212_22375090.jpg NLPなるものに興味はあったものの、ぼんやりとしか分からないまま、特に調べもしませんでした。

 NLPとは、「Neuro(神経=五感による体験) Linguistic(言語) Programming(プログラミング)の相互作用がどのように我々の体や行動のパターンに影響を与えているかという仕組みを学び、実践する手法」だそう。 

 文字で読んでも意味が分かりにくいです。

 しかし、NLPトレーナーは、
「不倫して罪悪感に苦しんでいる人は、特徴的な座り方で分かります。」
なんだそうですわ。
 気をつけよう(笑・・でも、どんな座り方かまでは書かれていませんでした。)

 私は産業カウンセラーの資格取得のための勉強をしていたとき、「傾聴」という手法を学びました。 
 そのときは、「ただ聴く」習慣すらなかったので、それはそれで勉強になりました。

 傾聴に馴れると、どうしてもクライアントの言葉に集中してしまいがちになる気がします。

 もちろん、言葉の裏にあるものを読み取ろうとするのですが、発言内容に集中するあまり、
言葉以外の、表情や声のトーン、体の反応や呼吸、感情、思考
を見落としがちになるように思います。

 NLPではそれらを
「瞬時に受け取り、高度なコミュニケーションをする」
ということみたい。

 大事なことがいろいろ書かれているのですが、とりわけ自分にとって印象的だった例がありました。

「母親として、内定を取り消された子供に話しかけることができません」
というある母親の悩みに対し、

「お母さん、仕方ありませんよ。新しい就職先が決まれば解決しますよ」
と言ってしまうと、お母さんには責任はないけれど、本質は解決しない。

 次に、
「お母さん、話し方が分からないのですね。そんなときは・・・」
とアドバイスしてしまうと、子供に対して適切なアドバイスができない母親にすべての責任が向けられている。
 これでは母親の心情を無視している。

 ここでの母親は、
「子供の問題は自分の責任だ」
という罪悪感のような信念を持っている。

 これを、NLPでは、
「子供の自立を促す」
信念に転換させる。

 そこで、
「これを乗り越えたときは、同じような経験をするかもしれない多くの母親にとってあなたは貴重な存在になりますね」
というレベルの言葉をかけるのだそう。

 難しそうですが、否定的な、閉じたような信念を、肯定的で開放的な信念に変えるというところがポイントなんでしょうか。
 このほか、日本独自の「ねぎらい」の気持ちを伝えることも必要なようです。

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by sitejm | 2014-11-24 22:38 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】陽気なギャングが地球を回す

 これは軽い内容なんだろう。

d0051212_1442357.jpg と思って、通勤電車内で読むために買った。

 でも、台風が来たので、家で読んでしまった。
 もったいない。

***********以下、Amazonの「内容紹介」から****** 
 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!
***************************

 Amazonの「商品紹介」ではもっと詳しく書かれていて、この小説を読んでから、
そうか、ただのエンターテインメントではなかったのかな、と思わされた。
 でも、そうかどうかは、読む人の持っているものにかかってくると思う。

 この小説を書いたのはアラフォーの伊坂さんかと思いきや、10年位前に出版されていたのだというから驚いた。
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by sitejm | 2014-08-10 14:42 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】アヒルと鴨のコインロッカー

d0051212_155642.jpg 伊坂幸太郎さんのいろんな作品を読んできたけれど、

 あー、こういうどんでん返しパターンもあるんやね、

 とまた感心。

*****以下、Amazonの「内容」から*******
 引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。
***************************


 この作家は、「オーデュボンの祈り」でもそうだったけど、
主人公に犯罪を犯したがらせる。

 あまり深い意味はないのかもしれない。
 ただ、内容的には、「重力ピエロ」を彷彿とさせるような雰囲気。
 読後、気が少し重くなった。 
 
 ところで、この作品はとっかかりが、入りにくかった。

 いつもは本を開くなり、ぐぐーーーっと引き込まれてしまって、
通勤電車内だと、降りる駅を忘れてしまいそうになるくらい。

 前半がなぜか私には入りにくくて、

後半を読みだしてから、何度か前に戻って読み直したりしていました。

 ああ、ちゃんとここに書いてある、書いてある、と。

 だから、読む速度が速い人は、きちんと細かいところも読んだ方がこの作品は楽しめると思います。
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by sitejm | 2014-08-10 14:34 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】魔王

 伊坂幸太郎の本って、なんで今まで読んだことなかったんや~~!
 人生損した気分やないか~~い!!


