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デジャヴュの証明

 この光景は見たことがある、と思うことがある。

 アメリカのデューク大学医学部の研究者が、この現象を解明しようとしている。

 彼らの研究によれば、脳の二つの領域の一つだけがある状況の概要のみを記憶する。その結果、今まで体験したはずがないものを見たことがある、と勘違いする現象が生じるのだそう。

 医学的な解説によると、ヒトの脳の側頭葉は基本的に、そのときに特別な出来事に集中する。
 一方、前頭葉は、詳細事項は省いたまま、概要だけを記憶する。

 神経細胞学者のRoberto Cabeza は、ヒトの記憶はコンピューターの記憶とは違い、常に完全な正確さを保つわけではない、と言う。

 なぜ、想像上の出来事を記憶にあると思ってしまうのか?

 その原因を解明するため、研究者らは、精神的に健全なボランティアを対象として、実際の現象と想像した事項に関するテストを受けさせた。
 その間、彼らの脳をスキャンするのだ。

 テストによって記憶している間、脳が活発に活動していることが明らかになった。

 この結果、実際にあったことを記憶するためには、出来事の微細な事項まで記憶できる側頭葉が活発に活動していることが分かったのだ。

 一方、想像上の出来事を記憶する場合、前頭葉での神経系統が活発に作動していることが分かった。

 研究者らは、前頭葉の記憶が優先された場合、出来事の概要だけを記憶しているので、それがデジャヴュのような誤解につながるのではないか、と述べている。

 調査結果は、ニューロサイエンス誌に掲載されている。(Radio-CANADAより)

>>今回の訳はかなり適当なので、自信がないのですが、少なくとも、デジャヴュというのは、怪しげな本や雑誌に書かれているように、前世がどうのこうの、ではなくて、脳が誤った記憶を呼び起こしておきるんだということが良くわかりました。
 おかげで、この謎も解決しましたわ。ん?解決したのかな?

by sitejm | 2007-11-11 12:13 | 科学