酒と余暇
研究者らは、カナダ人の飲酒習慣について分析し、アルコールの摂取頻度が高い場合、年齢に関係なく、また性差も余りなく、アルコールの過剰摂取になりやすいことを特定した。
こうした現実は、特に、若者の間で起こっている。
研究の結果、ごくたまに飲む人の場合は、同じような条件であっても、グラス2杯までしか飲まないことが分かった。
「頻繁に飲酒する習慣と、ごくたまに飲酒する習慣との関係は、文化的な習慣と生物学的な習慣との関係のようなものだといえる」
と、モントリオール大学の社会学者Andrée Demersはいう。
研究の結果、カナダでは、飲酒の習慣は休暇期間と強い関連性を示していることが分かった。
アルコールとは、平日と休日との、あるいは仕事と休暇とを隔てる境界線なのである。
研究者らはまた、カナダ人の多くが、酔うために毎日飲酒していることも明らかにした。
こうした継続的な飲酒によって気持ちが大きくなり、もっと酔いたいと、また1杯、2杯、とグラスを重ねる習慣に陥るのである。
また、健全な飲酒の許容限度(グラス5杯程度)を超えて飲酒するようになると、飲酒の頻度は減ることなく、毎週、飲み続けるはめになる。
11,000人に上るカナダ人が、この国際的な調査に参加し、過去12ヶ月の飲酒状況について回答した。
少量のアルコールは健康にも良いといわれる。
グラス一杯分のアルコールは、ワイン0.15リットル、スピリッツなら0.05リットル、ビールなら0.3リットル、ポルト酒やシェリー、ベルモットなら0.09リットルに相当する。
ウェスタン・オンタリオ大学の研究者らも、この研究に参加し、研究結果をジャーナル・アディクションで発表している。
これらの研究は、カナダの厚生省研究機関の融資により実施された。 (Radio-CANADAより)
>>美人ですごい酒豪の知人が、「正月は、昼間っからアルコールが飲めてイイ!」と言っていたのを思い出しました。
飲める人は楽しみがあっていいのね。
by sitejm | 2009-06-07 20:03 | ヘルス