 とか思っていたのですが、昨日、「チルドレン」のブックカバーを見ていたら、うちにも1冊あることに気づきました。

 それが「魔王」。

 ベトナムかマカオに旅行するときに空港で買ったんだと思います。

 海外一人旅中って、待ち時間が多いから。

 しかし、その時はどこが面白いのかわからなかった・・・・・・。

 これが70万部?どこが面白いんだろう・・・・・・?

と本棚の奥に仕舞っていました。

 他人の言葉を操る「腹話術」ができることに気づいた安藤が、社会の危うさにやきもきしながら、ある大物に近づいていく・・・。


 そういう感じのお話でした。

 今や、伊坂幸太郎ファンの私。

 「魔王」も、今、再び読んだら面白かろう、と思ったけれど、


 ・・・・・・。


 好みは人それぞれなので。



 だけど、ある意味予言的小説家も。

 文庫本のあとがきには、郵政民営化フィーバーの前に書かれた小説であることが強調されています。
 それもそうだと思いましたが、今の時代をも予言したようにも思えます。

 今の方が、本の中の危うい日本と、合致しているような気がする。
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by sitejm | 2014-07-22 22:00 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】チルドレン

 また相方が貸してくれました。

d0051212_20552224.jpg 伊坂幸太郎さんは、なかなか飽きさせないなあ。

 「チルドレン」は、、「バンク」「レトリーバー」「イン」「チルドレン」「チルドレンII」の5つの短編が収められていて、作者の言うように、まさに
「短編のふりをした長編小説」。

 次は誰が主人公になるの?誰が出てくるの?と次の短編を読むのも楽しみになる。
 
 想定が突拍子もない「バンク」。
 何かの映画で似たようなのがあったので、トリックは途中で分かってしまったけれど、それでも登場人物が個性的だったり、魅力的だったりして、面白かった。

 レトリーバーは読み終わってから、なるほど、このタイトル、と思う。
 
 チルドレンⅡはワテクシの同業者が出てくるところがあって、なんだか身につまされ、思わぬところで涙が滲んでしまった。
 
 陳内というどの短編にも出てくる人のキャラがものすごくいい。

 本当にいそうで、実際はいない。
 だけど、いてくれると嬉しくなる。
 でも、いると、ちょっとうざいかな。
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by sitejm | 2014-07-20 20:58 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】オーデュボンの祈り

 何冊も伊坂幸太郎さんの小説を読んで、ここに来てオーデュボン。

 相方を通じて、相方の息子の「この順番で読むのがいい」というアドバイスに従って、

1ラッシュライフ
2フィッシュストーリー
3ゴールデンスランバー
4重力ピエロ
5オー!ファーザー
6マリア・ビートル
7グラスホッパー(本当はマリア・ビートルの先に読む方がいい)

と読んできました。

 それでデビュー作「オーデュボンの祈り」??

 熟成した作者のデビュー作を今さら読むことに違和感があったけれど、読み始めてみたら、納得。

 この独特の世界観。
 
 主人公はコンビニ強盗するわ、同級生は変態な刑事だし、主人公は変な島に突然連れ去られて、そこでは案山子がしゃべるし、殺人が公認で行われてるし、この状態で一体どうやってまとまるんかい!?

 ・・・と読者をある意味ハラハラさせながら、独特の世界が広がっていきました。

 最近の作品より、突拍子もない世界がとても新鮮。

 マリア・ビートルあたりから、この作者はエンターテイナーなのかな?と思い始めていました。

 オーデュボンは、違う感じがしました。

 
 違わない、ということなのかもしれませんが、


 電車の中で吊り革握って、読みながら、

ラストでは温かさになんだかじーんと目に来てしまったもの。
 
 ワテクシは、最近はもっぱら、翻訳小説ばっかり読んでいましたが、日本の小説がもっと読みたくなりましたわ。
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by sitejm | 2014-07-10 22:20 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】マリアビートル

 伊坂幸太郎さん、はまるなあ。

 若い人や中高年の男性が読むのはわかるけど、
小学生の子供も夢中になって読むというから、
現代の江戸川乱歩か?

