砂漠の歴史

 今日までの地理学者たちの推測に反し、サハラ砂漠は、非常に長い時間をかけて、植生を失って行ったのだそう。
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 国際的な研究チームが行った研究によれば、ある地域が砂漠になるには、何千年もの年月が必要なのだと言う。

 この新たな調査結果は、この2000年の間、暴力的なまでに砂漠化が進行したことを問題視している。

 12,000年前、氷河期が終わると、気温が上昇し、サハラ地帯は、合衆国に相当するほどの広さに渡って、緑に覆われた。
 海洋の水蒸気を含んだ大気が大陸に雨を降らせた。

 そして、6,000年前の時代も、サハラ地帯は緑の木々に覆われ、サバンナと多くの湖が存在していた。

 モンスーンが発達すると、気候による水の循環によって、サハラ地帯に大量の砂が到着するようになった。これが4,300年前のことである。

 サハラはその後、徐々に地球上で最も広い熱帯砂漠地帯となった。
 これが2,700年前のことである。

 今日、この状況が少しだけ改善している兆候が見られている。d0051212_14591888.jpg

 専門家によれば、温暖化によって、サハラ砂漠のいくつかの地域で緑化が見られるのだという。

「私はサハラ砂漠で、非常にゆっくりとしたスピードで緑化が新たに始まっている傾向に注目しています。」とケルン大学のStefan Kröpelinは言う。

 しかし、スーダンの西部では、雨量が多少、増加しても、その効果は急激な人口増加によって打ち消されてしまう。
 この1世紀の間で、人口は100万人から、なんと、700万人まで増加したのだという。

 こうした現実と、放牧の増加が、緑を食い潰してしまうのだとKr pelin教授は言う。

 この研究はScience誌で発表されており、研究者らは、チャドのYoa湖に沈殿している花粉や胞子、そして水生生物を分析し、このような研究結果を得たのだそう。(Radio-CANADAより)
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by sitejm | 2008-05-11 14:59 | エコロジー