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失われた世界

失われた世界_d0051212_23572013.jpg 科学者のチームがパプアニューギニアのジャングルの中で「ロストワールド」を発見した。
 2005年12月、チョウ、カエル、巨大なシャクナゲなど何十種もの新種の動植物が発見された。とりわけ貴重な発見となったのは、頭部がオレンジ色の縞模様のハミングバードの一種である。

 研究者らは、ゴクラクチョウ(上写真)のような、既成種だが希少な生物も観察している。ゴクラクチョウは19世紀に発見されて以来、初の観察となった。
 キノボリカンガルーも観察されている。
 こうした生物のほとんどはヒトが近づいても怖がらなかった。

 これらはパプア島マンベラーモ地域北部のフォージャ山で発見された。
 研究者らは数ヶ月に渡って動植物の詳細を観察した。発見された動植物は新種として公式に認定されるには他の科学者の評価を受ける必要がある。認定までに半年から1年ほどかかる。
 
失われた世界_d0051212_023985.jpg この孤立した地域は、現地人すら未踏の地であり、ヒトが生息した跡は全くなかったという。(写真はキノボリカンガルー。新種といえ、割と地味。キノボリグマ、みたいな。新種だから派手なわけでもないですが。)
 
 この調査はナショナル・ジオグラフィック、国際保護機構、およびインドネシア科学大学?の支援によって実施された。

>>なんだかワクワクしますが、調査そのものはきっと大変だったと思います。ヒルに食われたり、蚊に食われまくったりして。

by sitejm | 2006-02-08 22:32 | エコロジー