 今回読んだのは「マリアビートル」。
 いつも、相方の息子から、相方を通じて借りています。
 相方の息子によれば、
「グラスホッパー」を読んでから読んだ方がいい、らしいけれど、
もう遅いよ。
 相方が、グラスホッパーの前に、
マリアビートルをうちに置いて行ってしまったから。
 読み始めたら止まらないんだから。

 鉄道系推理小説は昭和の時代に多々あったと思います。
 
 鉄道系サスペンスも、あるのかもしれないけれど、
このスピード感はたまらない。

 舞台は、どんだけ殺し屋出てくるねん??というほど、
物騒な人物だらけの東北行きの新幹線。

 二人の凄腕仕事人が、東北のドンの息子を東京で助け出し、
息子とともに、何かが入ったトランクをドンの元へ運びます。
 もちろん、新幹線で。

 ところが、この新幹線には、これでもかというほど、
ほかの仕事人やら、悪魔のような中学生やら、
面倒くさい人がいっぱい乗っている。

 何もかもが、それぞれの思い通りにいかず、
読んでいるこっちが、イライラしっぱなし。

 しかし、
 檸檬とか蜜柑という名の凄腕仕事人の会話も最高に面白いし、
 不運続きでおどおどしているのに、有能仕事人の七尾も、
 このおどろおどろしい物語の先を読み続ける勇気を与えてくれます。
 
 一方で、憎たらしいのが、美中学生の「王子」。

 こんなのいたら、誰でも殺したくなる。

 とにかくドタバタで、ストーリーにはあまり意味はないかもしれない。

 意味のない人気小説としては、村上春樹の小説がありますが、
あれは、私は大嫌いです、なぜか。
 世界中の人が愛しているのが意味分かりません。

 伊坂幸太郎さんの物語は、意味がなさそうですが、
多くの登場人物に、好きになってしまうような魅力が
あふれているのがいい。

 とはいえ、あの中学生は本当にムカつきました。

 でも、おかげでストーリーをどんどん読み進めてしまうのです。
 こいつ、お仕置きをくらえよ!と。

 
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by sitejm | 2014-07-03 20:30 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】アルジャーノンに花束を

 ダニエル・キイスが最近、亡くなりました。
 そこで、ふと思い出して、ずっと前に買ったやつを読みました。
 しおり代わりに使っていた読者のアンケートはがきの消印が「平成15年何月まで・・・」となっていたから、少なくとも11年前に買ったものです。

 20代の頃、いわゆるリケジョの先輩社員に
「理系のjmさんにはお勧めするわ」
と言われたものの、そのときは、あまり読む気がしませんでした。

 でも、数年経ってから、読んでみたら、読み終わっても、苦しくて、うずくまったまま、立ち上がれませんでした。

 ハッピーエンドなのかな?

 そうとは思えない。

 知的障がい者のチャーリィ・ゴードンは、37歳。
 パン屋で作業員として働きながら、夜は知的障がい者向けの学校で学んでいます。
 熱心な生徒として、担任のミス・キニアンが心理学の研究所に彼を紹介するのです。
 彼を知能を3倍以上に高める実験の被験者として。
 
 チャーリィは、パン屋でみんなから愛され、幸せに暮らしていたのです。
 でも、まじめな彼は、利口になれば、もっと愛されるだろう、と実験に協力しました。
 彼のIQは、実験によって3倍に高められます。

 その結果、彼に見えたのは、つらい現実ばかり(素晴らしいことも、もちろんあります。)
 幸せな記憶をたどるほど、IQが3倍になった彼は不快感を感じ始めるのです。

 私は翻訳小説が好きで、最近は、エンターテインメント性の強いものばかり読んでいました。

 でも、11年以上も前に読んだ「アルジャーノン・・・」は、IQの高まるチャーリィとともに、読者にいろいろな感情を湧きあがらせ、考えさせ、気づかせてくれるように思います。
 
 後輩のリケジョに、私も教えてあげたい、と思いました。
 もう、読んでるかな?
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by sitejm | 2014-06-29 12:17 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】オー!ファーザー

