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【読書】自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニング

【読書】自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニング_d0051212_22375090.jpg NLPなるものに興味はあったものの、ぼんやりとしか分からないまま、特に調べもしませんでした。

 NLPとは、「Neuro(神経=五感による体験) Linguistic(言語) Programming(プログラミング)の相互作用がどのように我々の体や行動のパターンに影響を与えているかという仕組みを学び、実践する手法」だそう。 

 文字で読んでも意味が分かりにくいです。

 しかし、NLPトレーナーは、
「不倫して罪悪感に苦しんでいる人は、特徴的な座り方で分かります。」
なんだそうですわ。
 気をつけよう(笑・・でも、どんな座り方かまでは書かれていませんでした。)

 私は産業カウンセラーの資格取得のための勉強をしていたとき、「傾聴」という手法を学びました。 
 そのときは、「ただ聴く」習慣すらなかったので、それはそれで勉強になりました。

 傾聴に馴れると、どうしてもクライアントの言葉に集中してしまいがちになる気がします。

 もちろん、言葉の裏にあるものを読み取ろうとするのですが、発言内容に集中するあまり、
言葉以外の、表情や声のトーン、体の反応や呼吸、感情、思考
を見落としがちになるように思います。

 NLPではそれらを
「瞬時に受け取り、高度なコミュニケーションをする」
ということみたい。

 大事なことがいろいろ書かれているのですが、とりわけ自分にとって印象的だった例がありました。

「母親として、内定を取り消された子供に話しかけることができません」
というある母親の悩みに対し、

「お母さん、仕方ありませんよ。新しい就職先が決まれば解決しますよ」
と言ってしまうと、お母さんには責任はないけれど、本質は解決しない。

 次に、
「お母さん、話し方が分からないのですね。そんなときは・・・」
とアドバイスしてしまうと、子供に対して適切なアドバイスができない母親にすべての責任が向けられている。
 これでは母親の心情を無視している。

 ここでの母親は、
「子供の問題は自分の責任だ」
という罪悪感のような信念を持っている。

 これを、NLPでは、
「子供の自立を促す」
信念に転換させる。

 そこで、
「これを乗り越えたときは、同じような経験をするかもしれない多くの母親にとってあなたは貴重な存在になりますね」
というレベルの言葉をかけるのだそう。

 難しそうですが、否定的な、閉じたような信念を、肯定的で開放的な信念に変えるというところがポイントなんでしょうか。
 このほか、日本独自の「ねぎらい」の気持ちを伝えることも必要なようです。

by sitejm | 2014-11-24 22:38 | 読書も好きです(いろいろ)