Frida

d0051212_15181154.jpg 画家フリーダ・カーロの生涯をつづる映画。
 フリーダ(サルマ・ハエック)は奔放な女子高生時代に大事故に遭い、以来、手術とそれに伴う感染症に悩まされる体となる。手術費用のために家計は傾き、人生が一転するような大惨事であった。
 彼女は孤独と苦しみを絵を描くことにぶつけるようになる。その才能を見出すのが既に有名な壁画家であったディエゴ・リビエラ(アルフレッド・モリナ)。
 女好きの芸術家と若き美しき新鋭画家はやがて惹かれ合い、結婚。ディエゴの壁画もアメリカで認められるようになり、メキシコからアメリカに仕事の場を移す。一方でディエゴは情事に耽りはじめ、フリーダは流産する。フリーダの母親の危篤を機に、懐かしいメキシコに戻るが、妹は暴力的な夫と離婚していた。それでも明るく振舞うフリーダだったが、ある日、彼女は夫ディエゴと妹の情事を目撃してしまう・・。


 こんな悲しい人生があるだろうか、と暗い気持ちになる一方で、フリーダを演じるサルマ・ハエックの、フリーダ本人のような熱演から、目が離せなかった。

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 どちらかというと「スパイダーマンのドックオク」と云われた方がぴんと来るアルフレッド・モリナもはまり役。この映画でフリーダの才能を見出す天才画家ディエゴを演じてこそ、ドックオク役が映えたのだと感じる。

 マイナー映画だと思っていたけれど、ジェフェリー・ラッシュやアントニオ・バンデラス、エドワード・ノートン、アシュレイ・ジャド、ヴァレリア・ゴリノ、ケイト・ブランシェットなど有名俳優がぞくぞく出てくるのには驚いた。バンデラスとノートンはそれぞれ、メキシコ風味とアメリカの資本主義風味を添えるための参加かもしれなかったけど。

 キュートなヴァレリアちゃんが、きっつい性格をしたディエゴの前妻役を演じるのにもびっくり。
 でも、良く見れば、あのハの字眉の悲しげな表情が、疲れた中年女の顔にも見えて来て、なかなか良かった。

 アシュレイ・ジャドも好演。この人、40歳くらいかなあ、と思っていたら、まだ30代なのね。若いのにずっと年上の女性に見える美しさがある人。
 
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 映画全体的に色調や植物などが、フリーダの絵画の雰囲気を醸し出しているかのよう。
 感情を自在に表現するメキシコ音楽も添えられ、細部に渡って楽しめる一品。
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by sitejm | 2006-03-18 15:46 | たまには映画を