 面白いなあ、伊坂幸太郎さんは。

 6月に入って、相方から(厳密には、相方の息子から)、ラッシュライフ、フィッシュストーリー、ゴールデンスランバー、重力ピエロを立て続けに借りて読みました。

 面白い本があると、退屈で窮屈な通勤電車が、楽しい読書タイムになりますよ。
 吊り革もって立ったままでも、いやじゃないし。

 オー!ファーザーはとりわけ楽しい一冊でした。

 個性的で魅力的?な4人の父親を持つ高校生の由紀夫くんが、知事選や町の黒幕に絡んだ事件に巻き込まれ、大変な目に遭うのです。

 それでも飄々と淡々と冷静な由紀夫くんと4人の父親は、いつの間にか力を合わせて困難を乗り越えていましたわ。

 由紀夫くんと同級生の厚かましい系女子・多恵子との会話も、間抜け系の旧友・鱒二との会話も、もちろん、賭博師、中学教師、大学教授、イケメンの4人の父親とのやりとりも軽くて楽しいのです。

 オー!ファーザーを読むと、赤川次郎氏のような雰囲気を感じます。

 一方、自分が最初に読んだ「ラッシュライフ」は、あのIQ84書いた人を彷彿とさせます。
 でも、そう感じるけれど、最後まで読むと、伊坂さんはまともな人だ、と心落ち着きました。

 フィッシュストーリーは、短編集だから、
「ラッシュライフの登場人物が、こんなところにも出てる!」
などという楽しみ方をするためのご本ではないかと私は思います。

 それから、遺伝子的なもの、親子のつながりみたいなものを、この作者はテーマの一つにとらえているのかなあ、と感じました。

 ゴールデンスランバーは、宅配便の宅配スタッフの青年をはじめとする多くの人物や出来事が、最後に向かううちにスパーっと一つにつながるところが、もう、拍手喝采。
 イタリア映画を見ているような感じでした。
 佐川男子の方なんか、楽しんで読んだのではないかと想像します。

 ここまで読んで、伊坂幸太郎さんの作品は、
「すべてハッピーエンドなんだ、山本周五郎的ないい話が多いのだ、だから面白いのだ」
と思っていました。
 
 一方、重力ピエロは、なんだか、重い空気が漂って見えました。
 これを読んで、親と子の血のつながりというものが、この人がどうしても選んでしまうテーマなんだなあ、と強く感じることになりました。
 
 オー!ファーザーも、ふざけて見えるけど、父子関係を扱った物語でもあります。
 いろんな家族があってもええやん、とも思えました。
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by sitejm | 2014-06-17 22:25 | 読書も好きです(いろいろ)

【読書】砂の女

 安部公房は高校生くらいから読み始めました。

 「顔」が好きでした。

 「砂の女」も多分、図書館で借りて読んだと思うけれど、あまり覚えていませんでした。

 大人になってから、買って読んでみたら、豊富な比喩の世界に引き込まれました。

 安部公房は詩人でもあるのだなあ、と。

 砂をこれほど科学的に、かつ美しく文章にした人は、いないだろうなあ、と。

 でも、主人公の男は、なんだか攻撃的で、男をとらえた村の女はじめっとしていて、登場人物には少しも好感を感じなかった。

 その後も何度か読んで、30代になると、男の気持ちが少しわかったような気がした。

 毎日毎日、同じ場所に通うサラリーマン。

 たまの連休では趣味に没頭したかろう。

 だからといって、とっつかまって、おうちに帰れなくなるなんて。
 世間的には行方が知れなくなったなんて。

 何のために生きているんだろう。
 毎日、砂掻きで過ごす人生なんて、そんな意味のない生き方があるものか、と。

 その後10年も経つと、男の気持ちもわかるし、女の気持ちにもなれた。
 その立場だったら、そうもなろう、と。

 砂をさけるため、ビニルをかぶって、虫けらのようにもそもそと食事する女。

 自分もそんな人間の一人だと思う。

 そういう人生に行き着いているのに気づいたのかもしれないけれど。

 
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by sitejm | 2014-05-15 22:37 | 読書も好きです(いろいろ)