Central do Brasil  ~セントラルステーション~

 d0051212_21062997.jpg 多分、初めて観たブラジル映画です。
*******あらすじ*************
 元教師のドーラは、リオの中央駅(セントラルステーション)で文字を書けない人のための代書人をして生活している。実は彼女は、友達のイレーネと、代書した手紙を勝手に読み、笑ったり破り捨てたりするばかりで、発送していなかったのだ。
 ある日、男の子ジョズエとその母親アンナがやってきた。アンナは大酒のみの夫から逃げて、リオで暮らしているようだ。しかし息子のジョズエが父に手紙を書けというので、ドーラに頼みに来たのだった。
 2度目の手紙を書いた直後、アンナは交通事故で無くなってしまう。身内のいないジョズエ。リオは危険な町だ。親のいない子の身は危険にさらされている。見かねたドーラは彼女を嫌がるジョズエを連れ、ジョズエの父に会いに行く。
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 あらすじだけ読むと、ドーラは割といい人っぽい。
 実のところは酒のみで、かなり善悪の区別が危うい人。
 
 この人の、老いて美しくはない容姿と、薄茶けてごみごみしたセントラルステーションの様子から始まるこの映画は、美しくは見えません。

 しかし、ジョズエを連れて、長い旅に出て、いろんな町で、いろんなことが起こって、それらを観ているうちに、観るものすべてが美しく見えてきます。

d0051212_21295490.jpg 砂漠のような町の様子も美しいし、祭りのオレンジ色のランタンが画面いっぱいにひしめいている中をドーラが横切る様子などにも私は心を奪われました。

 意地っ張りのジョズエと口の悪いドーラの掛け合いもいいのです。
 
 ときどき、9歳のジョズエが見せる男らしさも光るのです。

 そして、なんといっても、「間」の素晴らしい映画だと思います。
 
 ジョズエが山を歩いたり、砂漠をとぼとぼ歩いたりする間で、彼の気持ちと観る人の気持ちを一体化させているように思いました。
 
 ラストは冷静に考えたらハッピーエンドなのですが、少し、もの悲しいです。



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by sitejm | 2015-01-12 21:22 | たまには映画を