【映画】광해, 왕이 된 남자 -王になった男-
**以下、all cinemaより転載*****************
朝鮮王朝の15代目の王・光海君は、かつては民を思う聖君と謳われたが、いつしか政敵の暗殺に怯えるあまり理想の政治からかけ離れ、暴君と恐れられる存在になっていた。そんな王のモノマネで腐敗した政治を風刺していた道化のハソンは、王の側近ホ・ギュンの目に止まり、影武者として雇われることに。
折しも、光海が病に臥せり、それを隠すためにハソンはすぐさま光海に成り代わって、敵だらけの宮廷で王として振る舞うハメに。影武者の存在はハソンの世話係を務めるチョ内官以外には極秘とされ、王妃にさえも知られてはならなかった。
そんな中、ホ・ギュンの言われるままに政務をこなしていたハソンの心に、次第にある思いが芽生えていく。
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なんとなく見てみたら、とても面白かったです。
真面目に観たら、韓国の歴史ドラマで、重い内容です。
しかし、泣き所あり、しっかり笑いどころもあって、
良い映画だなあ、と素直に思えました。
日本の時代物ではなぜか感じられない「ええ話」感が詰まっています。
見終わった後、映画の中では誰もが、自分がハソンだったら、と思うのではないでしょうか。
ただの道化で、決して立派な特別な人ではなかったハソンですが、
貧しい暮らしも知っていて、庶民の感覚も持ち合わせていてこそ、
まったく身分の違う王の地位について、民の心に沿った「王命」を下せたのだと思います。
久々にいい映画だったなあ。
ついでに、どうでええ話ですが、
私、中年女ですが、韓流ドラマとか、まったく興味がないクチです。
中年女とみれば、韓流が好き、とかいう偏見はいい加減、やめましょう。
でも、この映画は面白かったですよ。
by sitejm | 2014-12-30 14:25 | たまには映画を